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Shout it Out、露口仁也(Gt)とたいたい(Ba)の脱退を発表。12/7に新体制後初のシングルをリリース

2016.09.05 22:30

Shout it Out、露口仁也(Gt)とたいたい(Ba)の脱退を発表。12/7に新体制後初のシングルをリリース

Shout it Outが、露口仁也(Gt)とたいたい(Ba)の脱退を発表した。

今後は、山内彰馬(Vo/Gt)と細川千弘(Dr)の2名体制に随時サポート・メンバーを迎えて活動していくとのこと。メンバーのコメントは以下より。
 

突然の発表になってしまってすみません。
僕はShout it Outを脱退することにいたしました。

高校1年生のころにバンドを始めて4年半、ここまでがむしゃらに進んできましたが、結成当初から目標にしてきたメジャー・デビュー、ワンマン・ライヴという夢が叶うタイミングから、プロとしてこの先を歩くことが自分にとってキラキラした景色に思えなくなってしまいました。要するに完全燃焼です。

バンド内では結成当初から、お互いの道を尊重するのが暗黙のルールで、これまでもずっとそうでした。
なので、今回も僕の背中を押してもらいました。

メディアに出るのを自ら頑なに拒んできた僕なので(笑)、真面目な話は苦手なのですが、メンバーの思う通過地点が僕にとってのゴールであっただけで、バンドの一員として、同じ方向を向いて最後の1音を鳴らすまで、嘘偽りなくここまでやり切れました。

最後のライヴを終えてから発表になったのは、Shout it Outのライヴはあくまで来てくれるみなさんが明日を向くための場であり、自分たちが主役としてライヴをすべきではないと思っての判断でした。

最後まで勝手なことを言いますが、もしみなさんが何かに迷ったら、僕がしつこく誘ったヴォーカリスト・山内彰馬の歌を聴いてほしいです。
彼の歌はあなたの明日を照らしてくれる。そこは僕が抜けてもブレませんし、そう断言できます。

これまで関わってくださった人全員に、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもShout it Outをよろしくお願いします。

本当にありがとうございました!

―― たいたい(Ba)
 

急な報告になってしまい、申し訳ありません。
僕、露口仁也はShout it Outを脱退する決断をさせていただきました。

夢だったメジャー・デビューに向けての制作がひと通り終わったとき、自分の中で何かが燃え尽きてしまって、僕にとってはこのメジャー・デビューがゴールなんだと感じ、決断しました。

今後は学業に専念しつつ、自分のペースで音楽を楽しんでいこうと思います。

約5年バンド活動をしてきました。
今思えば人見知りな僕がメンバーと青春を共にできたことは、自分の人生において最高の出会い、最高の経験です。
活動の中で最高の景色を見たり、時にはしょーまの歌詞に励まされたりして、少しずつですが成長できたと思っています。

このタイミングでの脱退で、心配に思う人がいるかもしれませんが、メジャー・デビューがスタートのメンバー、ゴールのメンバーがいて、互いに前に進んでいくために話し合いをして、前向きな決断をした、というのがすべてです。

なので、まだまだShout it Outは進み続けます。
これからも心配することなく、素晴らしい出会いや経験をくれるShout it Outに、時に励まされながら、共に最高の景色を見てほしい、共に成長していってほしいと思います。

今までどおりShout it Outを応援してください。
よろしくお願いします。

―― 露口仁也(Gt)
 

僕がこのバンドに加入するときに笑顔で迎え入れてくれたふたりのことを、約1年後に僕が送り出すことになるとは思いませんでした。

メジャー・デビューが決まったときには本気で喜び合い、時にはスタンスの違いで本気で思いをぶつけました。東京では共同生活をしていたこともあって、めまぐるしい毎日の中で一緒にバテバテになりながら、楽しい顔も苦しい顔も、たくさん見せ合ってきました。
だから、最後にそれぞれが出してきた結論を責めることはなく、引き止めるのでもなく、笑顔で送り出すべきだと思えました。

たいたいとじんがここまで駆け抜けてきた青春はまぎれもない事実で、それがなければ今のShout it Outはないし、これからもShout it Outの中で輝き続けます。勝手な話になるかもしれないですが、ふたりのこれまでに拍手を送ってやってほしいです。携わり方は変わるけど、きっとライヴ会場にも遊びに来るので、そのときは一緒に迎えてやってください。

僕はふたりとはメンバーとして出逢ったので、これから初めて友達という関係になります。
メンバーとして最後に"Shout it Outに誘ってくれてありがとう"と、そして友達として"これからもよろしく"と伝えたいと思います。

Shout it Outは彰馬と僕の2人体制となります。
心配や不安がないと言えば嘘になるけれど、僕はこういう状況をきっかけに加入したメンバーなので、自分がちゃんとバンドと向き合って努力をすれば、またみなさんと一緒に良い方向に向かっていけると信じて進んでいきます。

12月7日には新曲のリリースを予定していて、Shout it Outの音楽を必要としてくれる人がいてくれる限り、僕らから止まるつもりは一切ありません。そしてこれ以上、不安にさせるようなことは絶対にしません。
みなさんのもとまで光を届けようとがむしゃらに歌うウチのフロントマンと共に、これまでと変わらない、むしろさらに強い意志を持って活動していきますので、これからもどうかよろしくお願いします。

―― 細川千弘(Dr)
 

バンドを始めて4年が経って、16歳だった少年はハタチになって、きっと世間から見れば大人になった僕たちは、それぞれの道を歩くことにしました。

思えば、ずっと同じ道を歩いてきた。分かれ道があるたびに悩み、話し合って同じ方へ進み、同じ壁の前で立ち止まり、まったく同じ景色を見てきた。

何事にもいつかきっと終わりが来る。僕らはそれをどこかでわかっているんだ。
あと50、60年もすれば、みんなだいたい死んでしまう。そんなことは誰だって知ってるんだけど、そんな先のことは誰にもわからない。

僕らには、過去にしがみついている時間なんてないし、先を見通す余裕もない。
いつだって"今をどう生きるか"で精一杯で、そうやって燃やし続けている日々の中で、ふたりと初めて違う道を歩むことになった。

これはきっとハッピーエンドもバッドエンドもない。
人生にはサプライズなのかハプニングなのかイベントなのか、わからないけどそういうものがいくつもあって、人はそのたびに終わりにこじつけてしまおうとするけど、終わりなんて死ぬまでこない。

僕たち4人は誰も歩みを止めることはなく、これからそれぞれの道を歩いていく。
だから新しいスタートでもないんだと思っている。

きっと、大丈夫。僕に似たあいつらのことだから、あんまりうまくはやれないだろうけど、それなりにやっていけるはず。
ふたりがまた何か、面白そうなことを始めるときは、よかったらかまってやってほしい。

頑張れなんて言わないからな。落ち着いたら酒でも飲もう。
未来への一方通行。後戻りなんてナシだ、後悔だけはするな。

―― 山内彰馬(Vo/Gt)
 

なお、彼らは12月7日に新体制後初となるニュー・シングルをリリースすることも発表している。

 

▼リリース情報
Shout it Out
2ndシングル
『タイトル未定』
12月7日(水)リリース
※詳細未定

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