Japanese
BURNOUT SYNDROMES
2016年11月号掲載
Member:熊谷 和海(Gt/Vo) 石川 大裕(Ba/Cho) 廣瀬 拓哉(Dr/Cho)
Interviewer:吉羽 さおり
-まずシングルの「ヒカリアレ」から入って、続いてアルバムの1曲目を飾る「檸檬」を聴いたときにバチッとハマッた感じがありました。バンドの重厚感、多幸感、アンセム的な人生賛歌みたいなものの連なりを感じられる作品となっています。とても濃いですね(笑)。
石川:そう言ってもらえるのは嬉しいです。
-インディーズ時代の作品ともまたスケール感が違うバンドになったなと思います。
石川:昨日、アルバムの収録曲を全部発表したんですけど(※取材日は10月5日)、Twitterでも"曲名が明るくなった"とか書かれていて(笑)。
熊谷:そうか。
石川:明るくはなったのかな。
-以前は青春期の鬱屈感があったと思うんです。そこからの曲になっているのかなって。
熊谷:タイトルの話もそうだと思うんですけど、BURNOUT SYNDROMESをあまり知らない人たちが触れていく情報の順序があるじゃないですか。まずアルバムのジャケットがあって、アルバム・タイトルがあって、3番目くらいに曲名や曲順がくると思うんですけど。その順番で、開けるようなアルバムにしたいなと思っていて。曲は鬱屈していていいんですけど、アルバム・タイトルやジャケットくらいはパーンとさらに開けていったら、みんなとっつきやすくなるんじゃないかなと。全部ナイーヴなのはなぁっていうのは、プロデューサーでもあるいしわたり(淳治)さんと相談していたんです。うまい具合に、そういうアルバムを作れたんじゃないかなと。
-まずアルバムのタイトルを見て思い浮かべるのは、梶井基次郎の小説"檸檬"だと思いますが、通じるところがあるんでしょうか。もやもやとした青春期を描きながらも、そこを越えていく瞬間のエネルギーも同時に描いていくというか。
熊谷:僕らが中高生のころに聴いていたCDは、今聴くとタイムカプセルのような――当時の情景を思い浮かべたりとか、そういう別のモチーフになるような気がしたんです。それはある種、梶井基次郎の"檸檬"にある爆弾とか。そういうアルバムになってほしいなと思っていたんです。
-そのアルバムのタイトル曲となる「檸檬」が壮大で。"雨"という印象的なフレーズのリフレインと、クラシックのモチーフがしっかりと入っていて、キャッチーさもありながらグッと心に刺さる曲になっています。クラシック・モチーフということでは、最近ではシングル『FLY HIGH!!』のカップリング曲「サクラカノン」がありましたが、今回は、「展覧会の絵」(モデスト・ムソルグスキー作曲のピアノ組曲)というクラシック曲が入っていますね。
熊谷:クラシックのモチーフは、1枚のアルバムの中で1曲はやりたいなと思っているんです。実はこの曲自体、高校時代に書いていた曲で。技術がなくて、今まで形にできずにいたんですけど、頭の中にはこのままのサウンドがあったんです。今回、「ヒカリアレ」で聖書的なモチーフが使われているんですけど、そういうビッグバンと、小説"檸檬"にある爆発を感じたとき、1曲書けるような気がしたんです。ここだなと思って。
石川:スタジオとかではずっと歌っていた曲だったんですよ。いつかやる曲なんだろうと思っていたんですけど、ここできたかと。
廣瀬:そういう意味でこのアルバムが一番、熊谷の頭の中をそのまま再現できた作品だと思っているんです。
-熊谷さんの頭の中のものを再現するということで、ふたりは技術的な面で高いハードルを求められることもあったのでは。
廣瀬:そこは、もうレコーディング前は白目になりながら練習してましたね(笑)。
石川:単純にかっこいい曲を持ってきてもらえれば、テンションが上がってバーッと作ってきちゃうんですよ。
-例えば、「エレベーターガール」などはドライヴ感がある曲ですよね。しかもここでラップするんだ? っていう展開になっていたりと、新鮮な驚きがありました。こういったタイプの曲も今回やってみたかった曲ですか?
熊谷:この曲も高校生のときからあったんですよ。だから、あまり今(のBURNOUT SYNDROMES)じゃないんですよね、このアルバムは。昔からあった曲が半分くらい入ってるし、別に今自分がどういう状況に置かれているかは反映されてないのかな。半年くらい前に考えたり、思っていたりしたものを、1年かけて熟成させているんです。
-音楽的にその方向に向かっていくという。
熊谷:そうです。だから、1年くらいはかかるんですよね、1曲1曲で。
-曲の構成だったり、曲の景色みたいなものがだんだんと頭の中ではっきりしてくるんですか?
熊谷:常に20曲くらいは頭の中にあって。日常的に何かしているとき、"これはいいメロディだな"とか、"これは歌詞に使えそうだな"というものがあったら、それを20曲のどこかにハメていくっていう感じで。並行して作っているので。1曲を集中して作るのは、それこそタイアップのときくらいなんです。
-なるほど、作り方が全然違うというのはそういうことですね。
熊谷:そういうふうに作っているので、1曲も捨て曲なく作れたかなというのはあります。それは達成できました。
-なかでも一番古い曲が「檸檬」ということですが、そのときは何を思ってこういう曲を作ろうと?
熊谷:中学生のときに、アメリカにホームステイしに行ったんです。そこでお世話になった家族はキリスト教徒だったので、寝る前とかにお祈りをするんですよ。"アーメン"という言葉を使いますけど、教会ではそれが数百人単位で行われるんですよね。それもせーので祈るわけではなくて、みんな祈りたい瞬間に祈るんです。それがすごく、言葉も相まって"雨"のように聞こえて。"雨、雨、雨、雨......ザーッ"というような感覚があった。中学生のときに体感したその感覚がずっと頭の中にあったんです。
-それが歌詞に出てくる"雨"に繋がるんですね。
熊谷:俺の中の祈りの景色が、そのサウンドだったんです。
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