Japanese
Klang Ruler × Marshall
2024年04月号掲載
Member:Gyoshi(Gt)
Interviewer:米沢 彰 Photographer:濱谷 幸江
-今回、Marshallから"Motif II A.N.C."を提供されましたが、まずはGyoshiさんが持つMarshallへのイメージなどをうかがえますでしょうか?
アンプのイメージがやっぱり一番大きくて、抜けが良くてハリのあるサウンドというイメージが強いですね。バンドではRolandをメインに使っているんですけど、個人的な活動とかサポートのときはMarshallも使わせていただいていて。なので今回お話をいただけて嬉しかったです。
-ギターはFenderでほとんど統一されていますよね?
ほぼ1本しか使ってないんですけど、上京したときに初めて買ったギターだったので、もうお守りみたいになっちゃってて。これからいろんなギターに触れて、ローテーションとかもしたいんですけど(笑)。
-ツアーとか行って、舞台袖にギターをいっぱいスタンドに立てて。
そういうの憧れますよね。曲によってローディーさんがギターを渡してくれたりとか(笑)。今はまだそういうのは難しいですけど(笑)。
-"Motif II A.N.C."を試してみた感想をうかがえますでしょうか?
こういう無線のイヤホン自体が初めてだったので、すごい感動しました。
-今までずっと有線ですか?
そうですね、もうめちゃくちゃ絡まって"ウゥー!"ってなって(笑)。
-(笑)なりますよね。
こういうの買いたいなってずっと思っていたんですけど、ちょっと高いじゃないですか(笑)。なのですごい迷ってたんです。
-有線使ってますって人はKEYTALKの八木(優樹/Dr/Cho/2022年2月号掲載)さんみたいに"なくしちゃうんです"っていうタイプの方だったので、まったく初めてですっていうのはこれまででも初ですね(笑)。
なくさないかな、っていうのはたしかにありますね。あとは電車とかで他の人のに繋がるみたいなのが怖いなって思っていました。
-ペアリングとか、初期設定をちゃんとしていればそういうことは起きないので大丈夫ですよ。
そうなんですね。使いこなせるように頑張ります(笑)。
-いろいろ試してみたかなと思いますが、どういった音源を聴いてみましたか?
SUNDIALっていうシンガポールのアーティストで、いろんな音をサンプリングしていろんなとこから鳴らしてるみたいな音なんですけど、すごい立体感があってクリアに聴こえて、すごく相性がいいと感じました。音の解像感が高いですよね。あと自分でイコライジングできるのも良かったです。一番下の設定(ミッドリダクション)が特に良かったですね。低音もちゃんと聴こえるし、細かいところまでよく聴こえました。選べるだけじゃなくて、自分でも細かく変えられるのもいいですね。
-イコライジングを自分でいじるとちゃんとついてくるな、って感じられるのがいいですよね。
うんうん、たしかに。あと見た目がアンプをリスペクトした感じでいいですよね。触り心地も気持ちいい(笑)。
-アンプの見た目を引き継いでいるのはすごくかわいいですよね。ちょっと前までは、スタジオに入ったりしたことのある人しか知らなかったはずのMarshallが、どんどん一般に広がってきたって感じがしますよね。
たしかに。毎日のように街で見かけますね。スピーカーもあるじゃないですか。めっちゃデザインかわいくて、友達もみんな持ってるし、イヤホンもヘッドホンもファッションの一部になってて、"今日のコーデ"みたいな中にここまで入ってるみたいな。
-使い勝手や使用感はいかがでしたか?
"アクティブノイズキャンセリング"にすると本当に他の音が何も聴こえなくなって、音楽に集中できるし、逆に"トランスペアレンシー(モード)"にすると周りの音をすごく拾って、"こんなのあるんだ"ってぐらいなので、時と場合によって使い分けようかなと思います。
-かけかたの度合いもアプリ上で設定できるので、外音をどれぐらい入れるのかとか設定できるのもいいですよね。
外歩いているときとか、危ないときはこれで細かく設定したらいいですよね。試すのも楽しいです(笑)。撮影中も結構いろいろ試してました。
-普段はどういった環境で音楽を聴いていますか?
外では有線で、家ではヤマハのスピーカーとか、小さいパソコンみたいな見た目のDivoomとかでも聴いたりしています。
-普段の視聴環境と比べたときの"Motif II A.N.C."の感想をうかがえますか?
有線のイヤホンはフラットに聴こえる系の、自分の弾いた音を確認する用というか、どっちかというとフラットに聴こえるから良くも悪くも聴きやすいんですけど、こっち("Motif II A.N.C.")のほうは楽しんで聴く用なのかなってすごく思いました。
-Klang Rulerとしては、直近では昨年7月の「グッバイワールド」のリリースが最新で、それ以降は主催イベント"Magnet"の開催や、対バン、イベント、フェスへの出演などライヴ活動も精力的に行っていますね。直近の活動で特に印象に残っていることがあったら教えていただけますでしょうか?
「飛行少女」(2023年2月のデジタル・シングル)のリリースですね。デモ・シリーズっていう形で、リリースするかわからないラフに作った曲を発信しているんですけど、その中で反響が一番大きかったので音源化することになったもので。ライヴでも一番盛り上がったりして、一番印象に残ってますね。
-リリースとは時期をずらしながらMVをアップしたりと、じわじわとファン層を広げていくための活動を丁寧に進めているように見えます。今現在、バンドとして目指していることや目標など、もしあったらうかがえますでしょうか?
歌謡曲とかをリスペクトしたうえで、"MIDNIGHT SESSION"っていうカバー企画を通して、幅広いお客さんに愛されるようなバンドになりたいので、これからもっと上を目指せればと思っています。
-バンドとしてはここまで4年間でデジタル・シングルを13本リリースしてきていますね。この"Motif II A.N.C."で聴くならこの1曲、ってあえてセレクトするとしたらどの曲になりますでしょうか? 理由も含めてうかがえればと思います。
「ジェネリックラブ」(2022年リリースのシングル)ですね。壮大な世界観があって、すごく聴いていて浮遊感を包まれる歌で。ドライヴとかランニングにもマッチする曲だと思うのでおすすめですね。
-これまでアルバムやEPといったまとまった作品はまだリリースしていませんね。そういった話は出ていたりはしないのでしょうか?
5月15日に1stアルバムが出ます! "Space Age"というタイトルで、レトロフューチャーな世界観の宇宙時代に愛されているミックステープというコンセプトの作品です。今のKlang Rulerの集大成となる自信作になったので、ぜひチェックしてください!
-今後のバンドの予定、個人の予定など見えているものがあったら教えていただけますでしょうか?
7月5日にZepp Shinjuku (TOKYO)、7月13日には大阪のYogibo META VALLEYでワンマン・ライヴ([Klang Ruler One Man Show "Space Age"])の開催が決定しています! アルバム・リリース・ツアーになるので、ぜひみなさま足を運んでいただけると幸いです。私たちと一緒に宇宙旅行に出掛けましょう!
-最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。
これから新年度で、新しいことを始める時期で不安も多いと思うんですけど、音楽を聴くとやっぱり不安やマイナス思考を吹き飛ばせるし、音楽は自分の味方になってくれるので、たくさん聴いてほしいです。私もこのMarshallのイヤホンを使って毎日音楽と一緒にいようと思います。良かったらこれでKlang Rulerも聴いてくれたら嬉しいです。
Gyoshi(Klang Ruler)
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