Drop's

INTERVIEW

Japanese

Drop's

2014年12月号掲載

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Member：中野ミホ (Vo/Gt)　荒谷朋美 (Gt)　奥山レイカ (Dr)　

Interviewer：奥村小雪

－ "じわじわとでも確かに／大人になるのさ"というサビのフレーズがありますが、大人になったなと感じる瞬間は？

中野：高校のときとかはものすごく東京に憧れてて、とにかく東京に行きたいってずっと思っていたんですけど、ライヴとかで東京に来るようになって慣れてきたというか......東京＝大人になるっていう感じがします。

－今は札幌にお住まいですが、東京に住みたいという気持ちも？

奥山：最初にツアーを回ったころは、東京のライヴで出会った人たちがみんな東京に住んでるから、札幌に戻っても全然会えなかったりして。そういうのもあって東京行きたいなと思ってましたね。今もそういう気持ちはありますけど、昔ほど強くは思わないです。

荒谷：無理はしなくてもいいかなとは思います。札幌もすごい好きですけど、ゆくゆくは東京に行きたいなという気持ちはありますね。

－「さらば青春」のミュージック・ビデオは－23℃のなか撮影されたそうですね。撮影はいかがでした？

奥山：......寒かったです。

一同：（笑）

荒谷：凍ります（笑）。

奥山：刺さる寒さだったよね（笑）。

荒谷：寒いっていうか痛い（笑）。

－何テイクくらい撮られたんですか？

奥山：中野が1番多かったよね。私たち一瞬で終わったから（笑）。

荒谷：うん。"一発でいきます"って言われて（笑）。

－じゃあ中野さんはとくに大変だったんじゃないですか？

中野：いや、でも"いいものができるならば"という感じでした（笑）。

－ストイックですね（笑）。「さらば青春」以外の2曲はいつごろできた曲なんでしょうか？

中野：最近ですね。

－荒谷さん作曲のTrack.2「メトロ・ランデブー」は一転してドライヴ感のある曲で、歪んだギターの音色がカッコいいなと思いました。このアレンジは荒谷さんのアイディアですか？

荒谷：そうですね。「メトロ・ランデブー」は、曲ができてから中野に歌詞を書いてもらったんです。私は詞を書かないので、"ここでこういうアレンジを入れたい"っていうところから曲を作ったり、最初に"ここでこういうの叩いてください"とかを決めてから曲を持っていったりしますね。

－タイトルは中野さんが考えられたのでしょうか？なかなか20代で"メトロ"、"ランデブー"というフレーズは浮かばないと思うのですが。

中野：タイトルは歌詞ができてから考えました。そのまま"メトロに乗ってランデブーしに行く"っていう。他にもしっくりくる言葉がないかなとは思ったんですけど見つからなくて。まあいいかなと（笑）。

－1st EP『コール・ミー』のときは荒井由実さんの「卒業写真」をカバーされていましたが、今回は浅川マキさんの「ちっちゃな時から」のカバーに挑戦されていますね。この曲を選んだ経緯は？

中野：浅川マキさんは、私と鍵盤のバシ（石橋わか乃/Key）が好きで。

奥山：（他のメンバーも）練習してるスタジオで浅川マキさんのライヴ音源が流れてるのを聴いてたので、曲は知ってたんです。

荒谷：それでスタジオでYouTubeを見て、これにしようって。

－カバーしてみていかがでしたか？

荒谷：今回、本物のオルガンを使ったおかげで、すごくよくなったと思います。

奥山：真面目に演奏しても、全然らしくなかったから、わちゃわちゃした感じを出すのに何回か合わせたりしました。

中野：歌詞とかすごいぶっ飛んでるから、感情移入するっていう感じでもないし、どう歌おうか考えましたね。演奏はアナログ・レコーディングだったので、雰囲気もあってかっこよくなったと思います。