Japanese
DeNeel
2025年10月号掲載
Member:中野 エイト(Vo) 浦野 リョウヤ(Gt) 龍野 リョウ(Ba) 日野 ユウキ(Dr)
Interviewer:稲垣 遥
メジャー・デビュー前にして数々のタイアップで名を馳せつつあるバンド、DeNeel。今年5月に新事務所"S.D.S"を設立し、さらに制作に集中できる環境でリリースとなったシングル「プルースト」は、元来の強みであるダークなロック・ナンバーのエッセンスもあるものの、爽やかなポップさも強く押し出した一曲で、ストレートに"淡い恋"を歌う言葉選びや優しいヴォーカルも新鮮だ。そんな曲が生まれた背景から、ここまでのバンドの歩みや近年起きている環境や意識の変化、今のモードについてもメンバー4人が和気あいあいと語ってくれた。
-バンドとしてのSkream!でのインタビューは、1stミニ・アルバム『MASK』(2020年リリース)で全国デビューしたとき以来なので、久しぶりですね。今回の新作についても伺うのですが、ここまでの活動も振り返りつつお話を聞きたいなと思っていて。あの後、映画"おそ松さん~魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会~"のエンディング主題歌「ノープラン」(2023年7月リリース)、そして昨年の「導火」(ダブル・タイアップ両A面シングル『導火/ブラックアウト』収録曲)での"アニメ キングダム 第5シリーズ"オープニング・テーマ起用等、大きなタイアップもありました。皆さんがここまでの歩みで特に印象に残っているのはどんなことですか?
浦野:やっぱ1個目のタイアップの"おそ松さん(~魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会~)"は結構記憶に残ってます。みんな決まったとき嬉しかったよね。
龍野:居酒屋で泣いたよな。
浦野:泣いたっけ?
中野:俺泣いたなぁ。
龍野:みんな頑張っていこうってなりました。
浦野:自信は付いた感じがしましたね。映画で最後に流れるじゃないですか。それを皆さん楽しんでくれてたみたいで、"曲も良かった"ってSNS上で見たりして嬉しかったですね。
日野:関係性がほとんどなかった友達から連絡が来たりして。
龍野:そうそう! 汚い話ですよこれ。
浦野:(笑)やらしい話やな。"すごいじゃん"みたいな。
-いや、でも頑張ってるのを知ってくれて連絡くれるって嬉しい話じゃないですか(笑)。エイトさんはいかがですか?
中野:みんなと同じタイミングですね。そこまでは音楽をする時間よりもアルバイトをしてたし、音楽を仕事として考えられないくらいの感じやったんで。分かりやすく仕事的なものが作品として出たとき、さらに前向きに意識が変わったというか。"もっとやろう"、"もっと頑張ろう"って考えになる口火を切ったのが「ノープラン」かなぁと。
-求められているのを実感できたし、バンドマンとしての自覚が出てきたと。
浦野:たしかに。
龍野:地上に出た感じだね。メディアに露出して。
-その後もタイアップは続いてドラマ等のテーマも数々担当しましたが、タイアップ曲を作るのはまた別の面白さや、はたまた難しさがありますか?
浦野:やっぱり作品ありきになるので、自分たちの我を出しすぎると世界観がかけ離れてしまうから、それこそ"キングダム(アニメ キングダム 第5シリーズ)"のときは冒頭に中華っぽい楽器の音色を入れるとか、寄せるじゃないですけど歩み寄る意志は結構強いかもしれないです。エイトの歌詞もね。
中野:普段のシングルとかとは違って、作品ごとに、自分の歌詞というより作品の歌詞ができあがる感じですね。
-龍野さんと日野さんはいかがですか?
龍野:「導火」はそんなに時間がないなかでやった記憶があるんですけど、"疾走感"っていうテーマがあって。"キングダム"の内容上、馬や人が走るイメージが浮かんだので、それは意識しました。(※日野に向かって)ねっ?
日野:うん。
-やはりそのあたりのタイアップをきっかけに知ってくれる方が増えた実感はありますか?
浦野:ありますね。対バン・ライヴで、僕等のことを知らなかったけど、曲を聴いて"あ、「キングダム」やってる人たちだったんだ"ってなったみたいなのをちらほら見るので、影響力すごいなぁと思います。
龍野:それで言うと"バズリズム02"に密着してもらったじゃない? あれ結構おっきかったよね。
日野:そこからライヴに来た人多いよな。
龍野:ライヴって意味では一番多いかもしれん。
中野:広がってるなぁと認知したのはDeNeelって名前を知ってる関係者が増えたときですね。どこに行っても"あぁ君たちが"ってなるようになってきたのがそのあたりだったと思います。
-"バズリズム02"は2023年1月、"キングダム"はちょうどその1年後くらいですね。
中野:マジで3年前なんかは名前言っても"おぉ?"みたいな感じやったもんなぁ。
龍野:"なな、なんて? どう書くんですか?"みたいな。
中野:でもそれで知ってくれるようになって嬉しいです。
-ライヴの面では、昨年1月には初ワンマン("1st ONE MAN LIVE 「Dawn.」")を行い、それ以降もワンマンや対バンを重ねて、特に最近はかなりライヴをやっている印象です。DeNeelのライヴは音源以上に重さが際立っていたり、音源だけだとクール、ミステリアスなイメージもあるであろうメンバーの親しみやすいキャラクターが見えるのも魅力の1つだと思います。
中野:最初の印象怖かったですか?
-怖いっていうか、世界観をがっちり作り込んで見せるバンドなんだなと思いました。2022年に観たときはマイク・スタンドを正面ではなく斜め向きにセットしていて。
中野:あぁ! やってたっすねぇ(笑)!
龍野:しかもドラムの横だったんじゃない?
中野:真ん中じゃなかったよな。
浦野:スーツ着とったんちゃうん?
龍野:いや、もう着てない。でもたしかにこだわりみたいなのはあったかも。
-最近はエイトさんがオーディエンスを煽るとかもしていると思うんですけど。
中野:そうですね。スタンスは変わってないけどスタイルが変わっていきました。
龍野:スタンスも変わった気するけどなぁ。
浦野:うん、昔はクールにキメようとしてたよ。今はみんなで楽しくやろうというスタンスに変わった気がします。
中野:俺は精神的なところはロックやから、今のほうがライヴをしていてしっくりきている感じですね。ライヴ感があるというか。もともとは"映画を観ている感じにしようか"とか言ってて。だから今は、自分に合ってるって意味でいいほうに行ってると思います。
-『MASK』の当時は、バンドとして"OSAKA REVIVAL POP"と掲げてはいたものの、まだ確固たるものというより模索している感じもあって。今の感覚では、DeNeelはどんなバンドだと思っていますか?
龍野:一番星です。
一同:一番星?
龍野:ロック・バンドって似たり寄ったりになることが多いと思うんですけど、DeNeelって楽曲が一際輝いてると感じるんだよね。
-個性的だと。
浦野:たしかに、お洒落さを優先して作ってはないけど、"お洒落だね"って言われるんですよ。"キングダム"の「導火」でさえ"お洒落だね"って言われて。結構熱く作ったつもりやねんけどみたいな。
龍野:ちょっと構成がひねくれてたりするけどな。コードとか。
LIVE INFO
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
豆柴の大群
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
DURAN
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
石崎ひゅーい
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
石崎ひゅーい
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.24
-
Nikoん
松永天馬(アーバンギャルド)
忘れらんねえよ
moon drop
安藤裕子
RELEASE INFO
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
- 2026.01.16
- 2026.01.21
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号








