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INTERVIEW

Japanese

シュレーディンガーの犬×Absolute area

2023年08月号掲載

シュレーディンガーの犬×Absolute area

シュレーディンガーの犬:ならく いち もな さりあ るるか
Absolute area:山口 諒也(Vo/Gt) 萩原 知也(Ba) 高橋 響(Dr)
Interviewer:山口 哲生 Photographer:川野晴都

-山口さんとしては、楽曲を作るにあたってバズる要素というか、多くの人たちに聴いてもらえる工夫、聴いたものが残る工夫みたいなものは、やはり考えられたりします?

山口:そこはめちゃくちゃ考えちゃいますね。さっきの「遠くまで行く君に」は、じゃあなぜいろんな人に音源を使ってもらえたのかを考えると、サビの冒頭の状況がわかりやすいところは理由としてあるなと思って。それを中心に曲を組み立てるわけではないんですけど、常に頭の片隅では意識していますね。例えば、今って曲をフルコーラスで聴いてもらえることが少なくなってきているじゃないですか。最初はきっとサビしか聴いてくれないと思うので、そこだけ切り抜いても成立するのか、切り抜かれたところだけを見ても何を歌いたいのか伝わるのかというのは、頭の片隅で考えているかなと思います。

-フックのある言葉を入れたりすることも考えたりします?

山口:そうですね。最近だと「僕が最後に選ぶ人」(2022年リリースの3rdミニ・アルバム 『Future』収録)のサビに出てくる"僕が最後に選んだ人は/きっと君みたいな人なんだろう"とか。この曲は、TikTokで音源を使ってくれる人に、男性アイドルを推している方の動画が多くて。自分たちの曲の中では比較的多く使ってもらえていたんですよね。そういう、どういう人がこの曲を使うのかなっていうのは、ちょっと考えたりはしますね。

-そこまで考えるのもかなり大変そうですね。

山口:リード曲になるようなものに関しては意識するんですけど、例えばミニ・アルバムを作るとなったときに、そういうことを何も考えずにただ自分の作りたいものを作ったりもしますね。でも、やっぱりリード曲、押し出したい曲はそういうところを考えておかないと、今の時代は勝ち残っていけないのかなっていう意識はすごくあります。

-ちなみに、"裏側"という話と繋がる質問としては、ならくさんから山口さんに"いつも綺麗な金髪ですが、ヘア・ケア何してますか"というものがあったんですけど。

山口:はははははは(笑)。

萩原:裏側だ!

山口:美容師さんおすすめのシャンプーとトリートメントを使っているのと、ドライヤーで乾かす前のトリートメントはしてますね。もう3回ぐらいブリーチしちゃってるんで、さすがに何もしないとボフッ! ってなっちゃうので。それぐらいはするようにしてます。でも、(※いちに)明るいですもんね? 大変じゃないですか?

いち:そうですね。でも1年以上ピンクをやっているので、落ち色がピンクになったから、最近はあんまり気にしなくちゃって......。

ならく:ダメだよ! あなたがいるから今の質問入れたんだから!

山口:はははははははは(笑)。

いち:全然ケアしてない......。

ならく:聞いてた? 乾かす前にもう1回トリートメントするんだって。

もな:ちゃんと乾かすんだよ?

いち:乾かさないんですよ、自分。

山口:えっ!? でもめちゃくちゃ髪きれいですよね?

ならく:起きたときとかとんでもないんですよ。ボーン! って。

いち:朝シャワーを浴びるから大丈夫なんですよ。でもこれから気をつけます!

-シュレ犬で美意識が高いというか、そういったケアをしっかりされていらっしゃるのって誰なんですか?

ならく:めっちゃ意識高い子はいないかもしれない。

いち:でも、るるかはあんまり染めてないから、アイロン通してないって言ってる日でもすごくきれい。これでケアしてなかったら気まずいんですけど......。

-実際しっかりされてます?

るるか:いや、あんまり......(苦笑)。

いち:あぁ......。でもハイトーンしてたんだよね?

ならく:生え変わった?

るるか:たぶんもう全部(生え変わった)。

ならく:じゃあやっぱりヴァージンヘアなんだ。素敵です。

-では、Absolute areaからシュレ犬に質問したいこと、聞いてみたいことはあります?

山口:リーダーっているんですか?

ならく:結成当初からリーダーは作らないって決めていたんですよ。だからずっとリーダーはいないですね。

山口:僕ら3人でも結構大変なんですよ。みんなO型で、不満を抱え込むタイプなので、どこかで誰かの時限爆弾が爆発してケンカ勃発、みたいな感じなので。だから、3人でもそういう感じなのに、5人だったらもっと大変なんじゃないかなって。そういうときにまとめるリーダー的な人がいるのかなと思ったら、いないんですね(笑)。

ならく:でもまぁ、自分といえば自分ですかね。

山口:あぁ(笑)。決めてはいないけど、いることにはいるっていう。

ならく:たぶんキャラなんですかね。生まれたときの性格がリーダーっぽいのもあるし、結成のときからグループにいるというのもあって。でも、うちは先輩後輩の関係があるからかもしれないですけど、ケンカはないですね。

いち:ないね。

ならく:初期メンのときはあったんですけどね。でも、どんな感じでケンカするんですか?

山口:たしかに、どんな感じでするんだろう......(笑)。

萩原:鈍器で......。

高橋:オチがないならやめとけよ(笑)?

山口:ケンカする原因じゃなくて、どういうふうにケンカするかの話をしてるの(笑)? でもなんだろう、日々の蓄積みたいなことが多いのかなぁ。

ならく:"それやめろって言ってるじゃん!"みたいな感じですか?

山口:そんな感じですかね。

いち:ディズニーでケンカしなかったんですか?

萩原:しなかった......いや、俺が絶叫系に乗りたくないのに乗せようとしてきて。

いち:あるあるですね(笑)。

萩原:"スペース・マウンテンは絶叫じゃないよ"って言われて。

いち:あぁ。スペース・マウンテンは絶叫じゃないですね。

萩原:えっ、めっちゃ怖くないですか!?

もな:あれは絶叫じゃないです(笑)。

いち:なんか、絶叫のイメージってこう(落ちる動き)じゃないですか?

萩原:でも、乗ったあとに不機嫌にはなりましたね(笑)。

山口:あと、その日はみんなでお揃いの格好をしようって話してたんですよ。で、まずカチューシャつけて、せっかくだったらもう振り切ってお揃いのTシャツ買おうぜ! って言ったら、ふたりともめっちゃ渋い顔して。

萩原:俺は結構率先して"「モンスターズ・インク」いいじゃん"って言ったよ?

山口:いや、微妙な空気が流れてたよ。それで僕も朝からちょっとイラッとしたんですけど(笑)、持ち上げるというか"いいじゃん、いいじゃん! 3人で着たほうがみんな喜ぶと思うよ? なんなら俺がTシャツ買おうか?"って言ったら、"いや、自分で買う"って。

いち:なんかお母さんみたいですね(笑)。あとは兄弟とか。

ならく:付き合いが長いから今はそういう感じになるっていうのもあるんですかね。

アブソ一同:あぁ。

いち:お客さんからしたら、男子高校生を見ている気分になるところもありそう。

ならく:たしかに、そういう目線で見ている方はいそうな気がする。

いち:うん。そうやって戯れている感じがいいなっていう。

シュレーディンガーの犬
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