Japanese
ドラマストア
2021年04月号掲載
Member:長谷川 海(Vo/Gt) 松本 和也(Dr/Cho) 鳥山 昂(Gt/Key) 髙橋 悠真(Ba)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
ドラマストアのトリプルA面シングル『希望前線/knock you , knock me/回顧録を編む』。個性豊かなその3曲を聴いたとき、バンド内部の健康的な空気が一番に伝わってきた。きっと今の4人は、バンドの核心をしっかり共有できているのだろう。そこで今回は、ライヴのできない日々や、久々の有観客ライヴ、シングル収録曲の制作を通じて考えたことを語ってもらい、今彼らが大切にしていることをひもとこうと試みた。それぞれの自宅からのリモート・インタビューだったからなのか、いつもよりもリラックスしているメンバーの発言に注目。
-Skream!としては『Invitations』リリース時(※2020年4月号掲載)以来のインタビューです。あのアルバムは2020年4月リリースでしたが、取材は2月に終えていて、みなさんにお会いしたのは新型コロナウイルスによる感染症が本格的に広まる前でした。
長谷川:そうでしたね。
-この1年はどうでしたか? 鳥山さんは楽しく個人練できそうだけど、他3人はそうではなさそうだなぁというイメージがなんとなくあるのですが。
鳥山:お察しの通り、ひとりの時間は有意義だったんですよね(笑)。たくさん練習できたし。だけど、そんな僕でも結構きつくて。
長谷川:でも、僕と和也君は1回ずつ倒れてるから(※2020年以前にそれぞれ入院経験あり)、"次なんかあったら嫌やな"と思って気をつけられたんですよ。1回目の緊急事態宣言中は4人で集まることもできなかったけど、電話したりオンラインでミーティングしたり、会話の機会を減らさないようにして。この1年でよくわかったのが、ドラマストアは、誰かと会ったり何かを見たりするなかで受ける外的刺激が、音楽に還元される性質のバンドなんやなぁということ。特に僕と和也君は"人に会えない"、"遊びに行けない"ということがストレスでした。
-昨年11月にTSUTAYA O-EASTでのワンマン("ドラマストア4th Mini Album「Invitations」リリースツアー「可愛い子にはワンマンさせよツアー」")を観たとき、ドラマストアにとってライヴってかなり重要だったんだなぁと思ったんですよ。
長谷川:そうですね。案外バンドマンなんやなぁっていう話はみんなでしてました。自分たちで"あんまりバンドマンっぽくないよなぁ"って結構言ってたんですよ。でも、いざこうなると"あぁ、ライヴに生かされてんねんなぁ"という気持ちになって。僕ら、配信ライヴがちょっと苦手というか、当初はあんまりしたくないなぁと思ってたんですよ。
-初めての無観客配信ライヴ([ドラマストアのアコースティック生配信ライブ "リハビリvol,1"])が7月だったので、すぐに踏み切らなかったなぁという印象はたしかにありました。
長谷川:友人の配信ライヴも観たんですけど、配信だと、会場での固唾を飲む空気が文字(コメント)になって可視化できちゃうから、寒いと思っちゃったんです。それで最初嫌やなぁと思ってたんですけど、実際に自分たちがやったとき、ファンの子たちのコメントを見て"これはすべてこの子たちの心の声なのかもしれへん"と感じて。そしたら急に愛おしくなってきちゃったんですよね。そのあたりから、ライヴや、ライヴに来てくれるファンの子たちが自分の支えやったんやな~と気づきました。
鳥山:たしかにうちはマジで配信渋ってましたよね。
松本:僕は、ライヴの価値が下がるとわかりきってたからやりたくなかったんですよ。例えば、"会場のキャパシティ以上の人に観てもらえる"というのも、個人的にはメリットに思えなくて。会場のキャパシティが関係なくなるなら、僕らはツアーに出る必要がなく、同じハコで一生やってればOKという話になるじゃないですか。だけど、その土地に行って、"何人入る会場ですよ"というハコでライヴして、キャパシティを更新しながら成長していく過程を見せなアカンから。
長谷川:ここから2年間配信ライヴだけしかできなかったとして、そのあといきなり"ホール・ワンマン決まりました!"って言われても、しっくりこぉへんもんな?
松本:僕らはどこかでバズったわけでもないし、賞レースを勝ち抜いたわけでもないし、一歩一歩上ってきたバンドだから、なおさらそう。長い目で見たら"それでええんか?"という気持ちがあって、やから渋ってたのもあります。
-成長していく過程を見せたいと思うのは、今いるお客さんを大事にしたいという気持ちからなのか。それとも"自分たちはここまで積み重ねてきたぞ"という自負からなのか。
松本:両方やと思いますね。
-そういう考え方が根っからのバンドマンだと思わせられる部分なんですよ。要するに、ドラマストアって案外バンドマンっぽい思考してるんだな、ライヴ・バンドっぽい思考してるんだな、ということがわかった1年だったんじゃないかと思っていて。
長谷川:そうですね。なんだかんだライヴ・バンドだぞという気持ちはあるかもしれない。
松本:ん? 俺らライヴ・バンドなんかな? "やっぱりライヴ大事やったんやな"って思ったけど、ライヴ・バンドなのかと言われたら、それはまた違う気がする。
長谷川:ライヴ・バンドかどうかは置いておいて、結局僕らは人に会いたいタイプだから、それをミュージシャンの活動に当てはめると、"ライヴがしたい"という話になるのかもしれない。
-この1年で音楽シーンのゲームのルールが変わったじゃないですか。バンドだったらライヴを重ねて、動員が増えて......というルートが主流だったけど、SNSで公開した曲が一気に流行して、アマチュアだった人が"NHK紅白歌合戦"に出演するケースだってある。それでも自分たちは、ライヴハウス出身バンドとしてこれまでと同じやり方を選びますか?
鳥山:(松本に向かって)"今すぐTikTokでバズる券"があったら使います?
松本:それ、なんの数字がどこまで増えるのか気になるな(笑)。でも、バズった人らも俺らと一緒で、もともとは積み重ねていく前提で活動してたと思うんですよ。同じルールでやっていたらたまたまジャンプマスを踏んだだけで、やから、僕はルール変わってないと思ってるんですけどね?
-だから自分たちの活動方針や信じるものも変わらないと。
松本:そうですね。変わらずやっていくなかで、なんかのきっかけでバズったら"あざっす!"ってなるけど。
鳥山:自分からジャンプマスを踏みに行くのは良くないってみんな思ってますよね。
長谷川:そういうことやね。"今こういうものが流行ってる"と情報を汲むことはもちろんありますけど、"その界隈にウケる曲を作ろう"という気持ちは全員ないんですよ。
松本&鳥山&髙橋:(※頷く)
-そういう活動の根幹に関わる考えが揺らぎそうになる瞬間はこの1年でありましたか?
松本:バンドの活動に関しては何も迷わなかったですね。最近、他のバンドとか、周りの状況にホンマ興味がないんですよ。やから、"周りが配信ライヴしてるから、自分らもやろう"とは考えないし、自分たちが何をどうするかしか考えてない。
長谷川:俺も俺も。なんだかんだ楽しくやれてるなって思いますね。
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