04 Limited Sazabys

INTERVIEW

Japanese

04 Limited Sazabys

2014年09月号掲載

04 Limited Sazabys

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Member：GEN (Vo/Ba)　HIROKAZ (Gt)　RYU-TA (Gt/Cho)　KOUHEI (Dr/Cho)

Interviewer：山口智男

－今回、そういう歌詞の書きかたをした曲ってありますか？

GEN：そうですねぇ。今回はわりとわかりやすいかもしれない。

－どの曲も生きることについての考えを歌っているのかなと思いました。

GEN：根本的にはそうですね。それが大きなテーマです。

－実体験が元になっているんですか？

GEN：なってますなってます。自分の生活がリアルに出てます。

－歌詞の面で思い入れのある曲というと？

GEN：「swim」の"もがいて沈んでまた息継ぎ／信じろ未来を"は、僕の中ではまず言わないであろうってフレーズなので、今回は一皮剥けたというか、そんな前向きなことを言うなんてって自分でもびっくりでした。

－未来を信じることができるようになったってことなんですよね？

GEN：そうですね。

－なんで信じられるようになったんですか？

GEN：やっぱり『monolith』が売れたからじゃないですか（笑）。

KOUHEI：やめて。そういうことを言うのやめて（笑）。

GEN：過去って変わらないものだとずっと思ってたんですけど、今の自分の頑張り次第で、過去の解釈っていくらでも変わるんだなって。さっきのフレーズは昔の自分に対して言ってるんです。今、いい状況になってきたことで、過去の苦しい時間も無駄じゃなかったんだって思えるんですよ。

－『monolith』以前は、バンドを続けながら結構辛いこともあったんですか？

GEN：ありましたねぇ。やっぱりお金が全然なかったので（笑）。電気もしょっちゅう止まりましたしね。それがバイトの数が段々減ってきて、いよいよ音楽で食えるぞってなってきたわけですよ。音楽で飯を食っていくなんてホント、夢の中の話だと思ってたんですけどね。

KOUHEI：でも、そこで調子に乗らずに今まで以上に頑張らなきゃいけないという気持ちなんです。

－でも、今回のシングルをきっかけに、さらに多くの人たちに聴いてもらえるんじゃないかという自信はあるんじゃないですか？

GEN：このタイミングでリリースするシングルとして、いろいろ悩んだんですよ。メロディック・パンクで行くのか、それとも踊れるわかりやすい曲をやるのか。いろいろ選択肢がある中で、他のバンドとはちょっと違うアプローチで僕ららしさを出せた4曲ができたので、新しいファンも昔からのファンも納得してもらえるものになったとは思います。

－「swim」はAメロからいいですよね？

GEN：ホントですか！？

KOUHEI：（GENは）結構Aメロに賭けるタイプなんです（笑）。

GEN：大体、どの曲もサビよりもAメロのメロディの方がいいと思います。

KOUHEI：それはそれでどうなの？

GEN：サビってわかりやすさが大事じゃないですか。メロディがどんなによくても、複雑だったらみんな歌えない。だから、いいメロディだったらいいってわけじゃない。それを考えると、Aメロって1番いいメロディのまま、歌詞をつけられる気がするんです。それに歌いだしで心を掴みたいじゃないですか。

－「swim」はまさにそういう曲ですね。ところで、シングルのリリース後は東名阪でシングルのリリース・パーティーがあって、10月5日のTSUTAYA O-WESTは04 Limited Sazabysにとって、東京初のワンマンなんですね。

GEN：今までよりもデカめの会場なので、大丈夫なのかなって思ってたんですけど、発売初日に先行チケットが全部なくなったと聞いて、これはいよいよキテるなというか（笑）。そういうみんなの期待を飛び越えて、いいものを見せたいし、もちろん、キテると言われてる分、ハードルも上がると思うので、"フォーリミなんぼのもんじゃい"と思いながら観る人たちも納得させられるぐらいのライヴをしたいと思います。僕らずっとライヴ活動してきたライヴ・バンドだと思うんで、やっぱりライヴがかっこいいと言われたいですね。