THE BAWDIES|Skream!インタビュー | ザ・ボウディーズ,ボウディーズ

2009.03.31.

THE BAWDIES|Skream! インタビュー

THE BAWDIES|Skream!インタビュー

パパやママ、あるいはもっと上の世代がリアルタイムで浴びていたような、エネルギッシュなR&Bやロックンロール。そのエネルギーを全く損なうことなく、今という時代の空気と共振しながら鳴り響くTHE BAWDIESの楽曲やライヴは、老若男女問わず、ミュージック・ラヴァーの耳と身体と心を瞬く間に奪った。 結成5年、インディーズ1stアルバム発売から3年。待望となるメジャー初アルバム『THIS IS MY STORY』は、これまでとケタが違う程のポップ感を携えた大傑作。アルバム発売、そしてツアー出発を目前に息巻く4人に、バンド結成秘話も含めてのロング・インタビューを行った。

THE BAWDIES : Official-Site myspace

ROY (Vo & Ba) / TAXMAN (Gt & Cho & Vo) /JIM (Gt & Cho) / MARCY (Dr & Cho)

INTERVIEWER : 榎山 朝彦


?ニュー・アルバムの『THIS IS MY STORY』、早速聴かせていただきまして、これまでのTHE BAWDIESらしさをしっかり残しながら、新しい感覚も取り入れたアルバムだと感じました。まずは、このアルバムが完成しての手応えをお聞きしたいんですけれども。

ROY:今言ってくれたように、ほんとに今までの自分たちのルーツ・ミュージックをしっかり残しつつ、でも新しいものを取り入れたっていうんではなくて、自然な自分達のカラーを出したいってことでつくったアルバムなんです。だから、そのルーツ・ミュージックの上に自分達のカラーが乗ったというよりは…それは、前回の2ndだと思うんですね。で今回は、自分達のカラーが主体になって、そこにそのルーツ・ミュージックが残ってるっていう、そういうものになったと思ってて。

JIM:そもそも1stがその作業をするために出したっていうか、もう録り方から演奏してることから、全てをとりあえず当時のままやりたいっていうコンセプトでやってたのが実は1stで。で、やっとぼくたちの中にルーツ・ミュージックが染み込んで、自分たちのものになってきて、よし、今なら自分たちの色をちょっとずつ出してっても、芯がブレないでしっかりいけるなっていう自信がついたところで、2ndを出したんですね。で、今回で、3rdっていうかほんとに1stアルバムって言えるぐらい自分達の色が上に来たんです。

ROY:そもそも自分達の色で、ソウル・ミュージックを創りたいっていう気持ちがもうTHE BAWDIESを組んだ時からあったんですけど、それをするには、やっぱりそのルーツ・ミュージックをしっかり持ってないとオリジナリティは出せないと思ってて。自分達の世代の音楽ではないので、その感覚って無いんですね。だから昔の音楽がカッコいいと思ってそのままやっても、実際は同じフレーズを弾いてもそのものにはならない。ということがすごく、いきなり壁にぶち当たって。で、それでなんとなく続けて自分達風にアレンジされたものがオリジナリティだって言いたくなかったんですね。結局やっぱりオリジナルなものをやるには、そういう根っこの部分が自分達に備わっていた上で、そこから何かを生み出さないとオリジナリティーにはならないと思ってたので、その作業にすごい時間がかかった。60年代に生きていれば、たぶん自然と出て来たものなのかもしれないけど、やっぱり40年以上前の音楽なんで、それを染み込ませる作業にかなり時間がかかった。

?じゃあ今回のアルバムのコンセプトっていうよりは、THE BAWDIESに元々昔からそういう方向性があって。

ROY:そうです。それがようやく。なので、1stアルバムって、一番自分達のカラーが出るものだと思うんです、本来は。バンドを組んでからCDを出すまでの歴史が一番詰まってるのが、1stアルバム。で、2ndアルバムっていうのはそこからプラスαだと思う。でも、僕たちの場合、1stアルバムはそこじゃなかったんですよね。土台を作るために、こう踏んでったので、ようやく1stアルバムって言えるような自分達のカラーの濃いものができたってことで、タイトルも『THIS IS MY STORY』にしたっていう。

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This Is My Story

Price:¥2500 → ¥2230  by Amazon

Release : 2009-04-22


50~60'sのロックンロールへの憧れだけでは到底太刀打ちできない、「本物」のグルーヴに満ちたTHE BAWDIESの登場は、黒船来航さながらだった。当時のレコードから飛び出してきたかのような、ソウルフルなヴォーカルや跳ね回るリズムは、海外からスタイルだけを拝借するような日本のバンドが持つ、ある種のカッコ悪さを炙り出した。
真の意味での1stアルバムだ、とメンバーが口を揃えて語る本作は、ルーツ・ミュージックの飽くなき探求を進めてきたTHE BAWDIESが、いよいよ本格的にオリジナリティーを開拓した傑作である。モータウン的だったりモダンR&B的だったり、多様さを増した楽曲の中に見え隠れするのは、THE BAWDIESならではのポップ感覚。懐古主義なんて言葉から遠く離れた未来のポップ・シーンに、この音は鳴っている。

(榎山 朝彦)


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Skream! Interview