Japanese
Drop's
2013年07月号掲載
Writer 沖 さやこ
札幌在住、平成5年生まれの女子5人組ブルース・ロックンロール・バンド、Drop's。彼女たちが7/17にTOWER RECORDS店舗限定のシングル『太陽』でメジャー・デビューを果たす。9/4には1stフル・アルバム『DAWN SIGNALS』をリリースすることも決定しており、更なる飛躍が期待される若手バンドである。だがそのサウンドは“平成”“若手”という言葉を吹っ飛ばす本格的で重厚なもの。『太陽』は“本当に1993年生まれか?”と半信半疑になるほどの深みや泥臭さを持つDrop'sの生態を捉えるには持って来いのシングルである。
Drop'sは中野ミホ(Vo/Gt)、荒谷朋美(Gt)、小田満美子(Ba)、石橋わか乃(Key)、奥山レイカ(Dr)の5人組。2009年、同じ高校に入学し、軽音楽部で偶然出会った音楽の趣味もまったく違う同学年の5人で何となく結成されたとのことだ。高校2年生の夏休み、初めて作ったオリジナル楽曲「泥んこベイビー」で挑んだ高校生バンド・コンテストでグランプリ獲得。2011年、高校3年生の7月に1stミニ・アルバム『Drop's』をリリースし、同年12月には同じく札幌出身のロック・バンド爆弾ジョニーとのスプリット・アルバム『SPLIT』をリリースする。2012年7月に地元・北海道で開催されている“JOIN ALIVE”への出演を果たし、8月には東名阪のショート・ツアーを行う。2013年3月、2ndミニ・アルバム『LOOKING FOR』リリースした後、全国8か所でのツアーを敢行。4/5に開催されたツアー・ファイナルの札幌はワンマンで行い、そこでメジャー・デビューを発表した。
今作は表題曲「太陽」と、1stミニ・アルバム『Drop's』から「赤いブルーズ」「雨粒と街」を収録した全3曲。「赤のブルーズ」はブルースは勿論、ガレージの匂いも感じさせる鋭いバンド・サウンドとキャッチーなキーボードの音色の交錯が小気味良い楽曲。中野ミホのしゃがれ声やブレスも妖しく輝く。「雨粒と街」はメロウなミディアム・ナンバー。当時高校3年生でこのムードを作り出したとは信じ難いくらいだ。だがそれは、それだけ彼女たちがブルース・ロックを敬愛している証拠だろう。衝動の中に溢れる愛が一際輝いている。そして新曲である表題曲「太陽」だが、これまでの泥臭さとは違う、“太陽”の名に相応しい非常に開けた1曲だ。力強いギターのストロークで幕を開け、その音色を押し上げるようにドラムが真っ直ぐ突き抜ける。そして非常にフラットなのが印象的だ。中野ミホの歌や詞も、聴き手に話し掛けるように自然体である。“何気ない あれやこれやが たぶん愛なんだと思うよ”という、掴んだようで掴み切れていない不確かさを口にするところも今年二十歳を迎える等身大の彼女たちを感じさせる。これまでの衝動とは一味違う、バンドの成長を見せる1曲と言っていいだろう。9月にリリースされる1stフル・アルバム『DAWN SIGNALS』が一体どんなものになるのか、一層期待も大きくなる。
Drop'sは神戸、大阪、新宿のTOWER RECORDSでインストア・イベントの開催が決定しており、JOIN ALIVE、名古屋で開催されるShotgun!!などのイベント出演が決定している。隅々まで真っ赤な情熱に彩られた純度の高いブルースに、焦がれてみてはいかがだろうか。
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