Japanese
BURNOUT SYNDROMES
2018年02月号掲載
Member:熊谷 和海(Gt/Vo)
Interviewer:吉羽 さおり
メジャー1stフル・アルバム『檸檬』から1年と少々を経て、BURNOUT SYNDROMESのサウンドは美しくその音世界を広げている。"孔雀"というタイトルのイメージはそのままに、カラフルでファンタジックであり、タイアップ曲「花一匁」のような抜群にキャッチーな曲がある一方で、クラシックからEDM、ヒップホップなど多ジャンルを取り込み、職人的な手際でもって壮大な曲からポエトリーな曲へと、繊細なアラカルトを生み出していく。ソングライター 熊谷和海の、作り手としての挑戦や豊かな発想、それを形にするバンドの丁寧さが窺えるアルバムだ。今作に至るなかでの成長、作曲家としての自負について話を訊いた。
-今回の2ndアルバムの制作は、どんなふうにスタートしていったのでしょう。
とにかくスケジュールがゴタゴタで。いつものエンジニアさんが押さえられないとか、タイアップのタイミングとかで似たような曲が生まれ始めるというのが、2017年の最初の方にあったんです。じゃあ逆にそれを利用して、エンジニアさんを変えて、前作『檸檬』(2016年リリースの1stフル・アルバム)とは違うニュアンスのものを目指そうかなという発想になりましたね。それはプロデューサーであるいしわたり(淳治)さんとの話し合いでも、前作と比べられない作品の方がいいよねっていう話があって。なおさら、別のベクトルで作った方がいいなと思いましたね。
-今回の晴れやかさは、『檸檬』での重厚感や頭の中にあるものをなんとかして捻出している感覚ともまた違う、面白さや風通しの良さを感じます。
前回の良さとしては、エンジニアさんを含めて、音がぎゅっとしている印象があって。それは僕の録り音の数とか、周波数帯域というか、音の置き方がまだまだ未熟なところがあったなと思っていて。今回はそこをクリアにしたいと思っていたんです。この楽器と楽器が当たらないようにとか。たくさん音は入っているんですけど、それぞれがしっかりと聞こえるように、それを生かしてくれるエンジニアさんにお願いしてと、サウンドから取り掛かりたいなと思ったんです。
-今回はかなりたくさんの音、音色、楽器が入っていると思うんですが、ひとつひとつの音――例えばアコースティック・ギターの音にしても際立って聞こえて、立体感があるサウンドですね。
実は、前回よりも音は重ねているんですよ。でもスッキリとして聞こえるのは、僕のレベルが上がったのかなっていう(笑)。
-アンサンブルの妙があって、これまで以上に言葉、歌もクリアに届くんです。
各々が独立してくれているから、殺し合わないというか、いつもよりも言葉を届けられたのかなと思ってますね。とにかくクリーンな感じ、メジャーな感じにしたいなというのがあって。
-1曲目が「ヨロコビノウタ」から始まりますが、前作で1曲目を飾った「檸檬」に続いてクラシックがモチーフで、今回はベートーヴェンの交響曲第9番の「歓喜の歌」がモチーフとなっています。
前回の「檸檬」(※モデスト・ムソルグスキー作曲のピアノ組曲「展覧会の絵」をモチーフ)が好評で。前回もそうですが、今回もメロディはいわゆる"第九"(=交響曲第9番「歓喜の歌」)の主旋律1個しか使ってないんですけど。こういう縛りって、逆に発想や力量が問われる面白い縛りだなと思っていて。今回もやりたいなと思っていたんです。
-熊谷さんが感じるベートーヴェンの「歓喜の歌」の面白さはなんですか。
もともとベートーヴェンの「歓喜の歌」にも歌詞がついているんですけども、あれってベートーヴェンが書いた詩ではなくて、シラーが書いた詩にベートーヴェンがこれは面白いと思って曲をつけたものなんですよね。そのエピソードは手塚治虫の漫画で知ったんですけど、ベートーヴェンもそういうことするんだなと思って。ベートーヴェンが歌詞ありきで曲を作って、400年後とか500年後に、僕が曲だけを使って歌詞を書くのは面白いんじゃないかなって思ったのが最初ですね。
-シラーの詩も、今回の歌詞についても、どこかで同じテーマが流れている感じがありますよね。自由であるとか、人間の根本みたいなところを書いている。
原文を読んでみたら意外と言っていることが(今回の歌詞と)合っていて、面白いなって思いましたね(笑)。エピソードは知ってましたけど、原文を読んでいたわけではなくて。歌詞を書き上げたあとに見比べてみたら、なんとなく言っていることは一緒だなという。だから曲がそういう力を持っていたのかなと思って。意志が通じているのが、面白いなと思いました。
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