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DISC REVIEW

C

cogency

本作のリリース元でもある残響recordをはじめとしたレーベルの熱心なフックアップの功績も大きいのだろう、ここ日本には、ポスト・ハードコア/ポスト・ロックの豊潤な土壌がある。本来、このジャンルには独特の勤勉さ、ストイシズムが宿るものだが、日

Mira

米英のインディー・ロックに共鳴する作品には違いない。しかし、洋楽志向のバンドが持つ特有の気取りはここにはない。メジャー移籍第1弾となる5作目のアルバムは前作『Outta Here』同様、名盤から珍品までが揃ったセンス抜群の中古レコード店に迷

Love In Tokyo

2015年発表の『A Head Full Of Dreams』を引っ提げ、世界各国で計122公演を行ったツアーから、2017年の東京ドーム公演を含む全14曲を収録したライヴ・アルバム。タイトルは日本のファンのためにリリースされた作品だからだ

Kaleidoscope EP

今年4月に開催された東京ドーム公演は完売。2000年以降、名実ともに最も成功したバンドとなったCOLDPLAYによる最新EPは、最近の実験的な試みを血肉化させた新曲のみを収録。初期の不穏な空気感も漂うTrack.1からはメンバー自身の人間的

Ghost Stories

私はこのアルバムを、あえてCOLDPLAYの"復活作"と呼びたい。Brian Enoをプロデューサーに迎えた前々作『美しき生命』と前作『Mylo Xyloto』で見せた、実験的な音作りとスケールのデカいポップネスを融合させたスタジアム・ロッ

melt pop

甘酸っぱい恋模様をスウィートなサウンドとメロディに昇華した「ファジーネーブル」のヴァイラル・ヒットも記憶に新しいConton Candyによる1stフル・アルバム。同曲収録のEP『charm』でも見せた瑞々しさはそのままに、本作は数々の大型

charm

2nd EP『angel』から約1年2ヶ月ぶりとなるEPは、精力的なライヴ活動で培ったエネルギッシュなサウンドで、現在のバンドの着地点を証明する1枚に。シンプルに歌に寄り添う愛情たっぷりのフレーズ、この3人ならではの見事なコーラス・ワーク、

angel

1st EPから約1年、新たな曲を作りながらライヴ活動をしてきた3ピース・ガールズ・バンド、Conton Candy。この2nd EPでは、ライヴを重ね磨き上げてきたバンド感とともにサウンドスケープや曲の表現力が広がって、映像やドラマが浮か

Planta

ブラジル出身のガールズ・バンド、CSSの4枚目『Planta』は、彼女たちのダークに振切れた一撃が痛快な意欲作。サンパウロ出身という肩書きから、全世界の男共のラテン娘に対する勝手な幻想の犠牲となってきた(あるいはそれを上手く利用してきた)彼

FORTH

男女ツイン・ヴォーカル・メロディック・ポップ・バンド COPESが、サポート・ドラマーだったちょたを正式メンバーとして迎え初の全国流通盤をリリース。はつらつとしたカメイナナコ(Gt/Vo)の歌声が突き抜け、しいなゆうき(Ba/Vo)が力強く

BE THE ONE

2018年5月にライヴ・デビューした平均年齢20歳のオルタナ・バンドが残響recordからリリースする1stフル・アルバム。それぞれに幅広いバックグラウンドを持つメンバーが、Sean(Vo)が作ってきた曲に対してアイディアをぶつけながら、バ

Beside Myself

PARAMORE、FALL OUT BOYらを擁する"Fueled by Ramen"から、イングランド出身の5人組ロック・バンド BASEMENTがメジャー2作目となる『Beside Myself』をリリース。90年代USエモ/パンク、グ

かつて天才だった俺たちへ

今や音楽関係のみならず、多方面で目にする存在になった彼ら。その躍進の中で得たものを落とし込みながら、ヒップホップ然としたコア部分も研ぎ澄まされた見事な作品だ。菅田将暉を迎えたロック調の「サントラ」は、ビッグなコラボのインパクトに負けないふた

INDIES COMPLETE

昨年末にメジャー・デビューし、今春には初フル・アルバムをリリースしたCreepy Nutsのインディーズ期曲コンプリート盤。フリースタイルMCバトル、ソロ活動を経たR-指定がDJ 松永と正式にタッグを組み最初に世に出した「刹那」は、"負けて

高校デビュー、大学デビュー、 全部失敗したけどメジャーデビュー。

権利関係がクリアできず、当初8月だったはずのメジャー・デビュー自体が延期になったという最強のオチまでついたデビュー・シングル。"メジャー・デビュー"そのものがテーマで、R-指定が地元の知人に様々なダメ出しを食らう「メジャーデビュー指南」、そ

SOS! feat. Creepy Nuts

話題のヒップホップ・ユニット、Creepy Nutsとandropがともに作り上げた(アンチ)サマー・アンセム。2016年10月にリリースした『blue』で人間のダーク・サイドに対峙したあのandropがと考えると、その振り幅に驚かされるが

助演男優賞

逆境をバネにして夢に向かうタイプがバンドに多いとしたら、現状をそのまま綴りながら笑いを作り出し、リスナーにとっての間口を多く作るという作業を自然とやっているのが、モチベーションは似ていてもCreepy Nutsのやっていることなのかもしれな

未来の途中

"ロマンチック・ユース"を謳ってきたCrispy Camera Clubが、夢見た"未来の途中"で、ステップアップを印象づけるアルバムをリリース。90s UKロック香るサウンド、懐かしさとキャッチーさが魅力のギター・ポップが"CCCらしさ"

季節風

シングル『Apartment Dreams』を挟み、ミニ・アルバムとしては前作『ROMA』から約2年半ぶりとなる7曲入り。ギターの稲本裕太が脱退し、3ピース編成に戻った彼女たちのニュー・モードを感じる1枚になった。先行配信された「季節のはじ

ROMA

初の全国流通盤となった前作『SWAG』から約10ヶ月ぶりとなるミニ・アルバム。新ギタリストに稲本裕太を迎えた新体制で完成させた今作は、バンドのトレードマークである90年代のインディー・ギター・ポップの雰囲気を大切にしながらも、コーラス・ワー