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INTERVIEW

Japanese

ドラマストア

2017年10月号掲載

ドラマストア

Member:長谷川 海(Vo/Gt) 鳥山 昂(Gt/Pf)

Interviewer:蜂須賀 ちなみ

-でもこのタイミングでそういうツアーができたということは、鳥山さんの加入はドラマストアにとって大きな価値のある出来事だったということですよ。

鳥山:あぁ......それは何よりでございます。

長谷川:(笑)ベースが脱退になってしまったあとはいろいろな方にサポートをしていだたいたんですけど、中でもツアー・ファイナルを一緒にやった子が、僕がドラマストアを結成するぞ! っていうときに一番最初に声掛けた子やったんですよ。サポートっていう形ではありますけど、巡り巡って3年越しに同じステージに立てたってことがもうね、"ドラマや、これ!"と思って。(鳥山とサポート・ベーシストの)両サイド相まって、たぶん僕、楽しかったんでしょうね。やから、こういうふうな筆のとり方をしたんかなと思います。

-このぐらい生々しい方がいいと思いますよ、歌詞。

長谷川:本当ですか?

-はい。だって、バンドってドラマじゃないですか、やっぱり。紆余曲折あったとしても、それら全部を音楽に出してしまってナンボだと思います。

長谷川:そう言っていただけるのは本当に嬉しいですね。"ドラマストアって暗闇を乗り越えたからこそ光が見えてくる、みたいな曲が多いから好き"みたいなことを言ってくれるファンの方が多いんですよ。そういうのが本当に嬉しくって。メンバーもそういう"ドラマだって一生楽しいまま終わるもんでもない"っていうところをここまで汲み取ってくれてサウンドで表現してくれるので、(曲作りが)いっつも楽しみですね。

鳥山:はい、こちらも楽しみでございます。

長谷川:(笑)でもな、そういうところもあって、和也君はお前に"ちょっと弾きすぎちゃう?"とかよく言うねんで?

鳥山:あ―......考えすぎてつい弾きすぎちゃうんですよね。

長谷川:まだ言いたいことが多いねんな。

鳥山:はい、そうですね......。

-反省会は取材後にしていただいて(笑)、最後に、10月から始まる全国ツアー("ラストダイアリーツアー")への意気込みを聞かせていただけますか。

長谷川:次のツアーは前回行ったところにもう1回会いに行くような感じなんですけど、先ほど話したように、『白紙台本』のツアーは僕らとしても手応えがありましたし、ものすごく実りがあったんですよ。なので、もちろんはじめましても嬉しいんですけど、二度目まして、三度目ましての顔を僕らもできるのが嬉しいというか、余計に感極まっちゃうかもしれへんなぁって思ってるんですよね。あと、大阪では藍坊主とツーマンが決まってるんですよ! (大学の)サークルを引退するときはもう、「スプーン」(藍坊主の2005年リリースの2ndシングル表題曲)で200人のサークル・メンバー大号泣! って感じだったので、青春というか、思い入れが強いんですよ。ホントにもう、何度コピーしたか! だからあのとき一緒にやってたサークル・メンバーに自慢できるような対バンなんですよね。夢が叶うのがすごく楽しみで、これ以上ないくらい幸せなんですけど、(藍坊主の)胸を借りるつもりは一切ないですし、"俺ら今日全然負けてなかったよな?"って言えるぐらいしっかり戦えたらいいなーと思ってます。......って考えると、ツアーまで自分自分してるんですね。

鳥山:でもドラマストアは海君の歌を中心にできてるバンドだし、僕らも海君の歌に(音を)乗っけるのが仕事だから、それでいいんじゃないでしょうか? どんどん俺俺でいっていただいて。

長谷川:ははは! そう言うてるけど、鳥だってこの3日で6曲ぐらい作ってきたりしてるけどな(笑)。運営の方は和也君に任せて、僕ら作曲チームふたりの結びつきを強めていけるようなツアーにできたらなと思ってます。......鬼の居ぬ間に、な?