Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

拝啓 この唄を書いたあなたへ

このバンドで作詞作曲を行うフロントマンのイマイズミヒカルは"自分に向けて歌っている、人には歌えない"と言う。確かにそうかもしれない。だが心情吐露に重なる美しい風景描写や、ぬくもりのある音や歌は、自分だけでなく聴き手に対する愛情が感じられる細

マジックモーメント

ミニ・アルバム『テレフォン No.1』以来約1年ぶり、フル・アルバムとしてはメジャー・デビュー・アルバム『砂漠の流刑地』以来3年ぶりとなる新作。全編打ち込みでドラムを入れ、シンセ・ベースや効果音を入れるなど、これまでにないサウンド・メイクを

ホタルライトヒルズバンド3

千葉県柏発の5ピース・バンド、"ホタバン"ことhotal light hill's band。様々なジャンル、年代の音楽に精通し作詞作曲も手掛ける藤田竜史(Vo/Gt)と、少年のような歌声を持つ村上友香(Vo/AG)による男女ツイン・ヴォー

鬱くしい国

"トラウマテクノポップ"と自らジャンル名を掲げた4人組。移籍第1弾の新作は、まず会田誠の作品"群娘図'97"の一部をアートワークに用いたジャケがインパクト大!だが、中身もそれに相応しいエネルギッシュな1枚だ。シャンソン歌手をやっていた異例の

Alarm

完全無所属を掲げ、DIYの活動を続けながらじわじわとファンを増やしてきた2003年結成の5人組が完成させた7作目のアルバム。ロカビリー、ジャズ、ガレージをバックボーンとしながら、それだけに止まらない変幻自在の12曲が収録されている。モダンな

Love Frequency

ニュー・レイヴ=インディー・ロックとダンス・ミュージックの融合の先駆者による4年ぶりの新作。メタル/ハードコア畑のプロデューサーとして知られるRoss Robinsonと組み、ロック色濃いサウンドに挑んだ前作から一転、今回、彼らが目指したの

あの娘のメルアド予想する

タイトルからして痛いし怖い。しかもこのご時世に"メルアド"である。でも、肝心なのは妄想や恋そのものじゃない。リード曲「ばかばっか」では絆ソングに涙する薄っぺらいヤツらを唾棄しながら、好きな女の子は知らない男のものであり、自分は好きでもない女

Lazaretto

ジャズ、ブルース、R&B、フォーク、カントリーといったアメリカの大衆音楽をネタに思いっきり楽しんでいるという意味では全米No.1になった前作と同路線と言えよう。しかし、2年2ヶ月ぶりとなるソロ第2弾は、より自由に楽しんでいるという印象。Ja

焦燥

Janis Joplinの再来と謳われる松尾レミ(Vo/Gt)と亀本寛貴(Gt)の2人組、GLIM SPANKYがメジャー・デビュー。OKAMOTO'Sのハマ・オカモト(Ba)、くるりのサポートで知られるBOBO(Dr)とスタジオでレコーデ

Get the glory

タイトル曲「Get the glory」は爽快でバンド感のあるロック・チューン、カップリング曲「ROLL INTO YOU」はインディーズ時代にリリースした楽曲たちの流れも汲んだポップなエレクトロ・チューンで、初の英語詞に挑戦という、タイプ

種の起源

淡々としているのか、それとも情熱的なのか。突き飛ばしても倒れない、そんな強さを持つ声が紡ぐのは、恋愛にまつわる不平不満と恐怖に、憧れ――。インディーズ時代から学校と紐付けされたユーモア溢れる活動と、完成度の高い楽曲で10代のリスナーを中心に

ハルカヒカリ

同じ高校のクラスメイトによって結成された大阪発の4ピース・バンド、ラックライフがリリースする3曲入りの1stシングル。まずはミディアム・スローのアッパーなバラード「ハルカヒカリ」が心にそっと寄り添い、同じ目線に立って元気づけてくれる。そして

わたしが愛すべきわたしへ

BiSや中川翔子といったアイドルの作品を手掛けるサウンド・プロデューサー、松隈ケンタとのタッグで、新しい扉を開き続けるバンド、蟲ふるう夜に。これまでの内省的で、対・世界、対・自我といった、もやもやとくすぶり続ける心の痛みを鋭いバンド・サウン

Ironic

昨年レーベルを移籍してミニ・アルバム『GO WITH ME』をリリース、バンドの新たな始まりをサウンドに託したSHIT HAPPENING。新天地での2作目のミニ・アルバムは、加速感や突破するエネルギーをその音に封じ込めている。キャッチーで

統一された混沌(カオス)

今年バンド名をひらがなのみそっかすからミソッカスに変え、TOWER RECORDS限定リリースだったシングル『シャイニングイリュージョン』がオリコンのインディーズ・チャート3位という好発進をした5人。ロック・アンセムから、ポルカにパンクに爽

VIRGIN FIELD

2012年のクリスマス・イブに誕生した4ピース・バンドTHE TEENAGE KISSERS。ソロとして活動していたNANA KITADEがフロント・ウーマンを務め、FOX LOCO PHANTOMなどでも活動するHIDEO NEKOTA(

Swipe Times

元々、メロディック・パンク・シーンで活動していたミュージシャンたちによる新たな挑戦がソウルフルかつファンキーなロック・サウンドに結実!"日常に彩りを加えるエンターテインメント"というコンセプトを持つ2010年結成の4人組、BRADIOがリリ

Ghost Stories

私はこのアルバムを、あえてCOLDPLAYの"復活作"と呼びたい。Brian Enoをプロデューサーに迎えた前々作『美しき生命』と前作『Mylo Xyloto』で見せた、実験的な音作りとスケールのデカいポップネスを融合させたスタジアム・ロッ

おんそくメリーゴーランド

ファンキー・ポップ・バンド、カラスは真っ白の2ndミニ・アルバム『おんそくメリーゴーランド』は、そのタイトル通り、まるで遊園地に連れて行かれたような浮遊感とワクワク感が詰まった作品になった。ヤギヌマカナ(Vo/Gt)のキュートなウィスパー・

Nowhere EP

10年のブランクを経て、2006年に再結成を果たしてから、時折、思い出したように活動を始める5人組、VENUS PETERが8年ぶりに新作をリリースする。今回のリリースはメンバーである古閑裕(Ba)のレーベル、KOGA RECORDSの設立