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DISC REVIEW

VOICES IN MY HEAD

"悲しみのない世界はないって知ってるんだ/だから皆 歌い叫ぶのでしょう"。タイトル曲のこのフレーズで、アルバムは始まる。Uquiの歌声は手を取って語り掛ける親密さで響き、また憂いの気持ちを包んで溶かすようなおおらかなギター・サウンドで、一気

真珠色の革命

『記憶の箱舟』以来、1年4ヶ月ぶりとなるシングル。TVアニメ"ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド"にエンディング・テーマとして提供した表題曲は、"ヒーローとはなんだ!?"という同アニメのテーマに対する伊東の回答を込めたミッドテンポ・

新・奇天烈物語

5人体制になったFES☆TIVEによる13thシングル。表題曲「新・奇天烈物語」は"らしさ"溢れるポジティヴなお祭りソングで、新体制での再スタートの意志や、人との出会いの奇跡を歌う深くていい歌詞にも注目してほしい1曲だ。形態によって異なるカ

Kongtong Recordings

きっちりしたコード進行や構成の上にメロディが乗るというより、先にメロディや言葉がありコラージュ的に完成していくような自由度の高さ、曲ごとに人格が変わるほど多彩なヴォーカル表現に新鮮な驚きが。ユニークな聴感ながら、軽快なピアノ・ポップからミュ

Re:Habilis

横浜/町田発のバンド Made in Me.。ソングライティングを手掛け、歌や強力なラップでも表現する彦、詩的な語りから静寂を鮮やかに打ち破って瞬間的に聴く者の心を奪う声を持ったゆかり、HyperVideo2名義でビートメイカーやアレンジも

Tasty

これまでの活動の成果を踏まえ、そんなにポップに盛りつけずに、素材の良さ(=楽曲そのものの魅力)や気を張らない自然体を見せたかったという2ndフル・アルバム。その結果、荒田 洸(WONK/Dr)とMELRAWをサウンド・プロデューサーに迎えな

サイハテ

TVアニメ"マクロスΔ"のフレイア・ヴィオン役で声優としての活動をスタートし、同作内ユニット"ワルキューレ"ではエース・ヴォーカルとして活躍中の声優/シンガー 鈴木みのりの5thシングル。TVアニメ"海賊王女"エンディング・テーマの表題曲「

Siip

固有の精神と肉体を持って生まれた人間が神の視座で表現物を作ることは無理だ。だがSiipには"どこの誰でもない生命体"になりきってでも発したい音と言葉があったのだろう。昨年のクリスマス・イヴに突如「Cuz I」を配信。この初アルバムでは人類創

Re:Pray

前作「HOPE」が暗闇に一筋の光を見いだしたばかりの第一声だとしたら、今回は"新たなる祈り"と題されているだけあり、一歩踏み出した決意表明だ。バンド・サウンドの生々しさで勝負しつつ、風を顔に受けて前進するような感覚をマンドリンの響きで繊細に

海底より愛をこめて

ライヴを主軸に音楽活動という名の航海を続けてきた彼らは、突如猛威を振るった新型コロナウイルスにより、その船から大海へと投げ出された。そんな彼らが"海底"から放つ、暗闇の中に光を見いだす本アルバム。先の見えない深海でもがく1曲目「海底」から始

DIARY KEY

結成20周年を迎えたBase Ball Bearの新作。この時代を深く見つめながら描かれた"人生讃歌集"だという今作だが、ここには小出祐介(Vo/Gt)の中にあるだろう様々な意図や想いを深読みせずにはいられない言葉たちが綴られている。また、

Duality Code

メンバーそれぞれのソロ活動を経て、待望の5thアルバムがついに完成。儚くてセンチメンタルなダンス・ナンバーから、ほっこりとするクリスマス・ソングまで、実に多彩な全12曲を収録。どれも聴き手の心に滑り込んでいく親しみやすさはありつつも、ハード

藍染めの週末

元Aqua Timezのヴォーカル、太志が立ち上げたプロジェクト Little Parade。今年1月に発表した初のCD作品から約10ヶ月で早くも2ndミニ・アルバムが到着。楽器隊が放つグルーヴや、アコギの音を押し出したアンサンブル、そして

アンメジャラブル

オール新曲で挑むメジャー1stフル・アルバム『アンメジャラブル』。温かく素朴なサウンドの1曲目「ガマズミ」から、エッジの効いたUKロック調の2曲目「退屈かも知れない」と早速そのギャップに驚かされる。スズキユウスケ(Vo/Gt)、スズキナオト

EVERBLUE

OmoinotakeがTVアニメ"ブルーピリオド"のOP曲「EVERBLUE」を表題に据えたEPでついにメジャー・デビュー。アニメの主人公による"好きなことをやるって いつでも楽しいって意味じゃないよ"という言葉に自身を重ねて書き上げた表題

nerd

今年全国デビューを果たして以降勢いを加速中のKroiによる新EP。フル作含め今年3枚目のフィジカルというスピードにも驚きだが、さらに望外なのはそのクオリティの高さだ。本作も先行曲「Juden」から飛びっきりファンキーに腰から躍らせる。ぶりっ

降伏論

タイアップ作品との"ハマる"出会いによって、ミュージシャンの持ち味が最大限に発揮されることがある。人気アニメ"プラチナエンド"のエンディング・テーマとなった宮下 遊の最新曲「降伏論」はまさにそういう1曲だ。作詞はhotaru、作曲はTom-

YONA YONA WEEKENDERS

全曲の作詞作曲を手掛ける磯野くん(Vo/Gt)を中心にもともと、それぞれにパンク系のバンドをやっていた4人が集まり結成。ノーマークの新人から注目のニューカマーに成長したYONA YONA WEEKENDERSがメジャー・レーベルからリリース

103号

楽器を持たないパンク・バンド BiSHのメンバー、そしてロック・バンド PEDROのフロントマンとしての顔を持つアユニ・Dが、また新たな表現の場に歩みだした。それがこの歌い手プロジェクト"青虫"だ。昨年末から名前を伏せて"歌ってみた"動画を

割礼GIRL/BEGGiNG

タワレコ渋谷店でダブル・ブッキングが発生し、急遽合同イベントを行ったBiSとZOCがスプリット・シングルをリリース。ZOCからは大森靖子がBiSへ、BiSサイドからはサウンド・プロデューサー 松隈ケンタとマネージャー 渡辺淳之介の黄金タッグ