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DISC REVIEW

空も飛べるはず / ALL RIGHT

約2ヶ月ぶりの新作は、映画"トリガール!"の主題歌であるスピッツの「空も飛べるはず」のカバーと、同作の挿入歌として書き下ろされた新曲「ALL RIGHT」を収録。前3作で打ち立てたダンス・ミュージックから一転、彼女たちの原点となるバンド・サ

新しい森

1曲目の「mori」にその片鱗が窺えるように、強烈なビートが随所に散りばめられ研ぎ澄まされた楽曲たちを聴いて、新たにtacicaというバンドに興味を抱く人も多いだろう。前作『HEAD ROOMS』より1年5ヶ月ぶりのリリースとなるミニ・アル

TYCOON

磨き抜かれた音と、研ぎ澄まされた言葉だけで構成されているのが今作『TYCOON』だ。そこに"大君"を意味するタイトルを自ら冠したという事実が、また実に興味深い。Track.8「PRAYING RUN」を筆頭に近年のライヴにおける主力曲たちが

WanteD! WanteD!

メジャー・デビュー2年で早くも5枚目のシングルとなる本作。タイトル・チューンの「WanteD! WanteD!」はコミック原作のドラマ・テーマならではの荒唐無稽さもありつつ、"このままでいいのか?"という10代の焦燥感はドラマ"僕たちがやり

FOOLs

桜、そして恋愛というJ-POPのクリシェを調理したTrack.2「サクラサク」、ブラス・サウンドを取り入れたTrack.3「FUZZ LOVE」、柳沢進太郎(Gt)作詞作曲のTrack.9「ストレンジャー」と、かつてなく個性豊かだが、このバ

Squall

表題曲は疾走する演奏にメランコリックな歌が乗る、まさにフォーリミ印のメロディック・ナンバー。今年2月に日本武道館公演を成功させてからも快進撃が止まらない彼らが約1年3ヶ月ぶりにリリースするシングルとしては、ちょっと手堅いんじゃない? と思い

TAKE MY HAND

前作で初のアニメ・タイアップを獲得した夜の本気ダンスが、今回はドラマ主題歌に初抜擢! TVドラマ"セシルのもくろみ"のタイアップ曲/今作の表題曲であるTrack.1「TAKE MY HAND」は、エッジを効かせたダンサブルな曲でありつつ、中

NO MORE MUSIC

音楽は溢れているけれど一瞬で消費されてしまう、今の状況を象徴するテーマを打ち出した本作。"昨日の続きのようなすっきりしない今日"を歌うリード曲「90'S TOKYO BOYS」のファンク/ヒップホップを呑み込んだグルーヴ、ダルなギャングスタ

夏の在りか

永遠の17歳をコンセプトに青春期の葛藤や胸の痛み、蒼さを言葉やサウンド、デザインで表現しているコンポーザー&クリエイター集団がメジャー・デビュー。名前にある"△"にちなんで、新曲3曲を書き下ろし、内容が異なる3形態でのリリースなど"3"をキ

farewell note.

"孤高"と呼ぶに相応しいシンガー・ソングライター、コバヤシによるソロ・プロジェクト"bookman"。矛盾と不平等に満ち溢れた世界に対する彼の視界≒心の痛みや絶望を言語化し、ロック・サウンドに乗せて聴き手に訴え掛ける手法はamazarash

WAKE UP

ネット・シーンからメジャー新レーベル"UNIVERSAL-W"に移籍したシンガー・ソングライター ぐるたみんが、昨年8月にリリースした4thアルバムから約1年ぶりに発表するニュー・シングル。まるで狂騒のライヴハウスをそのまま真空パックしたよ

フリージアの花束を

九州出身の4人組ギター・ロック・バンド、the ironyによる3rdミニ・アルバム。船津陽史(Vo/Gt)の圧倒的な歌唱力とノスタルジーを誘う美しいメロディを武器とする、自他共に認める王道歌モノ・バンドが、自らのアイデンティティを最大限に

INSIDE OUT

「ひずみ」で彗星のごとくメジャー・シーンに躍り出た、 ロサンゼルス生まれ18歳のシンガー・ソングライター HARUHI。今回、満を持して1stフル・アルバム『INSIDE OUT』をリリースした。実に13曲中5曲がタイアップということで、彼

Royal Blue

美しく光る極上のメロディ、耳心地のいい男女ツイン・ヴォーカル、ときめきと切なさが同居した甘酸っぱい歌詞......ポップ・ミュージックのいいとこ取りをしたうえに、それを輝かせるエッセンスをふんだんに盛り込んだ、ポップ好きには間違いなくたまら

リフレイン

3月にメジャー1stフル・アルバム『Life is beautiful』をリリースしたばかりのラックライフが、早くもニュー・シングル『リフレイン』を完成させた。TVアニメ"最遊記RELOAD BLAST"のED主題歌となる表題曲「リフレイン

LEO

a flood of circleの佐々木亮介(Vo/Gt)が、自身のルーツであるブルースやソウルを辿り初のソロ作品をリリース。ロックンロールやブルース発祥の地・メンフィスで本場の一流ミュージシャンとともに制作、レコーディング、マスタリング

Re: Wonder

今年4月にメジャーにフィールドを移し、2枚のシングルをリリースしたBenthamが完成させたキャリア初のフル・アルバム。彼らの持ち味でもあるメロディとギター・リフの圧倒的なキャッチーさはそのままに、四つ打ちだけでなく8ビートやサンバ、3拍子

遥

"ドラゴンボール超"のエンディング主題歌「遥」を含む、LACCO TOWERによるメジャー3rdアルバム。実は2017年3月にリリースしたミニ・アルバム『薔薇色ノ怪人』と制作がほぼ同時進行だったそうで、同作とは逆の方向性――彼らの曲を黒と白

Time Line

昨年、FAR EAST OF EDENからバンド名を変えて、ノスタルジーを湛えたダンサブルな80'sサウンドを奏でる新世代シティ・ポップ・バンドへと生まれ変わったTHREE1989の初となる全国流通盤アルバム。軽妙なビートが心地よい1stシ

theory of everything

2015年に初のフル・アルバム『不確定の原理』をリリースした3ピース・バンド、the knowlusが約2年ぶりにリリースするミニ・アルバム。タイトルの意味は"万物の理論"。これまでバンドが築いてきたものと、これからバンドが鳴らしていきたい