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DISC REVIEW

EYE

2010年に活動を休止し、2014年末のライヴで活動再開を宣言。今年5月にシングル『RESTART/FIND』を発表して、完全復活を果たした3ピース・バンド、シュノーケル。これからへの期待が滲むオープニング曲の、美しく視界が開けていく昂揚感

stand alone

ヴォーカル、城戸あき子によるキュートでいてセンシュアルな歌声が、洒落たトラックをさらに都会的に彩るCICADA。今年2月に1stフル・アルバム『BED ROOM』をリリースし、ポップ/ロック・イベントからクラブ・イベントまでボーダレスなライ

URBANO

小林太郎の持ち味である重厚なロック、グランジ、ハード・ロックなサウンドから伸びやかな歌声に加え、前作で見せつけてくれたダンス・ロック、これらすべてを昇華させた熱量の高い渾身の2ndフル・アルバムが完成。ヒトリエのゆーまお(Dr)がレコーディ

最低の昨日はきっと死なない

今年の6月、突然メジャー・シーンからのリタイアを発表した彼らのインディーズ復帰第1弾となる今作は、多重録音やクリックを一切使わず、廃カラオケ・ボックスの一室で一発録音されたという。どんなものかと再生した1曲目から、ザラついたノイズの中の悲痛

UNO

若干22歳、本格派ブルース・ギターを武器に次々と大型フェスに出演し、注目を集める女性シンガー・ソングライター、Rei。筆者も初めてライヴを観た際に、アコースティック・ギターから奏でられるその出音のすごさに、終演後すぐに物販でCDを買ってしま

アリスとテレス

奇妙礼太郎を擁する"天才バンド"が2ndアルバムにしてメジャー・デビュー作をリリース。今作では、Sundayカミデ(Cho/Pf)がソングライティングしている9曲と、スタジオ・ジャム・セッションの6曲で構成したボリューム満点の15曲を収録。

逆光で見えない

彼女が17歳のころ"日食なつこ"として活動をスタート。あれから7年の時を経て、生楽器に徹底的にこだわり抜いた渾身の1stフル・アルバムをリリース。わがままの限りを尽くして濃密な存在感をこの作品に持たせたいという目的からクラウドファンディング

涙隠して尻隠さず

2010年に結成された3ピース・ガールズ・バンドSu凸ko D凹koi(読み:すっとこどっこい)の2ndミニ・アルバム。いきなりLED ZEPPELINのリフが聴こえてきたかと思いきや、一気に加速するオープニングから、Track.1「くず息

OPA!

ポルトガル語で"驚き"を意味する表題をつけた7thアルバムは、1曲1曲がビックリ箱的な要素を盛り込んだ作品に仕上がった。奇抜で予測不可能なフレーズや展開を忍ばせた一筋縄ではいかない楽曲が多い。とはいえ、キャッチーな歌メロや人間臭いアプローチ

ララバイグッバイ

昨夏、UK.PROJECT主催オーディションにて特別賞を受賞したCettiaが、2月のデビュー・ミニ・アルバムに続き1stシングルをリリース。この春上京した彼女が故郷を思い浮かべて書いたという「ララバイグッバイ」も、"綺麗な本当なんていらな

May I join you?

大阪・堺発、4ピース・バンドの初の全国流通盤となるミニ・アルバム。すぐさま聴き手の胸を掴んで離さないのは、空へと突き抜けていくような紅一点のヴォーカル、たじまあやこの歌声。ドラマティックなメロディ・ラインもその歌を存分に引き立ててくれる。と

10th Anniversary Best Album「りんご盤」

10周年を彩るベスト・アルバムにして、SUMMER SOLSTICEにとって初の全国流通作品。透明感のある伸びやかな歌、第2のヴォーカルのように歌いまくるギター、バンドの感情を支えながらも焚きつけていくリズム隊。その演奏は、平熱ながらも誰に

Open Up My Heart

弱冠18歳のドラマー、KenTが加入して初の音源且つ、The Winking Owlのデビュー・シングル。エモ/ラウド系のサウンドやビート、プロダクションでありつつ、Luizaの切な苦しいヴォーカル表現が、彼女のバックボーンである宇多田ヒカ

運命開花

人間の矛盾や邪悪な部分にあえて手を突っ込んで引きずり出す初期のニュアンスを"投げっぱなし"じゃなく聴かせる。そのことにバンド自身が自覚的且つ客観性を持った強いアルバムが完成した。ジャジーなスウィング感を持ったTrack.1「暗闇でダンスを」

TULI

0℃ PARADE、1stフル・アルバムにして初の全国流通音源。一聴するとUK/USインディー色が濃いが、彼らがやりたいのは決して洋楽の焼き増しではない。押韻を多用した流れるようなリズムにしろ、身体の内側から迫りくるような熱量の上げ方をして

Breathe and breathe again

バンド・サウンドといっても様々なジャンルがあるが、ジラフポットというバンドもまたひと言でいい表すのは難しい。ギター・ロックというにはハードでエモーショナルだし、パンクというにはメランコリック。多数の顔を持ちながらもどの表情も等しく輝くという

Godspeed you!

フロントマンの土肥大人(Vo/Gt)が"自分の好きな音楽をやる"というポリシーのもと制作された5曲入りミニ・アルバム。シンセが全面に出たダンサブルかつ幻想的なTrack.1、8bit的なキーボードの中毒性も高く疾走感のあるTrack.2、4

シュレディンガーの猫

今年の"スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR"出演をきっかけに、これまで以上に人気を上げているBrian the Sun、約1年ぶりのリリース作。初期曲と最新曲で構成された5曲入りミニ・アルバムだ。各プレイヤーの演奏と歌唱をほぼ補整せ

記憶の中と三秒の選択

5月と7月のシングル連続リリースを経て完成した初のフル・アルバム。シングルにも収録された4曲も然ることながら、今回新録された6曲の勢いが非常に瑞々しい。リード・トラック「ヒーローのつくり方」のコードを力強いストロークで刻むTHEギター・ロッ

タンバリンをこわしちゃった2

"季節はこんなに変わるのに/僕らはちっとも変わりゃしない"――というキャッチーで、やけっぱちめいたフレーズを連呼する「春夏秋冬」で幕を開けるアルバム。それでも、"1・2・3・4で変わろうぜ"という高らかな歌でグッと晴れやかになって、続く曲「