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DISC REVIEW

Japanese

2018年06月号掲載

MONSTER

ガールズ・バンドとしてではなく、ロック・バンドとしての理想を追求した渾身の2ndアルバム『ポタリの2』をリリースして以降、文字どおり全国のライヴハウスを駆け回っていたポタリから、バンドの次の一手を示すニュー・シングル『MONSTER』が届いた。彼女たちのシングルには珍しく、ダークでソリッドな表題曲は、自分の心の中にいるモンスターとの葛藤をリアリティ溢れる筆致で綴っている。"あたしは何にでもなれる 可能性のモンスター"という泥臭いフレーズが、このバンドによく似合う。カップリングの「チクタク」は、一転して、鈴木奈津美(Vo)の澄んだ歌声がよく映える、センチメンタルなメロディが印象的なポップ・ナンバー。どちらも今までありそうでなかったポタリの意欲作だ。(秦 理絵)