Japanese
阿部真央
2018年11月号掲載
Interviewer:石角 友香
-人は変わりたいと思ってる限りは前進する、そういう意志を感じました。
うんうん。そうですね。その「変わりたい唄」の中で"君が決めれば 世界は動く"っていう、一見偽善的なことを言ってるんですけど、ほんとにそうだなと思って。"なんかしたいな"じゃなくて、なんかするって決めないと動けない。"する"の積み重ねを1週間続けたら、1週間前と変わってるんで。そういう意味で、"君の周りの世界は君が決めれば動かせるんだよ"ってことを言いたかったんです。あと、自分もそうなんですけど、変わりたいなとか前進したいなって言ってるわりに、それを拒んでる人が多いっていうか。冷たい言い方をすると、前進したいならやればいいっていう。誰かに対して文句を言ってるだけでやっぱり動けない人が多いし、実は現状を手放すことが怖い。それはやっぱり10年間の私なんですよね。今の状況を手放すのが怖いから新しいことができないし、なんか変わり続けてるように見てはもらえてても、自分がそれに満足してない。何かを守るために、何かつまらないことであったり、責任を担うことだったりが足かせになって動けない。ちょっと今思ったことを言っていくと、例えば仕事をするうえで、思ったようになんかできるわけないじゃんというのが団塊の世代の人たちの感覚っていうか。好きなことをできると思うなよって感じがすごいするんですけど、その結果が今の日本社会みたいな感じなんですよね(笑)。
-(笑)"俺も我慢したからお前らも我慢しろ"みたいな謎の押しつけみたいな。
はい。でも、それはちょっと違う。本当に自分が望むことが仕事の中にもないのなら何もやる必要がないというか、それで人の役になんか到底ならないというか。だから"この会社に入りたいから入りました"って人と、"なんとなく内定取れたんでここに入りました"っていう人じゃ全然違うし。もう、そこで分かれてるんですよね。自分はこういう仕事をしたいからこれだけやった、動いたっていうのと、したかったけど周りや親の意見とか給料の高さとかホワイトさとか、目先のことを重要視してそっちを選んでしまう、その選択がすごくもったいないなと。まぁ、こういう世界でしか働いたことがない私が言うのは偉そうなんだけど、でも、そういう時代にもうなってしまってると思うんですよね。
-明らかにそうですよ。
苦しそうだし、皮肉なことだなと思ってて。私がすごい変わりたいと思ってるじゃないですか。それは人的なことだけど、この1年間、社会的なニュースでも事件でも組織が崩れたり、組織の膿が出たり、社会がどんどん変わっていってる。きっと変わりたいと思ってる人が多いと思うんですよ。それって実は悲しいことじゃないですか。
-今が良くないってことですからね。
そう。でもそれを見つめないと変われないのであれば、やっぱりって思うし。なんかまとまりがないですけど、そういうことをずっと考えてたんですよね。
-納得して対価を得る人が増えれば、そういう社会の空気も変わると思う。時々満員電車に乗らなきゃいけない状況のとき感じますけど、まぁ大変そうですよね。
どろっとしてて、会社に行きたくないんだろうなぁって(笑)。
-それが度を越しちゃうとメンタルにきちゃうから。
やられすぎですよ。でもそういう社会ですよね。もっとハッピーになりたいですよね、みんなが。
-阿部さん自身の"変わりたい唄"なんだけど、それぞれの変わりたいをもうちょっと細分化していって、1個ずつできることを増やせばいいと思いますね。
いいと思う。絶対変わるんで。
不安定なメンタルでも作れるけど、それに頼って作るのは苦しいし続かない。安定してるとパフォーマンスは上がるから
-ところで阿部さん自身、瑣末なことでも変わろうと思ってやったことってありますか?
花とか買ってきて飾ったり、あと、全然本気でやってなかったダイエットを最近やり始めたりして、腹を決めた感じがありますよね(笑)。やっぱりライヴの体力にも繋がってくるので、本気でやんないともっとパフォーマンスが上がんないかもと思ったときにスイッチが入りました。制作においてもメンタルが揺れてるとあんまり良くないんですけど、体調が整うとすごい楽だっていうことが今回わかったんで。ダイエットって本来"健康的になる"ってことじゃないですか。だからそれを自分で決めてやってるって感じですかね。
-メンタルが安定してる状態で客観的に曲を作るのが最強じゃないですか。プロっていうか。
嬉しい。そうなんですよ。不安定なメンタルでも作れるんだけど、そういうのって、ボロボロすぎて自分も苦しいし続かないんで。最初はそれに頼ってたけど、もう安定した人生を送りたいんで。大人だし。だからそこは変わったことでもあるのかな、10年間で。
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