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DISC REVIEW

窓

MO'SOME TONEBENDERの百々和宏がソロ・アルバムをリリースする。バンドでのソリッドなサウンドとは一転、多彩な音楽性を見せてくれている。中島みゆき、Johnny Thundersのカヴァーに加え、小林麻美の「雨音はショパンの調べ

inletPAGE

なりふりかまわずに突っ走って、その先にあるはずの何かをつかまえようとする。ここではそんな演奏が展開されている。ドラマーが打ち出すシャープなリズムの上をベースが滑り、2本のギターは絡み合いながら勢いよく駆け抜ける。ヴォーカルは見えるようで見え

iSH

東京とベルリンを拠点に活動する日本人女性アーティストKyoka。今作は坂本龍一とのコラボが話題となったALVA NOTOなどが率いるドイツのレーベルであるRaster-Notonから今年2月に発売された12インチ・レコードの国内盤CDEPと

Wavement

昨年11月にリリースされた1stミニ・アルバム以降、都内のライヴハウスを中心にとんでもないスピードで話題沸騰中の3ピースThe Flickersから早くも届けられた2ndミニ・アルバム。BPMの早いダンス・ビートとシンセ・サウンドに切れ味の

frienemy

現在another sunnydayのヴォーカリストとして活動している伊藤文暁のソロ・アルバム。UKのギター・ポップ・バンドとUSのインディー・ロック・バンドの音をJ-POPの土台の上で表現したかのような、メロディックでポップながらも深みの

Yellow Yesterday

井上陽介(Gt)を中心に京都で結成されたTurntable Films。2010年にsecond royalよりリリースされたデビュー・ミニ・アルバムから待望の1stフル・アルバムと言っていいだろう。一年かけて作られたという楽曲群はリズムよ

Here!

2008年8月に結成したコイケ(Vo&Gt)、オカヤス(Vo&Dr)による男女2人組みバンドのほぼ1年ぶりとなるニュー・アルバム。体制的にはTHE WHITE STRIPESのそれと同じではあるが、彼らは限りなく最小限の人数で灼熱のロックを

My Melody (Diary Of Life)

the telephonesのフロント・マンにしてコンポーザーでもある石毛 輝の、前作から約1年半ぶりのセカンド・アルバムが完成した。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、シンセ等全てを手掛ける才能にも脱帽するが、何よりもメロディ・セ

KTEP2

CDを再生した瞬間から“これは……!”と唸らずにはいられないキラー・チューンが詰め込まれた攻めの2000枚限定マキシ・シングル! 凝ったマニアック性と大衆の心もグッと掴みそうなキャッチーなメロディの絶妙なところをついてくるバランス感覚はさす

erie

2009年より活動を開始した5人組エモ・ロック・バンドerieのデビュー・ミニ・アルバム。まるで人間の喜怒哀楽のごとく激しく変化するサウンドと歌で貫かれた世界観はRADWIMPS meets envyと称されている。それは2010年にRO6

Unpatterns

James FordとJas ShawからなるSIMIAN MOBILE DISCOが帰って来た。かつてはJUSTICEやDIGITALISM、BLACK STROBE等とエレクトロ・ロック・ブームの立役者となり、片割れJamesはARCT

Never Look Back

耳の早いリスナーはもう彼らのことを嗅ぎつけているのではないだろうか。まだ日本デビューこそしていないが、SXSWやCoachellaなど多数の有名フェスに出演し、現在アメリカやイギリスを中心に知名度を伸ばしているのがこのELECTRIC TO

SOLT&PLUM

複雑に、巧妙に構築されてゆくバンド・アンサンブル。様々な方角から音が飛び出し、4つの音が描き出す情景の美しさには毎度惚れ惚れする。昨年は多数のフェスやイヴェントに出演し、精力的なライヴ活動を行う4人組インスト・ロック・バンドrega。彼らの

Q&A

"オワリカラなのにオワリカラじゃない。そうか、これが今のオワリカラなんだ"と、前作『イギー・ポップと賛美歌』で思ったが、今回もそうだ。自分たちの新しい可能性を試したくて、それが面白くて仕方がないのだろう。瑞々しいサウンドに焦りの文字は無い。

Not Your Kind Of People

USの紅一点ポップ・ロック・バンドGARBAGEから7年振り5作目となる待望のオリジナル・アルバムが到着。活動休止中、ドラムスのButch VigはMUSE、GREEN DAY、FOO FIGHTERSなどのプロデュースを手掛けるなど精力的

恋に似ている

2009年に結成し"恋愛至上主義"を掲げた21世紀型フォーク・ロック・バンド、THEラブ人間の3年間が詰まったフル・アルバムが完成。見て見ぬふりをする美学を純潔に歌い上げるだけの音楽に辟易している方々はこのアルバムを聴くべきだ。1曲目の壮大

Eat The Moon

UNCHAIN 5枚目のオリジナル・フル・アルバムは、メンバーが“深夜の移動遊園地”“夜に現れるサーカス団”と例える通り、腰が砕けそうなほどファンタジックでロマンティックな作品だ。過去最多という13人のゲストを招いて作られたのもあり、様々な

Here We Are

TWO DOOR CINEMA CLUBを世界的ヒットに導いたKITSUNÉより期待の新人がデビュー。UKロック界の巨匠FRANZ FERDINANDのAlexander Kapranos (Vo&Gt)が、制作全般を受け持つほどに惚れ込ん

Radlands

日本でも熱狂的な支持を得ているMYSTERY JETSの約2年ぶり通算4枚目となるフル・アルバム。まず冒頭を飾るタイトル曲「Radlands」から漂う80'sの空気感に溶け込む美しいメロディと洗練されたバンド・サウンドに今作の完成度の高さが

Chateau Faux-Coupe

70年代のジャズやフュージョンと80年代のディスコやファンクを混ぜ合わせて、その中に90年代のヒップホップを溶かし込んだようなサウンドはどこか懐かしい。しかしそこにMaya Vikの艶かしい歌声が絡みついていくと、近未来的とでも言えそうな、