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Skream! マガジン 2019年08月号掲載
2019.07.07 @渋谷WWW
Writer 蜂須賀ちなみ
全国14ヶ所を回るツアーのファイナル、渋谷WWWでのワンマン・ライヴ。ライヴのキャパは着実に上がってきているし、それでもチケットはソールド続きだし、この日発表されたように、次のツアー("2nd Single「ラブソングはいらない」リリースツアー&「ドラマチック・ミュージックショー」アンコールツアー")のファイナルは渋谷CLUB QUATTROだという。勢いに乗ったこの状況下で、彼らはどのようなライヴをしたのか。そしてこの日のライヴはバンドにとってどのような意味を持つものだったのか。そういう話をしていきたい。
結論から言うと、最新インタビュー(※2019年4月号掲載)で言っていた"挑戦と回顧"を体現するような、"今この曲を4人で演奏する必然"がど真ん中にあるライヴだった。セットリストの中核を担うのは1stフル・アルバム『DRAMA STORE』収録曲。彩り豊かな楽曲群により、バンドの振れ幅はいっそう広がった印象だ。特に「Lostman」から「きえないまぼろし」の音像は明らかに新境地だった。また、「エンドロール」、「東京無理心中」、「グッバイ・ヒーロー」など初期から存在する曲は、今の4人ならではのアレンジにアップデートされていたし、個人的には「至上の空論」や「三文芝居」のような定番曲が、"慣れ"でもって流されることなく、むしろツアーを経ての成長が感じられるような演奏になっていたことも嬉しかった。さらに9月リリースのシングルに収録される新曲「ラブソングはいらない」、「Work&Work」も披露。次の一手も提示される。
バンドの演奏には気合が滲んでいるし、気合が空回りしてつんのめることもない。キメはキマるべきタイミングでしっかりキマるし、4人の息はしっかり揃っている。最初の3曲を聴いた時点できっといいライヴになるんだろうなぁという予感はしていたが、その予感はおおよそ的中。ライヴが終わるまでの2時間の間、バンド・サウンドは瑞々しさを失わなかった。
そんななか、長谷川 海(Vo/Gt)が、ファンのことを"全員俺たちの家族です"と表現していたのが印象に残っている。この5年間を長谷川が"平穏ではなかった"と言っていたように、またメンバーがよく"ファンをやめるタイミングは何回もあったはず"と言っているように、今日に至るまでドラマストアには本当にいろいろなことがあった。だからこそメンバーはファンに対して、"それでも一緒にいてくれる人"という感覚を抱くのだろう。
"家族"に囲まれ演奏する4人は終始笑顔で、どうしても抑えることができない、思わずそうなってしまうんだ、という類の表情をしていた。たしかに、この日鳴らされた音や歌われた言葉には、この4人で鳴らす決意を固くした今だからこその説得力があった。また、初のフル・アルバムにセルフ・タイトルを付けたのもバンドの覚悟の表れではある。しかしそういうある意味重い意味のあるライヴにもかかわらず、全体的にかしこまった感じにはならなかった。人と人が直接顔を合わせるライヴという場が、どうしても幸福感に満ちた空間になってしまうところに、"発信者でありつつ受信者でありたい"と語る彼ら特有の人懐っこさ、なんだか憎めないこのバンドのキャラクターが表れていたように思う。
現時点での集大成的なライヴではあったが、むしろここがスタート地点なのだろう――ということは、アンコールに選ばれだ3曲=「ラブソングはいらない」、「冒険譚」、「三月のマーチ」がいずれも軽やかなアッパー・チューンだった点にも反映されていた(その後急遽ダブル・アンコールが追加されたが)。"ここがゴールじゃないし、まだ見たい景色もある"、"その瞬間がどんなものかまだ見つけられていないけど、それはみんなと一緒に見るものだと思ってます"と語る彼らは、今後どのような景色を描いていくのだろうか。引き続き注目していきたい。
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