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INTERVIEW

Japanese

Drop's

2014年12月号掲載

Drop's

Member:中野 ミホ (Vo/Gt) 荒谷 朋美 (Gt) 奥山 レイカ (Dr) 

Interviewer:奥村 小雪

-Track.4「テキサスの雨」の歌詞に"空はいま ただ四角"、"走りだす 四角のなか"とありますが、この"四角"にはどのような意味が込められているのでしょうか?

中野:空なんだけど四角くて、限られている中の自由みたいなイメージです。

-タイトルの"テキサス"というのは?

中野:アメリカにすごく憧れがあって。テキサスも行ったことはないんですけど、行ってみたくて、行ったつもりで書きました。なんにもない砂漠、荒野に憧れますね。

-今作『さらば青春』を通して聴いてみて、これまでの作品と比べてより大人なDrop'sが表れているように感じました。

中野:「さらば青春」が本当に大切な曲だったので。前作の『HELLO』は自分の中で明るかったから、今回はちょっと渋めにやってみました。

荒谷:アナログ・レコーディングできたのがすごく大きいです。アナログで出せる質感が、自分たちの音楽に今までとは違う雰囲気を持たせてくれてよかったんじゃないかな。

奥山:「さらば青春」っていうずっと大切にしてた曲をやっと出せたという感じです。このEPをこのタイミングでアナログ録りで出せたっていうのが大きいですね。とても大切なEPになったと思います。

-演奏は4曲ともアナログで録ってらっしゃるんですよね。

奥山:アナログで録りたいっていう話はこれまでもバンド内でふわっとあったんです。今回プロデューサーのウエケン(上田健司)さんがアナログでやろうと言ってくれて、やっとそのタイミングになったというか。

-今までのデジタルのレコーディングと違ったりしますか?

荒谷:大きくは変わらないですね。

奥山:そうだね。

中野:えっ!?

-意見が分かれましたね(笑)。

中野:アナログとデジタルは全然違いました。

奥山:やってること自体はそんなに変わらないですけど、録って聴いたら全然違うというか。気合の入りかたみたいなのは全然違ったけど(笑)。

荒谷:絶対この1発で決めなきゃいけないっていう(笑)。

中野:なんかデジタルだと全然気合い入ってないみたいじゃん(笑)。

奥山:でもデジタルでも1発録りだからね(笑)。アナログだと、(テープは録音上書きのやり直しはできないから失敗できないっていう)プレッシャーみたいなのがすごくって(笑)。

荒谷:(テープの長さも決まっているので)テイク数もそんなに録れないからとか。

奥山:スタッフさんにすごい言われたよね(笑)。

-「さらば青春」はヴォーカルもアナログ録りなんですよね?

中野:仮歌で録ったやつがすごくよかったので、それをそのまま使いました。

-では最後に、2015年はバンドにとってどのような年にしたいですか?

荒谷:2015年はもっと売れます。

中野:いい曲作って、いっぱいいろんなところでライヴしたいですね。

奥山:ツアーを回って、いろんなところで手応えは確実に掴んでるから、来年はもっと大きくなると思います。