Japanese
MyGO!!!!!
Skream! マガジン 2026年01月号掲載
2025.12.06 @京王アリーナ TOKYO
Writer : 米沢 彰 Photographer:ハタサトシ、高田梓
©BanG Dream! Project
昨年12月に行われた"MyGO!!!!! 7th LIVE「こたえなんてなくても」"以来、約1年ぶりとなる久々のMyGO!!!!!のナンバリング・ライヴ。2022年の始動から3年をかけ、同じ"BanG Dream!(バンドリ!)"プロジェクトのAve Mujicaと共に紡いできた物語を昇華させた"MyGO!!!!!×Ave Mujica 合同ライブ「わかれ道の、その先へ」"、そして全国4会場を回った"MyGO!!!!! ZEPP TOUR 2025「心のはしを辿って」"を経てみせた4年目の集大成となる今回の公演は、迷いながら歩みを進めてきたMyGO!!!!!の5人が目指す"その先"がはっきりと定まってきたことが随所で窺える、今後のさらなる進化を予感させる公演となった。
照明が暗転し、スクリーンに最新シングル表題曲「静降想」を思わせる言葉が映し出されると共に燈の語りが始まる。ゆったりとした映像に合わせた語りが公演タイトル"想いのかたちが積もるとき"と読み上げると、燈(Vo)が十分な間を空けながら、且つ情景たっぷりに「名無声」のサビを独唱してライヴの幕を開ける。まだ冒頭も冒頭、始まったばかりというのに、感情をたっぷり乗せて歌い上げる燈のヴォーカルが京王アリーナ TOKYOの広大な空間全てを一気にMyGO!!!!!の世界観に塗り変え、そこにバンド・サウンドが合流してくると同時にオーディエンスも大きな歓声で応える。続けてパンキッシュな「孤壊牢」でさらに会場を温めたところでメンバー紹介が始まる。彼女たちのシリアスな演奏からは落差のある、キャラの立った掛け合いが面白い。MCの様子からも、どこまでも深くキャラに没入してライヴを作り上げている彼女たちの表現力が伝わってくる。
続くロック・チューンの「掌心正銘」ではポエトリー・リーディングのパートから全員でのコーラス・ラインまでMyGO!!!!!らしさ全開で突っ走り会場を引っ張ってみせたと思えば、「処救生」を挟んでからの「影色舞」ではフロントの3人が息の合ったステップを踊ってみせ、彼女たち自身が全力でライヴを楽しんでいるのが伝わってくる。オーディエンスを前にまずは自分たちが全力で楽しみ、そこから生まれるグルーヴで会場をさらに巻き込んでいく、理想的なポジティヴ・スパイラルがそこにはあった。以前に観たときはもっと表現することに全振りしていた印象だったが、この1年でバンドとしての段階が一気に進み、ライヴの次元が変わってきていることを感じさせる。
"迷いながらも前に進むこと"を標榜してスタートした彼女たちは、その背負ったストーリーも含めて、未完成なバンド、満たされないバンド、という前提を持っていたはずだ。しかし、いつのまにか彼女たちはストーリーを追い越し、"5人がシンプルに鳴らすピュアな生音だけで勝負する挑戦的なバンド"へと変貌してきているのではないか。ライヴを観ていると、そんな考えがむくむくと頭の中に湧き上がってくる。
MCを挟んでからの「砂寸奏」ではバンドの出す音量が一段階引き上げられ、それに呼応するようにオーディエンスのシンガロング・パートの声も大きくなる。バンドの表現力のパワーアップに加えこういう小さな演出の積み重ねが、会場でリアルタイムに空間を共有するオーディエンスの胸の中に唯一無二の経験として残っていくのだろう。
公演の本編はライヴ初披露となる「静降想」で締めくくられた。楽曲の持つ壮大さが燈のヴォーカル・ワークで十二分に引き出された、MyGO!!!!!の現在地をはっきりと示すのにぴったりの選曲。公演冒頭で「静降想」を思わせる語りから始まり、その楽曲で本編を終える全体の構成もさることながら、サビで"しんしんと 降り積もってく"と歌い上げる歌詞のこの楽曲を12月の公演に向けてリリースし、このセットリストを組んでくる丁寧なライヴの作り込みが、ファンを引き込み、沼らせていくMyGO!!!!!の本質の1つなのかもしれない。
アンコールで再びステージに姿を現してからは、ミッド・テンポの「歩拾道」で会場全体をリラックスした空気にシフト。MCでは役を離れたいちプレイヤーとしての自己紹介とトークを繰り広げる。ここまでの作り上げられた世界観とはまた違う、緊張が程良く解けた等身大のメンバーの姿を見せながらそれぞれの想いが語られる。中でも小日向美香(そよ役/Ba)が感情を発露させながら、2024年の"MyGO!!!!! 7th LIVE「こたえなんてなくても」"に出演できなかったことに触れ、"キャラも含めた10人で無事にステージに立てたこと"への感謝を伝えたときのオーディエンスからの返答がこの日一番の音量で、ここにもキャラ、キャスト、ファンのストーリーが深く刻まれていることが示されていた。
MCを終え、それぞれの持ち場に向かう5人。楽器を構えていく仕草のなかでそれぞれのキャラが宿る"スイッチ"が入っていくのが伝わってくる。ラストに放つのは「往欄印」。パンク・チューンのスピード感とポエトリー・リーディングが噛み合うエモーショナルな楽曲で、2025年の集大成を締めくくった。2022年の始動から数えて4年目。バンドにとって確たる要素が揃ってきて、やりたいことが本人たちにもはっきりと見えてきているのではないか、そういう気がする。それらの要素がしっかりと噛み合い、ものすごいものを見せられていると感じる瞬間がこの公演でも確かにあった。彼女たちが目指す"その先へ"の道程はすでに始まっている。
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