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INTERVIEW

Japanese

SpecialThanks

2013年12月号掲載

SpecialThanks

Member:Misaki (Vo/Gt)

Interviewer:沖 さやこ

-Track.1「Try it out」はファストなメロディックで、コーラスの効いた曲ですね。楽曲の原案は全てMisakiさんが?

全てわたしが作詞作曲しています。コードに歌を乗せたものをみんなに配って、みんながそれぞれ考えてきたものをスタジオで合わせて、そこからみんなでそうじゃないこうじゃない......とやって、最終的にわたしの頭のなかにあるイメージを完成させていきます。「Try it out」は1曲目っぽいのを作ろうと思って、勢いのある元気な曲を作りました。

-スペサンは短尺の曲が多いですよね。

んー、短いとあんまり感じてないかもしれない。丁度いいと思った長さでやっているんで"別にもう1回同じメロディ繰り返さなくていっかな"って感じ(笑)。

-ははは。歌詞が全編英語詞なのには理由が?

日本人だからです(笑)。英語に憧れを持っているから......。昔よく言っていたのは、好きなバンドが英詞だったんですよね。STOMPIN' BIRDやDONUTMANが小学生の頃から好きで、そこから広がっていろんなバンドを好きになって。英語詞で歌う日本のバンドばかり聴いていたので、バンドをやる=英詞なんだと思っていたんです。

-英語は堪能でいらっしゃるんですか?

全然(笑)。歌詞は日本語から書いて辞書を引いたりして直したりして、今回は英語できる人に見てもらったり、まったくわからないところは"ここどうやって英語で言うの?"とお願いして教えてもらったりして。海外でライヴをしたときテキトー英語で歌ったりしたときも向こうの人がすっごいノッてくれたりしたんで"これは英語ちゃんと歌わなくてもイケるんじゃん! メロディが大事なんだな"と思って......以前は学生だったし、歌詞の英語が多少間違ってても別にいいと思ってたし恥ずかしさとかもなかったんです。でも最近は年齢を重ねたからかな? ちゃんと合ってたほうがいいかなと真面目に思うようになって(笑)。ちゃんとした英語を歌おうと思って、ちゃんと見てもらってます。

-自由に作らなくなったぶん、制約などはありますか?

メロディができた後に歌詞を入れるとはめ込むのが難しいんですけど、わたしはいかにメロディにうまくはめるかを考えるのが結構好きなんですよね。だからそれは曲作りのなかでも好きなところです。

-Track.2「After FIVE」はタイトル通り気分がアガる、テンションの高い曲ですが、この曲はギター・ソロがふんだんに入れ込まれていて、アンサンブルが練られている気がしました。

もともと作る段階からたくさんギターやリフが入ってくるイメージがあったので、メンバーみんなで歌って、お客さんも一緒にライヴでみんなで楽しめるような曲を作りたいなと思って。普段わたしは歌いたい派なんで、イェイイェイオ~オ~みたいなコーラスっぽいところも全部歌いたいんですよ本当は(笑)。でも実際自分がライヴを見に行くと、そういうものを楽しいなと思えるから、自分の歌いたい願望を抑えて、そういう曲を作ろうと頑張って作りました。いまのメンバーになってコーラスを任せられるようにもなったのも、理由のひとつです。みんなしっかり歌ってくれるんで。ゆくゆくはわたしが歌っているところに、メンバーみんながどんどん被せてくれるようになったらいいなと思います。