Japanese
東京初期衝動のライヴ・レポート公開。進化や変化こそあれど、根っこの部分は何も変わっていない――初期衝動の向こう側へと辿り着いた4人のワンマン・ライヴをレポート
2025.10.23 18:00
インディーズでの十分な活動を経て、9月にアルバム『東京初期衝動』でメジャー・デビュー。"自分たちの初期衝動は出し切った"としーな(Vo/Gt)が語り、今新たなフェーズに突入しようとしている東京初期衝動が、"みなさんッッ‼️さよなランデブゥ〜🐽‼️これガチね⁉️"と意味深なタイトルを付けたワンマン・ライヴを開催した。
東京初期衝動 | Skream! ライヴ・レポート
なおSkream!では、東京初期衝動のメジャー・デビュー・アルバム『東京初期衝動』に迫ったインタビューを公開中。
東京初期衝動 | Skream! インタビュー
▼リリース情報
東京初期衝動
メジャー・デビュー・アルバム
『東京初期衝動』
NOW ON SALE
[KING RECORDS]
【初回限定盤】(CD+DVD)
KICS-94229/¥3,900(税込)
【通常盤】(CD)
KICS-4229/¥3,300(税込)
[CD]
1. Becauseあいらぶゆー -You are my beginning and you are my end Ver.-
2. さよならランデヴー
3. Baby Don't Cry -Baby Love Ver.-
4. 恋セヨ乙女
5. マァルイツキ -Full Moon Ver.-
6. 中央線 -カルス中野UB Ver.-
7. 春 -Sentence Spring Ver.-
8. 愛うぉんちゅー
9. LSD
10. 再生ボタン -New Button Ver.-
11. ロックン・ロール -Pure Rock Ver.-
Bonus track 東京初期衝動 -Primitive Ver.-
[DVD] ※初回限定盤
■特典ライブ映像
<Live at 渋谷WWW 2025.3.3>
1. 高円寺ブス集合
2. 流星
3. メンチカツ
4. 猫
5. 失恋回転寿司
6. 岡崎京子のあの娘になりたかった
7. 次に生まれてくるときは
8. untitled
9. おたくの犬が騒がしい
■東京初期衝動Music Video
配信はこちら
先行配信シングル
「さよならランデヴー」
NOW ON SALE
NOPA-7932
※映画『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』主題歌
配信はこちら
▼ツアー情報
"東京初期衝動 ツアー2025"
12月18日(木)大阪 Live House Pangea
12月19日(金)名古屋 CLUB UPSET
12月23日(火)東京 下北沢SHELTER
OPEN 19:00 / START 19:30
[チケット]
前売 ¥4,000 / 学割 ¥3,000(税込/D代別)
※学割:大学生/高校生/中学生/専門学校生 他、入場時に学生証提示(コピー不可)
■一般発売:11月8日(土)10:00~
https://w.pia.jp/t/tokyo-syoki/
チケット詳細はこちら
▼映画情報
"フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]"
池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿ほか全国公開中
Related NEWS
東京初期衝動 (137)
MUSIC VIDEO
Related DISC REVIEW
-
-
8月の配信シングル「さよならランデヴー」では、盟友 北澤ゆうほ(Q.I.S./the peggies)を作曲&編曲に迎えてバンドの持つポップ性をブーストした東京初期衝動。この「さよならランデヴー」は、"君"と過ごした日々、未だ美しいだけの思い出にはできない日々を、ブライトなギター・サウンドと駆け上がっていくようなメロディとで、センチメンタルで愛おしい青春の1ページへと封じ込めたような曲となった。この青春期のストーリーと、インディーズ時代の代表曲の再録とで構成されるのが、セルフタイトルを冠したメジャー・デビュー・アルバムだ。傷付いて、傷付けて、ナイーヴさを隠すようにクールに尖ってみせる。不器用なパンク・ロックの記録となった作品だ。(吉羽 さおり)
-
-
岡崎京子の漫画に登場するワンシーンが使われたジャケットに加え、前作『pink』の続編を思わせるタイトルだが、バンド・サウンドは別物と言っていいだろう。北澤ゆうほ(Q.I.S./the peggies)をプロデューサーに迎え、前作よりキャッチーさが冴え渡る本作。爽快なパワー・コードが炸裂する「LSD」や、陽気なギターと痛快なヴォーカルが絡み合う「猫」、前作収録の「メンチカツ」を彷彿とさせる荒々しさに怒り爆発の詞を乗せた「おたくの犬が騒がしい」等、東京初期衝動らしさそのままに、メロディやリズムの変化、ポップスとして昇華する遊び心が要所で取り入れられた。生々しいけどからっとしているような、岡崎京子の漫画に通ずる空気感も癖になるラヴ・ソングたち。(山本 剛久之)
-
-
2022年発売の1stミニ・アルバム『らぶ・あげいん』以来のCDリリースとなる、東京初期衝動の最新EP。岡崎京子のイラストに載せた"pink"のタイトルだけで、サブカル野郎をドキッとさせる今作。しーなちゃん(Vo/Gt)のリアルな息遣いで始まる失恋ソング「untitled」から、先行リリースされた「恋セヨ乙女」、「はないちもんめ」を含む5曲を収録した今作は、全曲が失恋ソング&さよならソング。乾いたバンド・サウンドに感傷的且つ感情的なヴォーカルで女子の本音を歌う楽曲たちに、コンセプチュアルな作品性とこれまでとの印象の違いを感じたが。ラストの「メンチカツ」がバカすぎて、なんだかホッとした。豊かな表現やサウンドのこだわり、作品の統合性からバンドの充実っぷりも感じる1枚。(フジジュン)
-
-
初の6曲入りミニ・アルバムは、前作『えんど・おぶ・ざ・わーるど』の延長線上に位置する作風と言えるかもしれない。すでにMV公開済みの「ボーイフレンド」では銀杏BOYZのサポート・ギタリストを務める山本幹宗をサウンド・プロデュースに起用。歌詞とメロディは美しく磨き抜かれ、トキョショキ史上最も爽快なポップス・ナンバーに仕上がっている。さらに「俺流サニーデイ・サービス」においては本家の曽我部恵一(Vo/Gt)をコーラスで迎え、こちらも良質なポップ曲。そして、「梅毒」は今のご時世に警鐘を鳴らすように、トゲトゲしいパンク・サウンドでユーモアたっぷりにメッセージを投げつけている。「ボーイズ・デイ・ドリーム~ドッカーンver.~」はバンド・アレンジに生まれ変わっており、これもライヴで聴いてみたい。(荒金 良介)
-
-
"アイツらを黙らせろ僕が僕である為に"と、バンドの決意表明のように高らかに打ち上げるストレートなロック・ナンバー「腐革命前夜」を皮切りに、底抜けにキュートなポップ・ソングや歪んだガレージ・パンク、淡いミディアム・ナンバーまでをも呑み込んでゆく東京初期衝動の2ndアルバム。前作『SWEET 17 MONSTERS』から約2年3ヶ月ぶりとなる今作は、銀杏BOYZに強いリスペクトを掲げて爆走する彼女たちが、決して単なる勢いや衝動だけでは語れないバンドであることを証明するような1枚になった。聖なるサウンドに乗せて、"2021年もすこし大変な時だったネ"と語り掛ける「クリスマス」など、アルバムの節々でふいに垣間見られるしーなちゃん(Vo/Gt)の優しさにぐっときてしまう。(秦 理絵)
-
-
昨年新ベーシスト あさかが加入した東京初期衝動の新体制初ED。異なる方向に振り切った全3曲は、ライヴハウス直系のインディー・ロックから売れ線のJ-POPまで、実は東京初期衝動が多面的なポテンシャルを秘めたバンドであると感じさせる1枚。打ち寄せる波の音をSEに弾ける夏のパーティー・チューン「さまらぶ♥」、ベースの低音が別れの痛みをやわらかく包む仄暗いバラード「blue moon」、銀杏BOYZ直系の疾走する青春パンク「春」と、まったく違う方向へと振り切っている。ラヴ・ソングのようでもありメンバー脱退の悲しみを断ち切る歌にも聞こえる「春」は、"あなたと見る景色が変わったって/僕はそれでも歌いつづけるだろう"と、バンドの新たな決意が滲む歌詞も印象的。ここから彼女たちの第2章が幕を開ける。(秦 理絵)
Related INTERVIEW
Related LIVE REPORT
東京初期衝動
2025.10.05 @東京キネマ倶楽部
東京初期衝動
2023.02.26 @東京キネマ倶楽部
東京初期衝動
2022.12.19 @下北沢SHELTER
東京初期衝動
2022.02.12 @LIQUIDROOM ebisu
東京初期衝動
2021.12.24 @渋谷チェルシーホテル
[BAYCAMP 2021 "DOORS"]
2021.09.20 @USEN STUDIO COAST
東京初期衝動
2021.07.30 @LIQUIDROOM ebisu
[BAYCAMP 2021 "DOORS"]
2021.05.22 @USEN STUDIO COAST