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DISC REVIEW

浮き名

椎名林檎デビュー15周年企画の一環として、ライヴ・ベスト・アルバム『蜜月抄』と同時リリースされるコラボレーション・ベスト・アルバム。客演した他アーティストの作品より椎名林檎自らが編纂し、更にCAPSULEの中田ヤスタカとの初コラボレーション

蜜月抄

椎名林檎デビュー15周年企画の一環として、コラボレーション・ベスト・アルバム『浮き名』と同時リリースされるライヴ・ベスト・アルバム。ヘヴィ・ユーザーに人気の高い楽曲を中心に選曲しており、デビュー以来のツアーより厳選した音源に加え、2009年

Chance Of Rain

ビートの反復が生み出す恍惚と表裏一体の酩酊。GRIMESと並ぶ宅録女子ムーヴメントの代表アクトとして、一躍、インディー・ダンス・シーンで注目されたブルックリンのアーティスト、Laurel Haloがこの2作目のアルバムで追求するのはまさにそ

ファンファーレがきこえる/senkou_hanabi

ベボベことBase Ball Bear初のダブル・タイアップによるダブルA面シングル。RHYMESTERや声優の花澤香菜と共演した『THE CUT』から一転、"締め切りも、契約もある"という一節に思わず、あれこれと想像を膨らませてしまう「フ

第5作品集『無題』

2000年代初頭、音楽と映像とをシンクロさせた、幻想的かつエクスペリメンタルな独自のライヴを行なっていたdowny。ポリリズムを多用した幾何学的なアンサンブルにたゆたうようにメロディを編み、深い思考や感情の海へとダイブするサウンドで、日本の

Bad Boys

デビュー・アルバム『Kumar Solarium』が日本でもスマッシュ・ヒットしたイタリアン・バンドDIDの約3年半ぶりとなる2ndアルバム。前作のようなエレクトロニカと融合した、ギターやドラムの輪郭がくっきりとしたバンド・サウンドは影を潜

since

残響recordが送り出す、2010年に結成された京都出身4ピース・バンドの1stミニ・アルバム。プロデュースはcinema staffのベーシストである三島想平が担当。ポスト・ハードコア、エモ、オルタナ、ポスト・ロックを昇華した、疾走感の

MABATAKIしないDOLLのような私

ポップ、トランス、サイケデリックと様々なアプローチが展開され、濃密な彩りを魅せた前作『Nietzsche』がいきなりタワレコメンに選ばれるなど、注目を集める大阪発ガールズ・ユニット、印象派の最新シングル。ANATAKIKOUが提供したラップ

Psychic

クラブ・ミュージック・シーンの新星として一躍、脚光を浴びたNicolas Jaar。2011年発表の1stアルバム『Space Is Only Noise』が大歓迎された彼の新たな挑戦がジャズ畑のベーシスト、Dave Harringtonと

MIDNIGHT

音源発売を前にSUMMER SONICのステージに立ち、昨年デビュー・アルバム『STOROBOY』を発表するや、イベント、フェスに引っ張りだことなった5ピース、STOROBOY。2ndミニ・アルバムとなる今作は、本領発揮の1枚。80'Sポッ

PERFECTLY DIRTY

北出菜奈(Vo)、猫田ヒデヲ(Ba)、仲田 翼(Gt)、小池麻衣(Dr)の男女混合4人からなるバンドのデビュー作となるミニ・アルバム。2012年12月結成のバンドとは信じられない程タイトな演奏だが、メンバー各々は様々なキャリアを積んだミュー

あんたへ

前作『ねえママ あなたの言うとおり』から約7ヶ月というスパンでリリースされるミニ・アルバム。昨年リリースされたライヴDVD『0.7』にのみアコースティックで収録された「終わりと始まり」、初の長編ポエトリー・リーディング「冷凍睡眠」、彼の現在

ふぁるすふろむあばゔ

2008年結成、都内を中心に活動中の4人組バンド、ヤーチャイカの約1年振りの新作。タイトルの"ふぁるすふろむあばゔ"には"過ちや馬鹿馬鹿しさが空から降ってくる"という意味が込められており、その要素を音と言葉で様々な部分に散りばめ、フロントマ

NEW GERMAN WAVE4

0.8秒と衝撃。の、今年2作目となるフル・アルバム。制作開始当初、石野卓球『BERLIN TRAX』から影響を受けたというこの作品は、アルバム・タイトルの"NEW GERMAN WAVE"という言葉が示すように、電子音楽の深淵を巡る。このア

DOPPEL

人懐こいサビにも、思わずステップを踏みたくなるビートにも、もちろん、想いを遠くに投げかけようとする谷口鮪の声にも、"音楽があったから今、僕はここにいる"、そんな切実さが横溢している。ライヴでもなじみのインディーズ時代からの「ワールド」「MU

新・フラカン入門(2008-2013)

"明日"を歌うことが困難な時代である。誰かに踊らされ、階段を上らされた先が楽園とは限らない。そもそも、ずっと続くと思っていた日常にすら終わりが来てしまう可能性を見せつけられた私たちに、描ける"明日"はあるのか?――そんな疑問符が頭を過ぎる時

シアノタイプ

世界に向かって怒りと疑いの眼差しを向けながらも、そんな自分自身の叫び声すらも信じ切ることができず、おのずと自嘲すら孕んだ内面探求へと向かっていく......インディーズ時代のハルカトミユキは、そんな"外側と内側"を極端に往復していくような存

アラビアの禁断の多数決

YouTubeにアップしたPVが話題を呼び、その謎が多い存在感も相まって注目を集める禁断の多数決の2ndアルバム。現時点で筆者の手元に届いているのは全14曲中7曲のみなので詳しく書き切ることはできないが、今聴ける楽曲――ストリングスとホーン

Lightning Bolt

NIRVANAと共に90年代のオルタナティヴ/グランジ・シーンを牽引し、その後は世界の第一線で活躍するロックンロール・バンドとして多くのリスペクトを集めるPEARL JAMの約4年ぶり、通算10枚目となるオリジナル・アルバム。プロデュースは

五月の蝿/ラストバージン

現在、アルバムに向け、新曲を作っているというRADWIMPSから届いた約7ヶ月ぶりとなる両A 面扱いのNEWシングル。ともにミッド・テンポのロック・ナンバーながら、激しい「五月の蝿」と穏やかな「ラストバージン」それぞれに正反対と言える曲調。