Japanese
UVERworld
Member:TAKUYA∞(Vo)
Interviewer:増田 勇一
2011年に地元滋賀のライヴハウス B-FLATで初の男性限定ライヴ"男祭り"をスタートさせて以来、規模を拡大させながら継続して開催してきたUVERworld。このたび11回目の開催となる"男祭り"が、2019年12月20日、"UVERworld KING'S PARADE 2019 男祭り FINAL"としてついに東京ドームで開催されることが決定した。"「男祭り」をドームで"とたびたび言っていた彼らが挑むのは、自身が持つ男性限定ライヴの日本最高動員数2万3,000人を大きく超える、前人未到の4万5,000人キャパでの男性限定ライヴだ。"男祭り FINAL"と銘打ったこのライヴへの思いをTAKUYA∞に訊いた。
-史上最大規模の"男祭り"開催発表。さすがにその反響も大きいですね。
正直、ちょっとホッとしてます。というのも、これまでの"男祭り"の動員最高記録って、さいたまスーパーアリーナ(2017年2月11日に開催された"UVERworld KING'S PARADE 2017")での2万3,000人じゃないですか。今回、ファンクラブ先行受付が始まってから1日と17時間で、その数字を超えたんです。
-すごい! でも当事者としては当初、不安も少しばかり抱えていたわけなんですね?
もちろん。これは挑戦だし、いけるかいけへんかギリギリのところでやってることですから。完璧にいける感じのことをやるのは、挑戦とは言わないと思うんですよ。だから当然、中にはビビってるスタッフもいたんです。だけど僕としては、ギリギリのところでやるからこそチームが一丸となるんじゃないか、とも思っていて。だから不安も実際あったんですけど、そもそも"男祭り"というのは230人から始まって、徐々に大きくなっていくにつれて、男のCREW(※UVERworldファンの呼称)たちに向けて"いつか東京ドームでやろう"ってステージ上で公言してきたことでもあるわけじゃないですか。それはみんなとの約束でもあったので、ファンたちもその夢に向けて一丸となってくれたというか、外に向かって熱を発しているのが伝わってきて。そういう反応は嬉しかったですね。
-ぶっちゃけ、"これは、東京ドームでやれるんじゃないか?"と思ったのはいつ頃でした?
武道館で"男祭り"(2013年12月26日に開催された"UVERworld KING'S PARADE Nippon Budokan")をやったときですね。その頃にはファンの前でもスタッフに対しても"ドームでやろう"って言っていて。今の僕たちって、バンドを始めた頃から考えると、到底叶わへんような夢を次々と実現させられてると思うんですよ。常に夢を追ってきたというか。当然できるだろうというような目標を立てるんじゃなくて、その時点での自分がビックリするぐらいのものを追っかけてきたし、これからもそうしていきたいなと思っているし。
-そういう意味で、最初の驚きを感じた出来事はなんでしたか?
やっぱり武道館で初めてやったとき(2008年12月5日に開催された"POCARI SWEAT presents UVERworld 2008 Premium Live at NIPPON BUDOKAN")ですね。というのも、その1年間のうちに2回やったんですよ(同年12月25日に"UVERworld 2008 Premium LIVE on Xmas"を開催)。そんなこと、できるわけがないと思ってた。そのときは僕の方からスタッフに"大丈夫? 無理やろ? こないだ武道館で観てくれた人がまたすぐに観たいと思うもんなん?"って言って。
-でも実際、そう思う人がたくさんいたと(笑)。しかもそれはバンドだけじゃなくて、スタッフの夢でもあるわけですよね。このバンドをこの場所に立たせたい、というような。
そうです、そうです。だからこそ成り立ってることでもある。
-実際、"男祭り"の名前もだいぶ有名になってきました。そもそもはデビュー当時、ファン層の大半を女性が占めていたからこそ始まったものでもあったわけですよね?
そうですね。もちろん、女の子たちがたくさん観に来てくれるのはすごく嬉しかったんですよ。黄色い歓声というのがね。だけど僕たちは年齢、国籍、性別とかを問わず、すべての人に対してメッセージを放ってるつもりなんですよ。だからそこで内心、"本来は同世代の同じ男に対して一番響くはずなんじゃないの?"と思ってるところがあったわけです。一番ダイレクトに届くはずなのはそこだろ、と。なのにそこからの反響がほとんどなく、女の子ばかりが増えていくことについて、嬉しくある反面"なんでやろ?"というのがずっとあった。なんでこんなにも偏るのかな、と。でも、よくよく考えてみると心当たりもあったんですけどね。
-どういうことです?
あの頃の自分らには、正直、売れたいという気持ちもあったし、結果も求めていて。どうすれば目の前にいる人たちに響くのか、ということばかり考えてた時期というのが3年間ぐらいあったんですね。そこで常に女性のことをイメージしてたというか、そういった層に届けるべきメッセージというのを頭の中で意識してる部分があったかな、という気がする。当時のファン層のバランスはその結果でもあったな、と。
-女性の方が、大概反応が早いんですよね。メッセージを掴むのも早いし、新しいものをキャッチするのも早い。そこで野郎どもに対して"もたもたしてんじゃねえぞ!"という苛立ちみたいな気持ちもあったんじゃないですか?
ありました。実際、男性たちの中から"UVERworldはアイドル的な、なよなよしたバンドだ"、みたいな声も聞こえてきてましたからね。そういう意見が聞こえてくるなかで、世間の男たちから自分たちのバンドがそんなふうに見られてるということについて、女性ファンの人たちに対してちょっと申し訳なく思ってたところもあって。心の中は煮えたぎってて、ずっと熱い気持ちでロックをやってるという思いもあったし、音楽に対してまっすぐ向き合って取り組んでるという自負もあったから。そこで、あえてあいつらを相手にしたことをやってみようじゃないか、という発想になったわけです。
-男性ファンにとっては、女性の割合がすごく高い環境には足を運びにくい、という心理もあるはずですよね。
うん。自分にとっての理想はすべてがイーヴンな状態。年齢も性別もね。小学生から目上の世代の人たちにまで聴いてほしいと思ってるし、自分の発してるメッセージは男性にも女性にも通じるものだと思ってるし。そういうイーヴンな状況を目指してるし、そのために"男祭り"をやる、という部分が実は大きいんです。これを東京ドームでやれるようになれば間違いなくそういう状態になると思うし、自分の中でも整理がつくと思うんですよ。だからこれをファイナルにしようという気持ちがあって。今後、これ以上"男祭り"で高みを目指すことはないし、そこに特化した何かをすることはないと思ってます。
-なるほど。最初の"男祭り"は2011年(11月1日)、滋賀のライヴハウス B-FLATで開催されています。そこに集まったのは230人。そのときの記憶はどんなものですか?
あのときは......すごく熱いライヴにはなったんですけど、男の体力のなさも感じさせられましたね。後ろの方でゲロ吐いてる奴が続出したんですよ(笑)。空調が効かなくて、酸素がものすごく薄くなって。だからライヴをやってる方もしんどいんですけど、普通のライヴじゃ起こらないようなことが起こりまくって。まぁ、そのカオスな状況が楽しくもあったんだけど(笑)。でもやっぱり、ちょっとした満足感はありました。ただ、その翌年にZepp Nambaでやったとき(2012年7月12日)にチケットが500枚くらい余って。そのときに思いましたね。"早くも限界が来たか。ここが自分たちのてっぺんなのか"って。もうドームでもやっていたのに、男だけになるとここすら埋まらないのか、と。
-しかしその後の"男祭り"は順調にソールド・アウト続きで、規模もどんどん大きくなってきました。そんななか、2013年の日本武道館での"男祭り"は自信になったはずですけど、その開催を決めた当初は今と同じようなギリギリ感や不安感もあったはずで。
そうですね。ただ、あのときも応募数を聞いた時点で驚きました。最初の先行予約だけで大半のチケットが消化しちゃったんです。即日完売、みたいなことではなかったけども。さいたまスーパーアリーナについても、10ヶ月ぐらいかけて2万3,000枚が完売になったんですよ。
-それがこれまでの"男祭り"の最大規模。そうやってどんどん膨張してくるに従って、"男祭り"ならではの空気が薄まるどころかどんどん濃くなってきていますよね。
うん。自分たちのここまでの気持ちとか、そういったものを汲み取ってくれてる奴らが来てくれてる気がしてて。男ってあんまりファンクラブにとかにも入ろうとしないじゃないですか。だから白と黒がハッキリしてるというか、グレーゾーンというのがないと思ってたんですよ。だけど意外とグレーな人がいたのかな、と。ファンクラブに入ってはいないけど想いを汲み取ってくれてる、みたいな。でも、あの状況の理由というのは僕らにもちょっとわからないですね。だって、ライヴが始まる前から地鳴りみたいな音が聞こえてくるんですよ。"男祭り"ならではの熱とか匂いというのもあるし。
-ええ。しかもファンも一緒に育ってるんですよ。10代で夢中になり始めた男の子たちも成長して、やや大人になってきている。
お客さんの年齢層が広がってきてるのは感じますね。だけどみんな大人になってるとは思わない。みんなガキのまんまですよ、僕らも含めて(笑)。
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