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DISC REVIEW

Japanese

Secret Garden

Chara

『Secret Garden』

Release Date : 2015-03-04
Label : KRE

THE NOVEMBERSの参加などの事前情報でエッジーなサウンドが大半を占めるのでは?と想像していたが、いい意味でCharaはもっと大きな存在だった。それこそ名盤『Junior Sweet』のころから彼女の音楽を愛してやまない人にとって、R&B~ソウルやフォーク、エレクトロニカなどをCharaというオルタナティヴなフィルターを通すと、なんとも言えない彼女ならではのスタンダードになる、そんな穏やかさと強さが2015年版として更新されたアルバム。音と言葉と曲の空気感すべて涙が出そうな「スーパーセンチメンタル」、エレクトロ過ぎない生のグルーヴとの融合がエモーショナルなタイトル曲や、mabanua参加の「はちみつ」、素朴さとガレージ感が混ざった「ラッキーガール」など長く愛したい逸品。(石角 友香)


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うたかた

Charaが輝いている。彼女の放つその光は、10代の少女が無意識に放つような一瞬の光ではない。アーティストとしての多彩なクリエイティヴィティ、洗練された女性としての色香、強い意思を歌声に込めることの出来るヴォーカリストとしての表現力の高さ、それら全てが透明な純度でもって極めて高い水準に達しようとしているのだ。"うたかた"という脆く儚いこのひと時のほとんどを、鍵盤とギターとヴォーカルのみで作り上げているというのも驚きである。ため息をつくような密やかな歌声は、豊かで鮮やかな色と、無限に広がる空へヴェールをかけるだけの包容力を持ち、オーロラのごときサウンド・スケープを描き出す。デビュー20周年目にして、女性として、アーティストとして、そしてヴォーカリストとして、Charaは満開の時を迎えた。(島根 希実)



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Chara

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2015.04.16 @中野サンプラザホール