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DISC REVIEW

Overseas

120 Days II

ノルウェー出身のダンス・ロック・バンドの5年ぶりの新作。宇宙に迷い込んだかのようなスペイシーなサウンド、森の中を漂っているようなサイケなサウンド、クラブで踊り明かしているようなダンサブルなサウンド、そしてガレージに閉じ込められたようなロック

In Gold Blood

イギリスはサウス・ウェールズ、カーディフ出身のロック・バンド、KIDS IN GLASS HOUSESの3rdアルバム。前作『Dirt』からたった1年という驚きのスピードで届けられたこのアルバムは前作と同じくJason Perryのプロデュ

Only In Dreams

昨年リリースされたデビュー・アルバム『I Will Be』から約1年半ぶりの新作が早くも到着。THE DRUMS、BEST COASTらに先駆けてサーフ・ロックにガレージ感を掛け合わせたサウンドをシーンに提示して来た彼女達の新作は、前作にあ

We Are The Champions

元BE YOUR OWN PETのメンバーである兄弟が結成したサイケ・ガレージ・ロック・デュオの日本デビュー盤。THE WHITE STRIPESのJack Whiteのレーベルからライヴ盤をリリースしたり、BEST COASTとスプリット

Finest Hour

教会とダブステップ――この2つが結び付くなど誰が想像し得たであろうか。ゴスペルなどソウルフルなサウンドと宗教の結び付きはあったものの、ダブステップとなると話は別だ。しかし、SUBMOTION ORCHESTRAは、“教会での生演奏によるダブ

Black And White America

過去8作のアルバムの売り上げは合計3500万枚超え!これまでに収めてきた破格の成功ぶりからすると、色々な意味で落ち着いて守りに入ることすらもある意味自然なことかも......。そんな定番な予想は、このLenny Kravitzにとってはあり

Portamento

ブルックリン出身のインディー・ポップ・バンドの2nd。ギタリストの脱退や今作を作る過程で解散ギリギリのところまでいくなど色々と苦労したらしいが、逆にそんな様々な出来事が今作のエネルギー源になったようで、ピュアなポップさやサーフっぽさなど前作

Future Primitive

“生まれ変わった”、と言っても過言ではないのではないだろうか。それは変わってしまった、ということではなく、新たなパワーを吸収し我々の前に帰って来た、ということだ。オーストラリア発の4ピース・バンドTHE VINES、3年振りのリリースとなる

His Strange Fighting Pose

1997年に結成されたオルタナティヴ・ロック・バンドVELTPUNCHの通算7枚目のオリジナル・アルバム。新ドラマーにナオキ(ex.キウイロール)を迎えて制作された今作は、メロディアスでハードなサウンドは健在ながら、ポップ且つエネルギッシュ

Revolutions // Live At Wembley

本国イギリスでは、NMEアワードで最優秀ライヴ・バンドを受賞、モンスター・バンドとして破竹の勢いを続ける彼らだけあって、今回のライヴ盤のリリースはまさに待望と言えよう。昨年末、ロンドンのウェンブリ―・アリーナで行われたライヴを収録した今作は

Famous First Words

多くのアーティストが“未体験のサウンド”を求め新境地を模索する中、VIVA BROTHERは懐かしのブリット・ポップを陽のあたる場所へと再興させようとしている。デビュー・アルバムにして世界という大舞台へ立った4人の若者は、M-1「New Y

Gilgamesh

今夏を彩るあなたのサマー・アンセムはなんだろう?南国ムード満載で肉体的な高揚感を湧かすFRIENDLY FIRES?それとも、GIRLSマインドと共振しそうなレトロスペクティヴに青春性の蒼き輝きを放つSMITH WESTERNSだろうか?で

The Truth Is...

前作『Scars and Souvenirs』は全米で100万枚以上のセールスを樹立! NICKELBACKのChad Kroegerに才能を認められ音楽シーンに登場した若者たちは、年齢、そしてキャリアの成熟とともに、己の理想の音楽性をさら

Hanna

FUJI ROCK FESTIVAL3日目のヘッドライナーを務める英テクノ・ミュージックの第一人者THE CHEMICAL BROTHERSから、約1年振りとなるフル・アルバムが日本先行発売される。今作は映画『ハンナ』のサウンド・トラック。

The Suzukis

2000年前半のロックンロール・リバイバル期にデビューしたTHE MOONEY SUZUKIというバンドがいたが、「SUZUKI」という名前は向こうにとってどれほどインパクトがあるのか聞いてみたい所だがそれはさておき。マンチェスター出身TH

Phosphene Dream

そのバンド名はTHE VELVET UNDERGROUNDの曲名から取られたという、USのサイケデリック・ロック・バンドTHE BLACK ANGELSの3rdアルバム。USのサイケ、そしてフォーク・シーンを含めれば注目すべきバンドは沢山い

In Transit

もし友人が答えの出ない悩みにモヤモヤしてたら、ぼくは迷わずこのCDを差し出すよ。「黙って身を委ねろ!」って。この煌びやかなメロディ、男女混声ヴォーカルの爽快なハーモニー、そしてどこまでも突き抜けるエモーショナルが解決してくれるから。え?そん

In Light

軽快なハンド・クラップとトロピカル・フレーバーたっぷりな1曲目「Up Up Up」から高揚感溢れる楽しい一枚。VAMPIRE WEEKEND以降のビートとneco眠るを彷彿とさせるような印象的なギター・フレーズ。一筋縄ではいかない一曲一曲の

Love Is Not Pop

ベリー・ショートにばっちりアイラインの入った大きな目、ボーダーのシャツ…これはもうフレンチ・ポップ炸裂かと思いきや、スウェディッシュ直系の独自の浮遊感を帯びた音がスローモーションのように流れ込んできた――。スウェーデン発の女性シンガー・ソン

Cerulean

WASHED OUTにしても、Toro Y Moiにしても、命の輝きを垣間見るような、一瞬の煌めきというものを目の前に放たれてしまうと、もうどうにもならない。涙線がどうのこうのの前に、そもそもそんなものの存在さえ忘れ、魂のみがそれに共鳴して