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DISC REVIEW

Japanese

2014年11月号掲載

メランコリック・キラーステップ / 思い出を絵に描いて

新ヴィジュアルとして公開されたユニークなアーティスト写真を見て、"あれ、fifiってこういう感じだったっけ?"と思っていたのだが、このシングルを聴いて驚いた。てっきりコミカルな方向性に進むのかと思いきや、率直に言って"かっこいい"のだ。ベースの思い切った音飾にヴォコーダーを使って、ダンサブルに仕上げたTrack.1「メランコリック・キラーステップ」は、彼らの新境地といえる名曲。そして、もうひとつのタイトル・トラック「思い出を絵に描いて」では、アップ・テンポな2ビートにのせて"ワンモアタイム"と叫ぶように歌う。TOWER RECORDS限定でのリリースなんて、ちょっともったいないのでは?と感じてしまうほど、どちらも今後のライヴ・アンセムになりそうな名曲。(奥村 小雪)


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メランコリック・キラーステップ / 思い出を絵に描いて

新ヴィジュアルとして公開されたユニークなアーティスト写真を見て、"あれ、fifiってこういう感じだったっけ?"と思っていたのだが、このシングルを聴いて驚いた。てっきりコミカルな方向性に進むのかと思いきや、率直に言って"かっこいい"のだ。ベースの思い切った音飾にヴォコーダーを使って、ダンサブルに仕上げたTrack.1「メランコリック・キラーステップ」は、彼らの新境地といえる名曲。そして、もうひとつのタイトル・トラック「思い出を絵に描いて」では、アップ・テンポな2ビートにのせて"ワンモアタイム"と叫ぶように歌う。TOWER RECORDS限定でのリリースなんて、ちょっともったいないのでは?と感じてしまうほど、どちらも今後のライヴ・アンセムになりそうな名曲。(奥村 小雪)


first finder

これまで5作品をリリースしている2009年結成の4ピース・ロック・バンド、fifiが自身のバンド名の語源となる"first finder"を掲げた1stフル・アルバムを完成させた。ポスト・ロック、ハードコアなどの要素を昇華したエモ・サウンドはテクニカルかつ衝動的。その中心で輝くのが透明感のある2人のヴォーカルと心を高揚させるメロディだ。彼らのツイン・ヴォーカルにはどれだけ各々の楽器の主張が強くとも、それを集約させてしまうほどの強さと美しさを持つ。その逆ベクトルとも言える、坪井敦史(Ba)のシャウトで貫かれる「傍観者は綴る」は、バンドの狂気をよりリアルに突きつける楽曲。バンドのポテンシャルと気概を感じさせる粗削りな音像と言葉――今後の飛躍と動向が楽しみなバンドである。(沖 さやこ)


約束

2009年東京で結成したツイン・ヴォーカルとテクニカルでエモーショナルなギター・サウンドを武器に着実にスケール感を増しつつある4人組バンドfifiの1stシングル。表題曲「約束」はイントロのミュートされて刻まれるギターが一気にはじけた瞬間から心をが侵食されるかの如く、凄まじい瞬発力をもって広がっていく。彼らのメロディは一聴するとキャッチーなのだが一癖も二癖もあり非常に中毒性があるのもまた魅力だろう。Track.2の「Dreaming Hero」は壮大なサウンドスケープを尖ったギター・アプローチと柔らかなヴォーカルがエモーショナルに響く楽曲、ライヴでもきっとアクセントになるだろう。3月には初のワンマンを開催。今年大きな飛躍が期待されるバンドのその期待を裏切らない作品だ。 (伊藤 啓太)


wonder speaker, drawing your voice.ep

09年、東京にて結成された4ピース・バンドfifi(フィフィ)の2ndミニ・アルバム。日本人独特の楽曲展開と楽曲構成、そしてメロディや、随所にパンチの効いた気持ちの良いリフが入ってくるあたりからも、ドラマチックでメロディアスなギター・ロックといった印象を受けた。それとともに、楽曲によってはスクリーム・パートもあったりと、時折かなりヘヴィなアプローチがあるために“エモさ”も際立つ。第一印象では、無色透明の優しく丸みのある声が爽やかに駆け抜けるのだが、気持ちが高まって胸が切なくなってくる頃に、それだけでは言いようのない想いを嘔吐するようなスクリーム入れてくるツイン・ヴォーカルが絶妙で、さらに情熱的な雰囲気やや切なさを煽る。言うなれば、冷静と情熱、優しさとエモが同居しているといったところ。(島根 希実)



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2014.01.18 @代官山UNIT