Japanese
ドラマストア
Skream! マガジン 2020年02月号掲載
2020.01.11 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 蜂須賀 ちなみ Photo by 小杉歩
昨年4月にリリースしたアルバム『DRAMA STORE』のアンコール・ツアー、兼9月にリリースしたシングル『ラブソングはいらない』のツアー。セットリストはところどころアルバムを踏襲した曲順だったほか、シングルの曲もすべて演奏した。さらに、この日リリースが発表された今年4月発売のミニ・アルバム『Invitations』からの新曲もお披露目。全体として2019年の総決算+2020年の予告編的なライヴだった。
逆光の照明を背負いながら「エンドロール」を鳴らしてスタート。それによる凛とした空気が「世界はまだ僕を知らない」のイントロ、そして、長谷川 海(Vo/Gt)の"いくぞ、東京!"の声で一気に弾けた。カラフルなサウンドに手を引かれるようにしてフロアを満たす観客の腕が上がる。ヴォーカルのアクセントのつけ方からは長谷川の気合が読み取れるし、髙橋悠真(Ba)と松本和也(Dr/Cho)のリズム隊による熱量高いプレイもまた、メンバーや観客のことを焚きつけているようだ。
冒頭の4曲は曲間をほとんど空けずに演奏。こうなると、場面ごとに鍵盤とギターをスイッチさせる両刀使い、鳥山 昂(Gt/Key)はいつにも増して忙しそうだ。シングル『ラブソングはいらない』の中でも特に難易度の高く、メンバーそれぞれの見せ場もある曲「イリーガルハイ」までの息つく間のない展開を終え、長谷川がひと言挨拶。このときの長谷川はほっとしたように笑っていて、ここでステージ上に漂っていた緊張感が解けた感じがあった。おそらくメンバーとしても、最初の4曲は特に集中しなければならないという意識があったのだろう。このオープニングには、ロック・バンドとしての地力を見せたい、舐められたくない、というバンドの意識が表れていたように思えた。
メロの甘酸っぱさが際立つミディアム・ナンバーを経ての中盤、「東京無理心中」、「Lostman」、「きえないまぼろし」は、ぐっと聴かせるゾーン。ダイナミクスの幅で魅せる演奏法はまだ改善の余地があるが、こういう場面を設けたのも現状からさらに突き抜けたいという意志からだろう。深層に潜り込んだあとは「ラブソングはいらない」で光のある世界に浮上。アコースティック・ギターの音色がそよ風を運ぶ。
長谷川がバンドの現状に対する等身大の想いを語るMCを経てラストスパートへ。本編終盤からアンコールにかけては、ライヴで定番のアッパー・チューンや古くからのファンが喜ぶであろう曲が中心。さらに、新曲「Dancing Dead」、「可愛い子にはトゲがある?」も披露した。振り返れば、人気が高く、バンドの歴史的にも重要な立ち位置の「至上の空論」をやらないという大胆な采配。しかし、物足りなさはなし(あとから"そういえば"と思い出したほどだった)。セットリスト・マスター、松本のしたり顔が浮かぶ。
昨年7月の渋谷WWWもそうだったが、この日の会場、渋谷CLUB QUATTROはドラマストアのワンマンとしては史上最大規模の会場。しかし、その事実からくる嬉しさに満ちていたWWW公演に対し、今回は演奏も堂々としていたし、自分たちの課題としっかり向き合ってきたことが伝わってくるような内容だった。バンドとして先を見据えることができているからこそ、そのようなライヴになったのだろう。
MCで長谷川が以前ほど浮かれていないと言っていたのも、きっと成長の証だ。次のツアー・ファイナルの会場は渋谷TSUTAYA O-EASTで、またも自身最大キャパが更新されることになるが、こちらとしてもそこにいちいち驚く感覚はもはやない。このまま突き進んでくれ。
[Setlist]
1. エンドロール
2. 世界はまだ僕を知らない
3. 冒険譚
4. イリーガルハイ
5. ガールズルール
6. イミテーション・ミュージックショー
7. GAME
8. Work&Work
9. 秘密
10. 東京無理心中
11. Lostman
12. きえないまぼろし
13. ラブソングはいらない
14. グッバイ・ヒーロー
15. Stand by You
16. Dancing Dead
17. 三文芝居
18. スイミー
19. 三月のマーチ
En1. 可愛い子にはトゲがある?
En2. Messenger
En3. アンサイクル
Double En1. シティトークが終わらない
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