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DISC REVIEW

We Are All Where We Belong

アメリカの無料音楽ストリーミング・サイト“grooveshark”を発火点に爆発的人気を獲得したテキサス出身の4人組インディ・ロック・バンドQUIET COMPANYの日本デビュー作。音楽性はBEIRUTやTHE NATIONALにもつなが

Bist Du Dabei?

90年代に活躍したギター・ポップ・バンドの名前をいくつか出せば説明できてしまいそうな、何の変哲もない、しごくまっとうなギター・ポップ・サウンド。というのはイヤミでも何でもなくて、ヒネリのないサウンドだからこそなのか、ただひたすら気持ちいい。

Let Me Introduce You

ポストJohn Clayton Mayerと名高い、オーストラリアの21歳の少年がメジャー・デビュー。ベテラン・ギタリストTommy Emmanuelの愛弟子であり、世界中のギター・プロが太鼓判を押す彼の魅力はなんといっても、歌心満載のメロ

BRAiNMATHS

James BlakeやSBTRKT、Zombyといった現行のベース・ミュージック・シーンを牽引するアーティストたちをコンパイルしたUKの名門レーベルRAMPの日本独自コンピレーション『R-Way Junction』のリリースに引き続き、サ

Hospitality

2007年にNYのブルックリンで結成されたHOSPITALITYのデビュー・アルバム。全曲シングル・カットできそうなポップで爽やかな楽曲が並んでおり、一枚を通して同じ雰囲気が感じられるほどまとまりがあるので、歯切れが良くあっさりと聴き終えら

Sees The Light

昨年BLACK LIPSと共にカップリング・ツアーを行ったUSインディ界のアイドル・ガレージ・バンド、VIVIAN GIRLS。ここ日本でも刺激的かつチャーミングなパフォーマンスで多くの音楽ファンを魅了した彼女らだったが、そのルックスと佇ま

Moth

日本でも限定生産のデビューEPが即完したほど話題となったロンドン出身の5人組EXLOVERSが待望のデビュー・アルバムを完成させた。FLORENCE & THE MACHINEやTHE BIG PINK等のプロデュースで知られる話題のプロデ

A Wasteland Companion

多彩なフォークの音色が紡ぐグッド・メロディ集は、暖かくも優しく、そして輝かしい小さな幸福の結晶のようで、聴き終えた後の心は感動的な想いで満ち足りているだろう。現代アメリカの良心や至宝と呼んで過言ではないSSW、M.Wardがソロ名義としては

Language

朝と夜の境目に漂う空気、群青の向こう側で少し空が白み始める時間。ロンドンで結成され昨年11月にDouble Denimからデビューを飾ったばかりの5ピース、ZULU WINTER(ズールー・ウィンター)のデビュー・アルバムは、そんな景色から

Boys & Girls

英老舗レーベルROUGH TRADEが放つ2012年最注目新人バンドALABAMA SHAKES。古き良き時代を彷彿とさせるクラシカルでパワフルな演奏も然ることながら、まずバンドの紅一点Brittany Howard (Vo & Gt)のハ

Mr. Impossible

“Chaos!”と叫ばずにはいられない。BLACK DICEの通算6作目となるアルバムだ。結成から15年が経つ彼らだが、何を貪り食ってきたらこんな音像に辿り着けるのだろうか。不穏なノイズ、歪みまくったギターに、左右上下から飛んでくる細切れに

past, present, future

海外でも活動を行う、日本の4人組インスト・ロック・バンド、LITEのミニ・アルバム。ギター、ベース、ドラム、シンセサイザーがスクラムを組んで突進していくかのごとき、アグレッシヴなバンド・アンサンブルが聴ける。寄らば斬られそうな鋭さで刻まれる

Disc 4 The Seasons

前作『dynamo』から約1年半振りとなるニュー・アルバム。彼らの持ち味でもあるアッパーでハイテンションなグルーヴはさらに磨きがかかり、先行シングル『Sonic Fireworks』でみせたドラマティックな世界感を押し広げたメロディアスで

what happened in yesterday

小木戸 利光、小木戸 寛の兄弟によるポスト・ロック・バンドのtokyo blue weepsは昨年、震災後にアルバム『incarnations』をリリースし、その繊細で優しくも美しい旋律が震災後の悲惨な状況と対照的で疲れた心を癒してくれた。

LOVE

愛の名の下に、2012年のFoZZtoneが始動。昨年3月のあの悲しい出来事から、それでも明日に向かって歩を進めたロックが、この『LOVE』に辿り着いた。ミドル・テンポで足を踏み鳴らし手拍子を響かせ、大行進のようなビートに乗って"光が刺して

Gris Gris

実力派4ピース・ロック・バンド、ザ・ビートモーターズが待望の2ndフル・アルバム『Gris Gris』(グリグリ)を完成させた。今作は秋葉正志(Vo & Gt)の優しい歌声が響く幻想的な雰囲気から激しいバンド・サウンドへ急展開する「星に願い

hachimitsu e.p

NIKIIE(ニキー)、本年のリリース第1弾が、春風を一杯に孕んで到着。2010年のデビュー当初から、流麗な英語を交えて真っ直ぐに放たれる歌声には人の耳を力強く奪い去る瞬発力があったが、今作ではより透明感が増し、喜怒哀楽に加えて更に表情が豊

WE ARE

The Mirraz、Czecho No Republic、踊ってばかりの国などでおなじみのmini muff recordsから次にとび出すバンドは女性ヴォーカル! 男4人、女1人という構成で、ゆるく脱力感もあるヴォーカルとちょっぴりスト

僕とターヘルアナトミア

“歌集”と名付けられた、KUDANZのニュー・アルバムが到着。“ターヘルアナトミア”とは解体新書の原著のことで、今作のタイトルには“たくさんの出来事やいろんな気持ちを1曲ずつ紐解いてみんなに聴いてもらう”という意味が込められているという。そ

information

“なんだ、これは!?” 聴き終わって真っ先に頭に浮かんだのは、物書きとしては情けないながらもそんな言葉だった。予想外のものに出くわした時、人間というものはなんてありきたりな言葉しか出てこないのだろう。奇想天外という四文字熟語を音で表したらこ