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DISC REVIEW

Overseas

Eggs Are Funny

FLAMING LIPSとの来日公演も記憶に新しいMEWからクリスマス・プレゼントが。結成から14年、バンドの歴史を網羅したベスト盤『Eggs Are Funny』である。代表曲はもちろん、メジャー・デビュー以前のレア音源や先日の公演で披露

Magnetic Man

南ロンドンのクロイドンが発祥地とされるダブステップは、ダブやドラムンベースなどの重低音が響くサウンドに、2ステップやグライムを変容させたようなビートが特徴で攻撃的なものからムーディーなものまで、その音楽性は実に幅広い。今回ダブステップ界の立

King Of The Waves

待ってました、LITTELE BARRIE!"帰ってきたロックンロール"などと有触れた言葉を吐きたくはないが、穏やかながらも確かなサウンドで彼らが再びそのエンジンに点火したことは一目瞭然だ。疾走感あふれるドラムに、曲を牽引するギターと土台を

Ravo

日本のダンス・ミュージックを奏でるジャム・バンドとしてもはや最高峰といっていいROVOの2年5ヶ月振りのニュー・アルバム。FUJI ROCKを始めとするフェスでも欠かせない存在である彼らのライヴは素晴らしいのはもちろんだが、今作はポスト・プ

Latin

車を運転し、さらにはバンド活動を行う猫たち。そんなファニーな動画が話題を呼んでいるHOLY FUCK。『Latin』は、囁くように何かを語る声が不穏な予感を招くところから始まる。ほとんど沈黙に近い状況が、私たちの不安感を煽る。そして、激しい

Crazy For You

BEST COAST!そう、西海岸最高なのである。ANIMAL COLLECTIVEのブレイク以降続々と個性的なアーティストが登場しているNYブルックリン・シーン同様、こちらはNO AGE以降だろうか、青い海と真っ赤な太陽を浴び自由に育った

King Of The Beach

極私的な解釈でスイマセン!このアルバムを聴いてるとバンド組みたくなるんです。テクもギミックもいらねぇよ!とにかく勢いで突っ走ってしまえ!ってヤンチャなノリ。でも根幹はピュアな音楽愛に満ちている感じ。わかる?古くはRAMONESとか、最近では

Forget

ドミニカ共和国生まれ、ブルックリン在住のGeorge Lewis Jrによるソロ・プロジェクト。DEERHUNTERの大ヒットも記憶に新しい、現在飛ぶ鳥落とす勢いの4ADからのリリースということもあり、既に海外音楽メディアからは高い注目を集

Deerhoof vs. Evil

OGRE YOU ASSHOLEとの東名阪ツアーや、ドラマーのグレッグがKIMONOSのアルバムにゲスト出演するなど、日本人アーティストとの交流も深く、世界各国で幅広く活動を続けるDEERHOOFの10枚目となるフル・アルバム。クリアになり

Mt.Desolation

英国の国民的バンドKEANEのメイン・コンポーザーを務めるTim Rice-Oxleyが中心となり結成されたMT.DESOLATIONのデビュー・アルバム。KEANEの持つ叙情的で美しいメロディを引き継ぎながらとても軽やかな心地よい作品だ。

Kitsune Maison 10-The Fireworks

名門Kitsuneの名盤コンピレーション『Kitsune Maison』シリーズ。その確かな選曲とウィットに富んだリミックスは他の追随を許さない。そして、なんと言っても、アーティスト集団でありながら、きちんと時代の風潮と自分たちの感性に折り

Florida

照りつける太陽のような眩しさ、オレンジ、グレープフルーツ...果物のように、どこもかしこもカラフル。そんな鮮やかな色を持つ豊かな南の地へのラブレターが、北欧から届いた。いや、アプローチとでもいおうか。スウェーデン出身の女性アーティストSof

Mass Hysteria

グランジって、単に当時のバンドの服装や、ストリートの若者たち、ノイズのように乱暴なサウンドを形容するためだけに用いられたのではなく、“薄汚れた”中にある、シンプルで美しいメロディと、当時の若者が“本当に歌って欲しかった真実”をより輝かせるた

Sleep Forever

JESUS AND MARY CHAINがTHE VELVET UNDERGROUNDを聴きながらハイになってやがる。そんなダーティーな臭いがプンプンする。カリフォルニア州サンディエゴ出身、Brandon WelchezとCharles R

Wilderness Heart

サイケデリックでいてヘヴィ・ロック。メタル要素もあってフォーキーなサウンド。気だるさと緊張感を合わせ持つStephenとAmberのツイン・ヴォーカル。発することを自由に楽しんでいるメンバーの心が音の隅々にまで染み渡っている。自国カナダを飛

Science Pinata

ドイツのアヴァンギャルドな実験性を受け継ぐパンキッシュなディスコ・パンク・バンド。時には3人同時にパーカッションを務めるなど、変則的なスタイルながら高い演奏力とグルーヴで多くの音楽ファンの心を掴む事必死のニューカマーの登場だ。このデビュー・

Latest Outtakes

衝撃の解散から4 年、再び歩み出した22-20s。今年は6 年ぶりとなる2ndアルバム『SHAKE/SHIVER/MOAN』をリリース、FUJIROCK での勇壮なパフォーマンス、そして10 月のジャパン・ツアーと、見事な復活劇を遂げる1

Broken Dreams Club

まず、サプライズに届けられたプレゼントのようで嬉しい。そして、これは来るべき2nd アルバムへの序曲だろうか? GIRLS が6 曲入りEP をリリース。どの曲もGIRLS らしい、切なさと温もり混じるメロディが彩り、センシティヴにイマジネ

Midnight Remember

まず息を潜めて最初の4曲を聴いて欲しい。すると感じるはず、今作には体も心も、大人でも子供でもない15 歳ぐらいのあの時に感じていた恋愛や不安や喜びなどの甘酸っぱいヴァイヴがはちきれんばかりに充満していることが。オーストラリア出身の五人組、L

An Introduction to Elliott Smith

昔はBob Dylan だったと思うが、現在20歳代の僕達の世代にとって、体に染み渡るアコースティック・サウンド&か細く美しい声とメロディでアコースティック・ギターが1本あれば何だって出来るということに初めて気付かせてくれたのはこのElli