Japanese
ポタリ × mick(Amelie)
2019年02月号掲載
ポタリ:鈴木 奈津美(Vo) 中西 詠美(Gt) 内田 愛子(Ba) 茄子川(Dr)
Amelie:mick(Vo/Gt/Pf)
インタビュアー:宮﨑 大樹 Photo by 上溝恭香
-愛知(ポタリ)と埼玉(Amelie)で活動拠点が違うわけですけど、対バン以外でも親交はあるんですか?
中西:mickたちが名古屋に来たときは飲みに行くこととかもありますね。
茄子川:詠美の家に泊まってたよね?
mick:ナツの家にも泊まった。
鈴木:ツーマンの前日に泊まったんだよね? で、次の日のツーマンでmickが"詠美と一緒に久しぶりに女の子みたいな時間を過ごしました"みたいなMCをしていて、対バン仲間を立ててくれるし、お客さんも盛り上がるっていうのが秀逸で勉強になるなって。mickとは、"どういうMCをしたらお客さんが盛り上がるんだろう"っていう話は昔からいろいろしたなぁ。紙に書くとかね。
mick:今でもやってるよ。ライヴ前に言うことをノートにバーって書いて。でもステージに上がる前には忘れるようにしてる。(ノートを)再現しないといけないみたいになっちゃうから。書くだけ書いて、頭を整理してる。
茄子川:それを書いているときは話し掛けちゃいけないみたいな空気になってるよね。"今はだめだ"って。
一同:(笑)
-ちなみに、ポタリはガールズ・バンド、Amelieは紅一点バンドっていう違いがありますよね。お互いの形態でバンドをやってみたいとか思うことはありますか?
mick:あぁー、ギャルバンはやってみたいなって思うようになった。ポタリは歳も近いし部活みたいで楽しそう。
茄子川:逆に年齢とか性別が違うとどう成り立っているのか気になる。
mick:ポタリはみんなで旅行とかディズニーとか行くじゃん? そういうのがない。バンドの活動以外での行事をやってみたかったのはあるな。
茄子川:Amelieはそういうのやれそうだけど、意外とないんだね。私はシャカラビ(SHAKALABBITS)とかジュディマリ(JUDY AND MARY)が世代的にすごく好きだったから、Amelieの体制に一番憧れた。ただ自分がドラムだから絶対にできない......。
一同:(笑)
茄子川:初めて対バンしたときから"うらやましいな"ってずっと思ってた。女がヴォーカルだけってめちゃくちゃカッコいいなって。
鈴木:女が牛耳って引っ張っていく感じがね。私はポタリしか組んだことないから想像もつかないけど。
-それぞれのパート同士で音楽的な話をすることもあります?
茄子川:ドラムの話はあんまりしないですね。
内田:ベースは、音の好みが似ているよねっていう話はずっとしていて、リハのときとかにお互いに話したり、機材が変わっていたら見にいって教えてもらったりしています。
中西:私もあんまりしないんだよなぁ。どっちかと言うとソングライティングの部分の話はするかも。自分が歌わない曲を作っている立場として聞くことはありますね。mickにも"どういう気持ちで歌っているの?"って聞くことは多いです。
-ヴォーカル同士とかもあります?
鈴木:この前"自信がない"みたいな話をしたよね? 気持ちに波があって、イケイケなときもあるし、自信がないときもあって"どうやって気持ちを作ってる?"みたいな話をmickとはするかな。
mick:してたねぇ。
鈴木:"ナツらしくすればいいじゃんよ"、"好きなことやればいいよ"みたいに、無理に変わろうとするなよって言ってくれました。
茄子川:いい奴だな!
mick:いい奴だぞっ(笑)!
内田:でもフロントマン同士がどういう意見交換するかっていうのは気になる。
鈴木:自信を持ってできるように、お互いのいいところを褒めるとか。逆に"ここを直した方がいい"とかは言わないね。
mick:カウンセリングみたいな感じだよね、きっと。
殻を破ろうとしている感じはした。
"変わりてぇ! 新しい扉を開くぜ!"みたいな(mick)
-では、ニュー・アルバム『ポタリの3』の話にも入っていこうと思いますが、mickさんはこのアルバムを聴いてみていかがでした?
mick:殻を破ろうとしている感じはした。"変わりてぇ! 新しい扉を開くぜ!"みたいな。
鈴木:嬉しい。たしかにいろいろチャレンジしたり、今までやっていないものを入れたりしてる。今まではライヴでできる範囲の中でカッコいいものを追求してきたけど、今回は音源として単純にカッコいい音は入れられるだけ入れたし、"もっとカッコ良くするためにはどうしよう"って突き詰めた1枚になっているなと。
mick:「MONSTER(Album ver.)」を聴いたら加工が入っていて"おぉー"って。
鈴木:愛子がパソコンでやってくれたんだよ。シングル・バージョンと違って、曲の頭にね。
内田:そう。アルバム・バージョンというものをやりたかったから。
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