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INTERVIEW

Japanese

夜の本気ダンス

2014年11月号掲載

夜の本気ダンス

夜の本気ダンス

Official Site

メンバー:米田 貴紀 (Vo/Gt) 町田 建人 (Gt) 鈴鹿 秋斗 (Dr/ Cho) マイケル (Ba)

インタビュアー:天野 史彬

-鈴鹿さんと町田さんはどう思いますか? どうして自分たちは敢えてダンス・ロックだったんだと思う?

町田:前の取材のときも言ってたと思うんですけど、やっぱり、踊れへんかったらロックじゃないっていうのがあって。別に、踊ってもすっきりしないかもしれないけど、でも衝動とか溜まった暗いものを発散するにはダンス・ロックがいいのかなって思うし。

鈴鹿:外に出て行く人ってアクティヴな人が多いじゃないですか。でも、僕はその逆......体育会系の逆って文化系やと思うんですけど、僕は文化系で。でも高校時代に音楽に出会った時に、別に外に行かんでも家で音楽を聴いたりバンドをしたりすれば楽しいって思えて。だから今10代で、スポーツとかもせずに、ずっと家にいるかバイトばっかしてるような子がいたら、別にそれでも全然いいんだけど、いい音楽、楽しい音楽に出会ったら、音楽友達もたくさんできて少しでも楽しい時間を過ごせるよって言いたい。そのために、僕らの音楽は若い子に向けたダンス・ロックとして発信するのがいいのかなとも思います。それを若い子たちが聴いて"家の中でもこんな楽しい音楽に出会えていいな"って思ってほしいし、そこから段々ライヴに行ったり、違う人生に繋がればいいんじゃないかなって思いますね。僕も実際、バンドを始めてよかったと思うし。音楽の力って大きいと思うんですよ。"家にいても楽しいことあるよ"っていう、そのきっかけになったらいいなって思います。

-なるほど。そういう面で考えると、今って、新しい価値観に出会ったり、自由に踊れる楽しさを伝えられる音楽が少なくなってるなって思ったりしますか? 今は情報が溢れているぶん、みんな自分の好きなものを掘り下げることに精一杯で、"自由"っていうものを自分自身で規制してしまう風潮もあると思うんですよ。新しいものに出会えないというか。

米田:どうなんですかね? 今は多様化してるから、俺らみたいな音楽もあるし、逆に暗い音楽もあるし、いろいろあると思うんですけど。......でも、僕らにしか出せてないものがあるので、そこは聴いてほしいですね。前向きな気持ちとかワクワクするような気持ちをこのアルバムを聴いて抱いてもらったら最高かなって思います。で、この音源で僕らを知った人は全員ライヴに足を運んでほしい。急に踊ったりすることはできないかもしれないけど、でもゆったり揺れてるだけもいいし。初めて来た人でも絶対楽しい感じにはなるから。自分らがかつていろんなバンドを観て"すっげー!"ってなった感覚を与えたなって思いますね。

-さっきマイケルさんもおっしゃっていましたけど、やっぱりこの1~2年って、どんどん認知度が高まっていることも含めて、バンドにとって変化の季節だったと思うんですね。その中で、音楽に向き合う意識が変わってきている部分もありますか?

米田:あぁ......そこはさっき言ったことと逆になっちゃうんですけど、完成させなきゃいけないっていう思いも出てきてて。"ここでこう盛り上がってほしい"みたいな部分も出てきてるんですよね。たとえば今回の1曲目の「WHERE?」なんかはお客さんのことを考えて作った曲で、わかりやすくノれると思うんですよ。お客さんが増えるようになってから、そういうことも考えるようになってきましたね。ちょっと矛盾しちゃってるんですよ。一体感も欲しいし、自由な感じも欲しいというか。

-でも、それは矛盾しないんじゃないですか?そこは同居できると思う。

米田:そうですね......そのバランスは考えたいですね。全編にわたってわかりやすくするのは嫌だし。

マイケル:でも、今回のアルバムもいろんなアプローチはしてるけど、ブレてはないと思う。自分たちらしさがどの曲にも出てるからいいかなって思いますね。手探りで1回1回のライヴをどう挑んでいくか、どう闘っていくかっていうのを大事にしてるので、先が見えてない方が面白いことができるのかなって思うし。

-先が見えない方が楽しいっていうのは、まさに夜の本気ダンスの世界観ですよね。あと米田さんは、お客さんが増えることで、今まで以上にステージ上と裏でのギャップが激しくなってるんじゃないですか?

米田:あぁ......そうですね(笑)。

鈴鹿:人が多いとテンション上がるもんな(笑)?

米田:やっぱり人数が多いとパワーが来るので、一気にこっちの体力がキュッと減ってしまって、すぐバテたりはしますね(笑)。そこは気をつけないといけないなって思います。

-今後、キュッとなってしまったときの自分も音楽の中に反映される可能性ってあると思いますか?

米田:どうですかね。まぁ今後、デカくなってくると悩むこともあるのかもしれないですけど、今のところ大丈夫です(笑)。