WRITERS' COLUMN
ライター 天野 史彬の『ベッドルームひとりぼっち』
2015年10月号掲載
もう2年くらい書いているこのコラムのタイトル"ベッドルームひとりぼっち"とは、"フェスに行ってみんなで盛り上がるのではなく、部屋でひとりぼっちで聴く音楽体験もあっていいだろう! いや、なきゃダメだ!"という発想のもとに付けたタイトルで、もっと言えば、"私たちはひとりぼっちであるからこそ、繋がり合える瞬間があるのではないか?"という問いかけでもあった。
最近、とにかく"ひとりぼっちになりたい"と思うことが増えた。"自分はもっと、ひとりぼっちでいなければならないのでは?"と。それはもしかすると、"もっと他者と繋がりたい"という想いの裏返しなのかもしれない。"ひとりぼっちにならなければ、誰かと繋がり合うことだってできないのだ!"と、僕はやっぱり、2年前にこのコラムのタイトルを考えたときと同じように思っているのだ。
もちろん、"ひとりぼっちでありたい"と思うことは、決して"友達や恋人なんて作らない!"と意固地になることではないし、ましてや、わざと部屋に引きこもって外界をシャットアウトすることでもない。"ひとりぼっちでありたい"と願うことは、つまり、"自分の頭で考えたい"と強く思うことなのだ。とにかく、自分の頭で考えて考えて考え抜きたい。そして、自分の考えに自分自身で納得できるように、たくさんの人の考え方や、物事の在り方、歴史などを深く知りたい。知性を研ぎ澄ませたい。そのためには、街に出なければいけないとも思う。ひとりで部屋にいるだけで知ることのできることなんて、たかが知れているから。きっと僕は、ひとりぼっちで街に出て、同じようにひとりぼっちの誰かと触れ合って、この世界というものを思う存分、孤独に楽しみたいのだ。
"ひとりぼっちでありたい!"なんて、わざわざ思わなくても、本当は、人は誰もがひとりぼっちのはずなのだけど、最近の世界は何故か、僕らがひとりぼっちであることを許してくれない。みんなが同じようなことを考え、同じように巨大な何かの言いなりにならなければいけないと押しつけてくる。息苦しいし、馬鹿馬鹿しい。最近はよく、Awesome City Clubの新作『Awesome City Tracks 2』のラスト・トラック「Lullaby for TOKYO CITY」を聴いている。ライナスの毛布のように温かく優しい曲。僕らはそれぞれがひとりぼっちで、だからこそ、僕らは孤独のゆりかごで育った、"ひとりぼっち"という血で繋がることのできる兄弟なのだと教えてくれる曲。こんな音楽があるから、僕はまだまだ、ひとりぼっちで歩ける。このコラムは今回が最終回です。今まで読んでくださった方々、どうもありがとうございました。僕がひとりぼっちで綴ったこのコラムに、あなたがひとりぼっちで向き合ってくれたから、今まで書くことができました。どうかこの先も、あなたのひとりぼっちの毎日を存分に楽しんでください!
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