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DISC REVIEW

Japanese

CLOSET

神山羊

『CLOSET』

Release Date : 2022-04-27
Label : SMAR

創作の発端が生まれる場所としてのクローゼットを起点として、ポップスに昇華された楽曲を短編集のように編み、ラストのタイトル・チューンで再び起点の場所に戻ってくるような、パーソナルを極限までキャッチーにアンプリファイしたニュアンスが刺激的な、記念すべき1stフル・アルバムだ。神山の名前を一躍世に知らしめたインディーズ時代の「YELLOW」は、現在のバージョンにリテイク。10代へのメッセージである「セブンティーン」のロックとトラップ双方の尖った部分の融合、インディーR&Bとネオ・ソウルがハイパーに混交した「Girl.」などから、原風景を表現したインストを経て、グッと生音のアレンジが立った「仮面」で意外性を感じつつ、再びダーク・ポップな内面を覗くような展開へ。エッジと共感性の見事な結合。(石角 友香)


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Endroll

アルバム『CLOSET』以来となるフィジカル・リリースは、すでにTVアニメ"BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-"EDテーマとして話題集中の「Endroll」。ヒトリエのメンバーを迎え、打ち込みと生演奏両方のブレイクビーツが交差するアイディアが、人間の生身のパワーを拡張するイメージに接続し痛快だ。歌詞も演じることや仲間の存在を想起させ、原作とのさり気ないリンクを実現している。カップリングは"Qoo10"の新TV-CM"メガ割ナイトルーティン"篇に書き下ろした「ナイトスイミー」。淡いエレクトロニック・サウンドと泡の効果音などで作り出す浮遊感いっぱいの音像はまるでバスルーム。本当の自分を探しながらも、押し寄せる情報も無視できないガールズ・ライフに寄り添ってくれるような優しい1曲だ。(石角 友香)


CLOSET

創作の発端が生まれる場所としてのクローゼットを起点として、ポップスに昇華された楽曲を短編集のように編み、ラストのタイトル・チューンで再び起点の場所に戻ってくるような、パーソナルを極限までキャッチーにアンプリファイしたニュアンスが刺激的な、記念すべき1stフル・アルバムだ。神山の名前を一躍世に知らしめたインディーズ時代の「YELLOW」は、現在のバージョンにリテイク。10代へのメッセージである「セブンティーン」のロックとトラップ双方の尖った部分の融合、インディーR&Bとネオ・ソウルがハイパーに混交した「Girl.」などから、原風景を表現したインストを経て、グッと生音のアレンジが立った「仮面」で意外性を感じつつ、再びダーク・ポップな内面を覗くような展開へ。エッジと共感性の見事な結合。(石角 友香)


色香水

自身2作目のアニメ・タイアップとなった表題曲「色香水」は、前作のギター・ロックっぽさから一転、ファンタジックでどこか物悲しげなミディアム・ナンバー。歌メロが美しく聴きやすいからか、さらりと聴いても十分胸に迫る切なさがあり、そういう点ではアニメのオープニングにもってこいと言える。しかし、よくよく聴き込めば聴き込むほどにトラックの作り込みが繊細で楽しく、その奥の深さはまるで角度を変えるたびに違った色の光を放つステンドグラスのよう。哀愁漂う旋律はカップリングの「生絲」にも共通しているが、当然ながらこちらもまったく違った表情だ。この2曲を聴くだけでも、神山羊というアーティストのレンジの広さ、そしてジャンルにとらわれない自由さと懐の深さを存分に感じられる。(五十嵐 文章)


群青

ヒップホップのトラックメイク的なニュアンスのあった1stミニ・アルバム『しあわせなおとな』、ギター・サウンドなど生音のエッジも見受けられた2ndミニ・アルバム『ゆめみるこども』を経て、よりバンド・アンサンブルを感じさせる音楽的なレンジの広さが際立つのがこの「群青」。印象的なピアノ・リフとエモーショナルになったヴォーカル、J-POPマナーに則ったメロディ・ラインと、ダンス・チューンとしても成立するボトムの太さがステージアップを予感させる。アニメ"空挺ドラゴンズ"の全体像をこの曲が描くとすれば、「スタンドバイミー」は旅の途中の1日や、登場人物の誰か=聴き手にフォーカスしたイメージ。いずれも人の奏でる有機的な音像が今後のライヴ・パフォーマンスを期待させる仕上がりだ。(石角 友香)



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