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INTERVIEW

Japanese

BURNOUT SYNDROMES

2014年09月号掲載

BURNOUT SYNDROMES

Member:熊谷 和海 (Gt/Vo) 石川 大裕 (Ba/Cho) 廣瀬 拓哉 (Dr/Cho)

Interviewer:岡本 貴之

-歌いながらアルペジオで弾いている複雑そうな部分もありますが。

熊谷:基本的に自分にとって難しいことはしていないので(笑)。そこは苦じゃないんですよね。

石川:僕らから見ても"よく歌えるな"と思うようなことを常にやっているので、彼は。

熊谷:音源を聴いていただいたかたは"ライヴはどうなってるのかな?"とライヴを楽しみにしていて欲しいですね。

-ワンマン・ライヴが10月3日(金)東京・TSUTAYA O-Crestと10月10日(金)大阪・Live House Pangeaでおこなわれますが、これは昨年12月以来のワンマン・ライヴですね。どんなライヴにしようと考えていますか?

石川:昔の曲も今の曲も、新しい曲も全部ひっくるめてやろうかなと思っています。

-ああ、もうすでにアルバムには入っていない新曲があるということですか?

石川:そうですね、今作っている曲をそこで初めてやろうと思っています。

廣瀬:このライヴに来た人が、昔のBURNOUTをちょっと思い出してくれたり、初めて来てくれた人が"こんなバンドだったんだ"って思ってくれたり、アルバムを聴いた人は"こんなふうにやってるんだ"って思ってもらいたいです。そしてライヴで新曲を聴いたに人は"BURNOUTはこんなふうに進化していくんだ"って思ってもらえるようなライヴにしたいと思っています。

-今、廣瀬さんがおっしゃったように、昔からBURNOUT SYNDROMESを見ている人たちもたくさんいるわけですよね。バンド結成から今年で9年ということですが、ご自分たちでどんなところが変化してきたと思っていますか?

廣瀬:デビュー前までは、すごく複雑な構成の曲を作っていたんですよ。今回のアルバムだと「ラブレター。」が1番古い曲になるんですけど、当初は「ラブレター。」や「墜落 / 上昇」みたいな曲を作っていたんです。そこから高校卒業のころに「リフレインはもう鳴らない」を作ったり、どんどん複雑になってきちゃって。それはそれで良いものができたんですけど、今は伝わりやすいものにしていたりとか、本当に色々変わってきていますね。難しくなったり、よりナチュラルな方にしたり。

石川:基本はキャッチーとコアのスパイラルを繰り返しながら消化していけたらな、と。

-"緊張と緩和"というか。

石川:そうですね、はい。 熊谷:そこの融合を目指すことができれば、新しい音楽のシーンに繋がるんじゃないかと思っています。

-みなさんが13歳のときにバンドを結成してここまでの音楽シーンの変化について思うことがあれば教えて頂けますか?

熊谷:僕の印象なんですけど、音楽配信データの容量が軽くなるにつれて、音楽自体の情報量がちょっと少なくなっているじゃないかと思うんです。昔の、なんていうんですかね......音とは別の......怨念のようなものが籠っていたものが、今はサラっとスタイリッシュになったイメージがあるんですよね。もちろんその分、たくさん音楽が生まれてきたし色んな人に聴かれてきたのかなと思うんですよね。ただ昔のゴロっとした音楽を聴いてきた僕らとしては、なんかちょっとさみしい部分もありまして。今のスタイリッシュさと昔の音楽の魂のようなもの、その両方を体現できれば良いなと今の時代を生きていて思います。

-ちなみに"ゴロっとした"部分という意味で、みなさんが共有している音楽ってどんなものですか?

廣瀬:BUMP OF CHICKENですね。

-BUMP OF CHICKENのコピー・バンドから始めたんでしょうか?

熊谷:ではないですね、コピーはほとんどやってきてないんですよ。

廣瀬:僕が加入して3ヶ月でいきなりオリジナルを作り出したので。