Japanese
HaKU
2014年05月号掲載
Member:辻村 有記 (Vo/Gt) 三好 春奈 (Ba/Vo) 藤木 寛茂 (Gt) 長谷川 真也 (Dr)
Interviewer:沖 さやこ
HaKUはこの2ndフル・アルバム『シンバイオシス』に向けて1年以上の歳月をかけて"共生"というテーマに挑み続けた。フロントマンの辻村有記がこのインタビュー中で何度か口にした"後押し"という言葉はひとつのキーワードかもしれない。内向的だった彼が、外から受けた刺激に後押しされ、"人に伝えたい"という想いはより純度を増した。歌詞には彼のそんな変化が言葉として表現されている。言葉とともに変化するサウンドも、より開けたものになった。HaKUのひとつの境地とも言える『シンバイオシス』。メンバー全員に訊く。
-とうとう2ndフル・アルバム『シンバイオシス』がリリースされます。ようやく、という感じなのでは?
長谷川:そうですね。録り終わったのがだいぶ前なので。
藤木:録りは去年の9月の前半には終わってて、ミックスやマスタリングは年明けくらい。
辻村:今回は自分の言葉がすごく変わっていく過程を作れたと思っていて。言葉が変わっていく過程は、すなわち人が変わっていく過程だと思うんです。それをアルバムを通して聴いたときにわかるので、こうやって自分と見つめあえるアルバムはなかなかないなと思って。自分たちの作った作品を聴き返すことは好きじゃなかったから今まで全然なかったんですけど......これは結構聴いてますね。そのときは無我夢中で歌っていたけど、改めて聴き返したときに"このときにこう変われたんだ""よくこういう風に変われたな""普通にこういう風に歌えるようになったんだな"と気付けるというか、そういう発見はすごくありますね。
-14曲、どの曲も表情が違いますから。
辻村:今までは一貫した表情があったんですけど、そこを崩せたのは絶対にあって。1st(2012年10月リリースのフル・アルバム『Simulated reality』)のときよりは、サウンドや言葉の選びかた、向き合いかたもバラエティに富んでいると思います。1st出した頃だったら、僕らの曲を14曲パッケージングするのは結構厳しかったと思うんですよね。それだけ曲数があると1曲1曲の力が損なわれる気がしていたし。でも、いろんな経験ができていろんな音楽に触れられて、自分たちなりの音楽が確立できたときに――14曲全てにいい味が出ていて、なおかつ制作中に僕はしんどさをあまり感じていないので、聴いている人にしんどさを味わせないように気を付けて挑めました。
-この14曲は制作時期がいろいろなんですよね?
辻村:そうですね、デモは。実は『シンバイオシス』に向かっていく感覚は1stをリリースしたくらいの頃からあったんです。
-2013年1月リリースのシングル『masquerade』、6月リリースのミニ・アルバム『wonderland』、iTunes配信限定で12月にリリースされた『dye it white』、すべてに『シンバイオシス』のテーマでもある"共に生きる(=symbiosis)"という想いが貫かれていますね。
辻村:そうですね。1年、2年くらいかけてこのアルバムに走ってきたと言っても過言じゃないと思っています。
-「the day」リリース時にお話を伺ったときに、辻村さんの口からは"共生"という言葉が出てきました。"共生"という言葉は"共有"よりももっと密な言葉だと思いますが、なぜこの言葉に移っていったのでしょうか。
辻村:"共有"から"共生"になると思うんですよね。その過程だと思います。"共有"と言ったのは嘘偽りないし、共有できたものが共生に繋がっていると思います。僕らが共に生きるべきものとは何かというと、人だったわけですよ。それに"当たり前じゃないか""音楽を聴かせるのは人だろう"と言われるのは当然のことだと思うけど、僕らはその答えに辿り着くまでにものすごく時間がかかったし、ものすごく苦労したし悩んだし。遠回りかもしれないけど、今ようやくこうやって......共生という素晴らしい言葉が出てきて、それを歌えるようになって、音楽にすることができたので。自分にとって"共生"はそういうものというか。人に向き合えた言葉ですね。
-辻村さんは紙資料のオフィシャル・コメントで、ここ1、2年の変化に対して"自分の変化、周囲の変化、至るところに散りばめられている変化に戸惑いながら、時には受け入れながら、時には拒否しながら生きてきました"とおっしゃっていますが、こちらをもう少し教えていただけますか?
辻村:たとえば、嫌いなものには手を付けてこなかった。好きなものだけしか受け入れてなかったら、やっぱりそれだけしか見えないじゃないですか。その線上でしか共有することはできないし、わからなかったんですけど......嫌いなものも1回身体の中に取り込んで、それを歌にすることにできたというか。
-"嫌いなもの"?
辻村:僕ら音楽やっててもそうだし、社会に出ていてもそうですけど――俺、ちょっと矛盾するかもしれないですけど、やっぱりそれは"人"だと思うんです。そこから発せられるもので好きになったり嫌いになったりするものももちろんあると思うんですけど。でも、やっぱり好きになりたいじゃないですか。好きになる関係を続けていけることが、いちばん幸せなことだと思うし。好きになるためには、嫌いなことを知らないといけないと思うんですよ。今までは好きな部分しか見てなかったから自分の世界が狭かったんですけど、嫌いなものを知ることで好きなものもたくさん見えてくるし。"じゃあなんで自分はこれが嫌いなのか?"というのも考えることができて――俺らはこういう音楽というラッキーなものがあるから、その気持ちを言葉にしたら共感してくれる人、受け取ってくれる人たちがいるから......そういうのがすごくいいなと思っていて。
LIVE INFO
- 2024.04.29
-
ReN
fox capture plan
岡崎体育
TRIANGLE 2024
小山田壮平
ザ・クロマニヨンズ
シノダ(ヒトリエ)
リュックと添い寝ごはん
私立恵比寿中学
ゆいにしお
Creepy Nuts
眉村ちあき
ASIAN KUNG-FU GENERATION / THE ORAL CIGARETTES / Vaundy ほか
moon drop
MAIZURU PLAYBACK FES.2024
Age Factory
the shes gone / Ivy to Fraudulent Game / ドミコ / パスピエ ほか
ぜんぶ君のせいだ。/ TOKYOてふてふ / Not Secured,Loose Ends ほか
The Ravens
愛はズボーン
"JAPAN JAM 2024"
Novelbright
超能力戦士ドリアン
ヤユヨ
Poppin'Party × MyGO!!!!!
- 2024.04.30
-
I Don't Like Mondays.
シノダ(ヒトリエ)
藤巻亮太
君島大空
山内総一郎(フジファブリック)×斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/XIIX)
フラワーカンパニーズ
- 2024.05.01
-
I Don't Like Mondays.
神はサイコロを振らない
ハンブレッダーズ
忘れらんねえよ
Rhythmic Toy World
アカシック
GRAPEVINE × Hedigan's
- 2024.05.02
-
サカナクション
君島大空
Novelbright
神はサイコロを振らない
ゆいにしお
Maki
- 2024.05.03
-
I Don't Like Mondays.
サカナクション
古墳シスターズ
フレデリック / 04LimitedSazabys / キュウソネコカミ / BLUEENCOUNT ほか
ぜんぶ君のせいだ。/ TOKYOてふてふ / 弐ノ名 ほか
忘れらんねえよ
"JAPAN JAM 2024"
清 竜人
ザ・クロマニヨンズ
VIVA LA ROCK
RAY
いきものがかり
- 2024.05.04
-
Machico
KiSS KiSS
ExWHYZ
"OTODAMA'24~音泉魂~"
ビッケブランカ
KEYTALK / THE BACK HORN / THE BAWDIES / FLOW ほか
SCANDAL
岸田教団&THE明星ロケッツ
フィロソフィーのダンス
ドレスコーズ / 特撮 / 小林私 / 月蝕會議 ほか
halca
"JAPAN JAM 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
VIVA LA ROCK
- 2024.05.05
-
go!go!vanillas
I Don't Like Mondays.
古墳シスターズ
ExWHYZ
愛はズボーン
Machico
"OTODAMA'24~音泉魂~"
ザ・クロマニヨンズ
ユプシロン
ASP
ぜんぶ君のせいだ。/ TOKYOてふてふ / 星歴13夜 ほか
JYOCHO
SEKAI NO OWARI
"JAPAN JAM 2024"
BiS
ずっと真夜中でいいのに。
VIVA LA ROCK
- 2024.05.06
-
I Don't Like Mondays.
愛はズボーン
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
小山田壮平
ヒトリエ
挫・人間
ぜんぶ君のせいだ。
SHAKALABBITS
夜の本気ダンス
SEKAI NO OWARI
ヤングスキニー
SCANDAL
かりんちょ落書き
VIVA LA ROCK
- 2024.05.08
-
礼賛
I Don't Like Mondays.
WANIMA
MOROHA
KALMA
Ryu Matsuyama
神はサイコロを振らない
cadode
- 2024.05.09
-
I Don't Like Mondays.
超能力戦士ドリアン
礼賛
アカシック
センチミリメンタル
ZAZEN BOYS
ハンブレッダーズ
白昼堂々踊レ人類
神聖かまってちゃん
神はサイコロを振らない
- 2024.05.10
-
夜の本気ダンス
超能力戦士ドリアン
Creepy Nuts
BREIMEN
フレンズ
Base Ball Bear
WANIMA
AIRFLIP
Tempalay
KALMA
ACIDMAN
ヤユヨ
渡會将士
崎山蒼志
Novelbright
a flood of circle
ZAZEN BOYS
四星球
感覚ピエロ
tricot
the dadadadys
LEGO BIG MORL
- 2024.05.11
-
愛はズボーン
SEKAI NO OWARI
LONGMAN
夜の本気ダンス
Tempalay
ヤユヨ
小山田壮平
KALMA
ハンブレッダーズ
TK from 凛として時雨
フルカワユタカ(DOPING PANDA)× 荒井岳史(the band apart)
ASP
ASH DA HERO
FINLANDS
Base Ball Bear
ぜんぶ君のせいだ。
tacica
SCANDAL
ヤバイTシャツ屋さん
"OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2024"
ExWHYZ
センチミリメンタル
ハシリコミーズ
The Ravens
a flood of circle
People In The Box
SAKANAMON
ザ・クロマニヨンズ
Rhythmic Toy World
白昼堂々踊レ人類
THE BAWDIES
ネクライトーキー
Amber's
"SWEET LOVE SHOWER SPRING 2024"
THE BOYS&GIRLS
ホリエアツシ(ストレイテナー)/ 田島貴男 / とまとくらぶ ほか
- 2024.05.12
-
愛はズボーン
私立恵比寿中学
SEKAI NO OWARI
LONGMAN
TK from 凛として時雨
WANIMA
ASP
The Ravens
SCANDAL
岡崎体育
ヤバイTシャツ屋さん
"OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2024"
KiSS KiSS
THE BAWDIES
the quiet room
FES☆TIVE
tacica
ヒトリエ
フラワーカンパニーズ
SAKANAMON
ザ・クロマニヨンズ
フルカワユタカ(DOPING PANDA)× 荒井岳史(the band apart)
MYTH & ROID
AIRFLIP
メメタァ
BiS
ネクライトーキー
ゆいにしお
"SWEET LOVE SHOWER SPRING 2024"
BIGMAMA
井上竜馬(SHE'S)✕藤井怜央(Omoinotake)/ Jane Jade(藤原さくら✕優河)ほか
- 2024.05.13
-
WANIMA
RELEASE INFO
- 2024.05.01
- 2024.05.02
- 2024.05.03
- 2024.05.04
- 2024.05.05
- 2024.05.06
- 2024.05.07
- 2024.05.08
- 2024.05.09
- 2024.05.10
- 2024.05.15
- 2024.05.17
- 2024.05.22
- 2024.05.29
- 2024.05.31
- 2024.06.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
BREIMEN
Skream! 2024年04月号