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DISC REVIEW

Music For Men

「Standing In The Way Of Control」の大ヒットで衝撃的なデビューを飾ったGOSSIPのメジャー移籍後としては初となるスタジオ・アルバム。その言動からも常に話題をふりまく巨漢ディーバ、Beth Dittoのヴォーカ

Microcastle

2008年、世界各地で大絶賛を浴び、ニューゲイザー・シーンの決定打となった『Microcastle』の日本盤がいよいよ発売される。ここまで日本盤が遅れたのは、本作が発売直前に急遽2枚組みに変更となり、日本のレーベルが対応できなかった為らしい

Sunny Side Up

2006年にデビューしたスコットランドの若きSSW、PAOLO NUTINIのセカンド・アルバム。いきなりROLLING STONESの前座に抜擢されるなど、デビュー当時からその才能を高く評価され、最近では、THE VIEWの新作にも一曲、

Idiot Pop

宮崎県延岡市出身というIDIOT POP。彼のホームページからそのまま拝借すると、テクノドランクアーティストだそうだ。TKから始まり、テクノと共に育ってきたという彼の音は、DE DE MOUSEとKITSUNE周辺のエレクトロの間で無邪気に

The Spinning Top

昨年12月のBLUR再始動の嬉しいアナウンスから約半年、BLURのギタリストGraham Coxonから7枚目のアルバムが届けられた。2003年のBLUR脱退後からの前2作のアルバムはパンキッシュなギターと若さを取り戻し、多様な痛快メロディ

On All Fours

UK出身、本作がデビュー・アルバムとなるVIDEO NASTIES。こいつら、時代も流行も完全無視である。CAJUN DANCE PARTYが大絶賛なんて前情報から聴いた人は、ちょっとビックリするだろう。UK出身ということを疑ってしまうその

Escape From New York

UKのインスト・バンド、65DAYS OF STATICが2008年に全米で行ったツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。例えばMOGWAIのような静と動のコントラストが生み出すカタルシスに対して、彼らは高度な演奏力を武器に、荒々しいまでの速

They Know What Ghost Know

2006年、『You Are Beautiful At All Times』で鮮烈なデビューを飾ったYPPAH。ブレイクビーツとエレクトロニカとシューゲイザーを異種配合し、あの轟音のカタルシスに別のベクトルを与えてみせたYPPAHの登場は、

True Romance

ロンドンから登場したギターレス3ピースバンド、GOLDEN SILVERSのデビューアルバム。60、70年代のSOUL、FUNKの香りが漂うエヴァーグリーンな楽曲と、抜群のコーラスワーク。と言っても、何一つ古臭さくない、まさに、2009年に

Primary Colours

強烈なキャラクター性を持つガレージ・ロックで世界に衝撃を与えたデビュー・アルバムから早2年。前作の続編となるような作品への期待をいい意味であっさりと裏切る傑作。8分間の先行トラック「Sea Within Sea」でTHE HORRORSが次

To Lose My Life

高速道路でトンネルを走っている時の感覚が好きだ(助手席だけど)。延々とループしているような錯覚と、暗闇から出口に向かっている実感が同時に味わえる、奇妙な一時だ。UKはウエストロンドン出身、本作でデビューを果たしたWHITE LIESの音楽性

We’re In The Music Biz

「私達は音楽業界の中にいる」。このタイトルが本作のすごさを何よりも物語っている。チープな音色もなぜか輝いて聴こえる、遊び心に溢れたエレクトロ・パンク・サウンドに乗せて歌われるのは、音楽業界へと飛び込んだ彼女達自身の姿だ。実在する業界関係者に

Junior

北欧の誇るエレクトロ・ポップ・ユニットは、結成10周年目にして新たな季節を迎えた。 一聴してまず、これまでにないほどの多幸感に満ちた耳触りに驚かされる。冒頭を飾る「Happy Up Here」は、あの「Eple」が躁転したかのような、ちょっ

This Is My Story

50~60'sのロックンロールへの憧れだけでは到底太刀打ちできない、「本物」のグルーヴに満ちたTHE BAWDIESの登場は、黒船来航さながらだった。当時のレコードから飛び出してきたかのような、ソウルフルなヴォーカルや跳ね回るリズムは、海外

Thespionage

メンバーが一心不乱に歯磨きする、人を食ったようなジャケット。冴えない主人公が周囲を斜めから観察する、ペーソスたっぷりのリリック。そしてXTC?BLUR経由の英国式ポップ・センスと、USインディーのローファイ・マナーを融合させ、パンキッシュに

Andymori

才能のカタマリのようなデビュー・アルバム。まったく未整理でやけっぱちの感情をそのまま鳴らし、舌っ足らずで空回り気味に転がるANDYMORIのロックンロールは、なぜか聴いた者を圧倒的な勝利の感覚に酔いしれさせる。 まごうことなきTHE LIB

Merriweather Post Pavilion

常に斬新なサイケデリックミュージックを奏で続けるANIMAL COLLECTIVEから届けられた新作は、もう誰も辿り着けないところへ彼らが到達していることをはっきりと示す傑作となった。実験精神を追求する彼らの音楽は、これまでも新しいもの好き

シャンブル

あまりにも唐突に、しかも、何事もなかったかのように、16年ぶりの再結成、新作発表をしてしまったユニコーン。等身大の苛立ちや感情を、包み隠さず、独自のユーモアで笑い飛ばす、無力で無敵なエンターテイメント。ユニコーンのロックンロールは、つまりそ

Skeletal Lamping

前作『Hissing Fauna Are You The Destroyer』で一躍、脚光を浴びた、USインディーPOPの雄、OF MONTREAL。今作には、前作以上に、アップビートで、高揚感に溢れたPOPな曲が満載されている。MIKAな

Little Joy

海岸沿いにあるバー、いや、お洒落にバールとでも言ってみようか。夕焼けも薄くなって、ほとんど夜の闇に覆われかけた夕暮れ時に、そのバールのテラスに並んで海を見つめるカップル。テーブルには、フルーティなオリジナルカクテル。実際にそんな場面を目撃し