Japanese
Absolute area / シャイトープ
Skream! マガジン 2023年10月号掲載
2023.07.15 @下北沢LIVEHOLIC
Writer : フジジュン Photographer:堺柊人
激ロックエンタテインメントが手掛けるライヴハウス、下北沢LIVEHOLICの8周年を記念して、6月より行われているライヴ・イベント"LIVEHOLIC 8th Anniversary series"にて、Absolute areaとシャイトープのツーマン・ライヴが開催された。昨年に続いて"SUMMER SONIC"への出演も決まり、今勢いに乗ってるAbsolute areaと、下北沢LIVEHOLICの若手イチオシバンドにも選出された、シャイトープのツーマン。チケット発売後、早々に完売していた本イベント。開演前、年齢層若めの観客が詰め駆けた超満員の会場はこれから始まる両組のライヴへの期待に満ち溢れ、ここから新しい何かが生まれそうな予感をビシバシ感じさせた。
先攻はシャイトープ。1曲目「誘拐」の力強い歌声とタイトなギターに自然と手拍子が起きると、求心力ある歌と演奏で楽曲世界へ惹き込んだ3人。6月に配信した、彼らの今の心情であり、聴く人の背中を押してくれる「タビビト」と続き、丁寧で力強い演奏と感傷的な歌声で魅了すると、語り掛けるようなヴォーカルで始まった「ミックスジュース」ではシンプルなサウンドの中で歌詞に寄り添うタカトマン(Dr)とふくながまさき(Ba)のリズム隊に乗せた、佐々木 想の優しい歌声と感情をなぞらえるギターが胸に迫る。
この日が自身初のツーマン・ライヴであることを明かし、"月に1~2度の東京でのライヴを噛み締めながら演奏してます"と話したMCから、ギターの弾き語りでしっとり始まった曲は、ミュージック・ビデオが78万回再生を記録するバラード・ソング「部屋」。たっぷり気持ちを込めた、佐々木の儚く切ない歌声が心を掴み、伸びやかなハイトーンがギュッと胸を締めつけたこの曲。不思議と部屋で聴いていたとき以上に近いところから言葉が刺さり、心象風景が手に取るように映り、ライヴならではの臨場感を感じさせてくれる。
最新曲「桃源郷」、7月に入りSpotifyバイラル・トップ10に入り続けている「ランデヴー」と続き、"チケットを買ってくれて、時間を捧げてくれて、本当に嬉しく思います。今日は本当に来てくれてありがとう、楽しかった!"と感謝を告げると、力強い歌と演奏で始まったラストは、佐々木がプロを目指すことへの決意表明で作ったシャイトープの1stシングル「マーガリン」。躍動感ある曲調に身体を揺らして拳を上げる観客に、"みんな、手上げようか? すごい光景だね"と嬉しそうな笑顔でクラップを煽った佐々木。会場中が手拍子を合わせて、気持ちがひとつになったところでAbsolute areaへとバトンを渡す。
「ひと夏の君へ」のエネルギッシュな歌と演奏でライヴが始まり、フロアの熱を上げた、後攻のAbsolute area。勢いそのまま「続く明日へ」へと続き、高橋 響(Dr)のどっしりしたビートと萩原知也の重厚なベース・サウンドに支えられ、山口諒也が伸び伸びとしたギター・プレイと歌声を響かせる。三位一体となった強靭なバンド・サウンドで観客を魅了すると、"下北沢のみなさん、楽しんでますか?"と笑顔を見せた山口。
"対バン、シャイトープですよ。声もいいし、曲もいいし、バズってるし。対バンできて本当に嬉しいです"と対バンの喜びを告げると、エッジィなギター・イントロで始まった「ビニール傘」で雰囲気を作り、会場中がクラップを合わせて始まった「SABOTEN」で大きな盛り上がりを生む。一曲一曲がしっかり印象に残る豊かな表現力に加え、観客の気持ちを掌握しているかのようなライヴ運びの巧さに感心した中盤戦。
ギターをアコギに持ち替えた山口が、"大切な曲を1曲お届けしたいと思います"と曲紹介して始まったバラード・ソング「遠くまで行く君に」で会場の空気を変え、感情を込めた美しく切ない歌声でしっかり聴かせると、「僕が最後に選ぶ人」へ。ドラマチックな曲調に、山口の優しく力強い歌声が映える。
"忘れたくないと思える瞬間をたくさん観させてもらいました。みなさんにとっても今日という日が、忘れたくないと思える日になってくれていたらいいなと思います"という言葉から始まったラストは、「いつか忘れてしまっても」。会場中がクラップを合わせる美しい風景を噛み締めるように演奏する3人と、身体を揺らしながら笑顔で見守る観客。"一緒に歌ってくれ!"の声に、たくさんの歌声が重なる美しすぎるエンディングは、この日のサブタイトルである"君と紡ぐ物語"に相応しいものだった。
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