Japanese
LOCAL CONNECT
2025年06月号掲載
Member:ISATO(Vo) Daiki(Vo/Gt) しゅうま(Ba) Natsuki(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
1年中熱い思いに溢れた、愛情の深い2025年になると思う
-いい信頼感です。そしてベスト・アルバムの最後に「紫苑」という曲が収録されていますが、この曲はいつ頃書いていた曲ですか。
Daiki:これは昨年10月にギターのまーきーが脱退となったんですが、それが決まったのが6月とか7月くらいだったかな? じゃあ、9月に主催イベント"LIGHT YOU 2024"があるから、その後に卒業式みたいな感じでワンマン・ライヴをしようかって一連の計画が決まって、ISATOがそのワンマン・ライヴのタイトルに、"SION(LOCAL CONNECT 「SION」)"というタイトルを付けてくれたんです。そのときから「紫苑」という曲があったほうがいいなと思っていたんですよ。いつもだったら言葉の組み立てとか自分の中での美学とかを考えながら書くんですけど、(脱退する)彼に思ったことそのまま歌詞にしようとバーっと綴って。ほとんどそれがそのままになってるので、一番素直に描けた曲です。
-そうですね、心の内そのままのまっすぐさがあります。
Daiki:彼にこう思っててほしいなっていうか。今までの時間が彼の中でこうあってくれたらいいなというのもそうですし、あなたがいた時間を、そしてあなたがいなくなったこのきっかけを糧に、俺たちはまだまだ進んでいくよって意思表示もしたかった。その両方が書けたんじゃないかと思います。
-ライヴのタイトルとなった"SION"は、ISATOさんがどういう思いで出した言葉だったんですか。
ISATO:紫苑というのは花の名で、その花言葉が離れても忘れないよっていうものなんです。それをそのまま彼の卒業のライヴのタイトルにしちゃうと、いろいろと勘繰る人もいるかなと思ったんですけど、ずっと紫苑という言葉が離れなくて。英語で"SION"としたんですけどその字面がすごく好きで、バレてもええかっていう感じでみんなに提示したらいいねと言ってくれたので。曲のタイトルを悩んでいるときにもギターのまーきーにLINEをして、いろいろ俺がバーっと案を出して、この中で一番ピンとくるの何? って聞いたら"紫苑"だったので、俺もこれが一番好きやしこれにするわという。曲も歌も演奏も全て噛み合ったし、このタイトルにも思いが宿ってるかなと思いますね。
-「紫苑」は、Daikiさんが言っていたようにまさに直球の内容ですが、サウンド的には後半にかけてよりドラマチックに広がっていく、その先をも提示する曲になってるのがいいですよね。
Daiki:それはNatsukiの力が大きかったなと思っていて。曲の流れ的には、もうちょっとのっぺりしてたんです。それがNatsukiがリズム隊の視点で空白を作ってくれたりキメを作ってくれたり、楽器のみんなで揃えるとこをたくさん作ってくれて、曲がパキッとなった感じがあるので。急ピッチで作らないといけなくて、どうしようかって話をする時間もあまりなかったので、僕が大方バーっと作ったものをNatsukiに投げたらその形で返ってきて、めっちゃええやんとなって、そこからトントン拍子にできてきたんです。それによってだいぶ曲のまとまりが出てきたんじゃないかなと思います。
Natsuki:そんな大層な考えでもなかったんですけどね(笑)。
ISATO:特にこの後半はちゃう曲から引っ張ってきてるもんね。
Natsuki:後半はそうですね。
Daiki:あ、そうやわ。
しゅうま:あのとき全部で3曲くらい作っていたのかな。
ISATO:僕も作っていたんですけど、そのなかでここはおいしいなっていう部分を、この曲にガッとくっつけているんです。
Daiki:後半に来る"今日という日にさよなら"と"答えのない毎日が"というブロックは、もともと別の曲のサビなんです。僕はどうしてもこのフレーズが忘れられなくて、"答えのない毎日が"をみんなで叫んで、"何気ない毎日が/タカラモノだったんだな"って続くこの流れが神がかってたので、なんとか押し込めないかなということで。
-そこのフレーズにバンドのいろんなシーンが凝縮されている感覚です。
Daiki:そうですね。候補曲としてバラバラに作った曲やけど、これが1曲にできるんやったらそんなにいいことはないなと思って。何も言わずに押し込んでみんなに渡したら、何も言われなかったので(笑)。
Natsuki:胸熱ですよね。
-5人で演奏する最後の曲で、それがベスト・アルバムを締めくくるというエモさもありますし。この「紫苑」という曲は、ベスト・アルバムのタイトルとなった"Youth"、青春と呼ぶのがぴったりで。
Daiki:しかもこの曲の仮タイトルはもともと"Youth"」なんです(笑)。たまたまだったんですけどね。曲を書くときに、どういう気持ちで音楽を始めたのかなとか、どんな流れでバンドを組んだのかなとかを思い出せたので、すごく自分の中で大事な曲です。
-自分やバンドの思いを率直に書けたことは、10年という節目のポイントにもなったと思いますが、今ここから先のバンドの歩みということで考えていることはありますか。
Daiki:僕はあまり何年とか気にしてなくて、そのときそのときを大事にした結果、これだけの時間が経ってましたっていう振り返り方ができたら、一番いいのかなと思っていて。
でもこれからの自分たちで言うと、ギターが抜けたことは大きかったので、サウンド作り等で、逆に彼が抜けたことをポジティヴに考えないとというのがあります。今後リード・ギターがない曲とか、リード・ギターがない代わりにシンセサイザーやピアノを入れてみようかとか、もっと幅広くこの4人だから表現できるものを追求できたらなと思っているので、楽曲の制作的にはそういうふうにワクワクするようにはしてますね。思うことはブレずに、この2人が歌っていて、ベースとドラムのこの2人がいてということからブレなければ、どんな表現をしてもいいのかなって。もっと新しいサウンドのLOCAL CONNECTを、これからお伝えできるんじゃないかなと思ってます。
-バンドでの10年という時間、年齢的にも10年を重ねて、表現において加わったものってありますか。大人になったなじゃないですけど、こういうことも言えるようになっていたなとか。
Daiki:僕は、20代の頃は、回りくどく自分の気持ちを伝えるっていうことが一番かっこいいと思ってたんです。過去の曲では詩的な歌詞もわりと入っていたりするんですけど、この年齢になって分かったのは、やっぱり率直に伝えることってめっちゃ大事やなってことで。昔よりも言葉がシンプルになってきてるし、そのシンプルな言葉の中で、聴いてる人がたしかにそうだなって思えるようなフレーズを作りたい。その素晴らしさはここ数年で分かったなと思いますし。よりISATOの歌詞を尊敬する機会が増えたというか。
ISATO:アホなだけですけどね(笑)。
Daiki:ど直球で書いてくるから、そこは見習わないとなっていう感じはしてます。
-10代、20代で直球な言葉を歌うことと年齢や経験を重ねてその言葉を歌うことでは、言葉の重みが変わりますよね。より人間力が加わっているというところだと思うんですけど。でも「紫苑」を聴いたときに、シンプルでいてすごく説得力のある曲だなと感じましたよ。この青さをも、ドラマを持って歌えるというのかな。
Daiki:たしかに10年前に歌っても、これは薄っぺらかった気がしますね。
-6月22日より"LOCAL CONNECT 10th Anniversary Oneman Tour「Connect Youth」"と題したツアーがスタートします。ベストもリリースとなって、セットリストはバンドの歴史を網羅する感じになりそうですか。
ISATO:そうですね。サポート・ギターには申しわけないんですけど、セットリストを極力変えて挑みたいなというのはあります。初めて行く土地ではないんですけど、10ヶ所のワンマン・ツアーというのは初めてで、数的には一番多いんです。なので、その土地で思い入れのある曲、この曲届けてないなとか、ハコの形的にこういう曲が映えるんじゃないかとかを考えながら、組み立てていきたいなと思ってます。とにかく内容の濃い、来てくれた方が満たされて帰れるようなワンマンにしたいと考えてますね。
-さらに9月27日には恒例となった主催ホール・イベント"LIGHT YOU"が、京都府長岡京記念文化会館で今年も開催となります。
ISATO:本来なら、華々しくメジャー・デビューさせていただいてどーんとホール・ツアーとかをした後に、ワンマンで地元のホールに帰ってくるとか、俺等が帰ってきたらみんながキャーって迎えてくれることを想像しながら、バンド人生が始まりましたけど。そうじゃなくてもその場所でライヴをすることはできるし、形を変えて考えを柔軟にして、やればできるよねって2年前から始まったのがこの"LIGHT YOU"というイベントなので。これを立ち上げたことでできあがった曲もありますしね。
Daikiが言ったように、がむしゃらにやってきた結果10年という感じなんですけど、節目ってすごいなと感じました。いろんなことが噛み合ってくるし。1年中熱い思いに溢れた、愛情の深い2025年になると思うので。
あと先程、ベスト・アルバムやツアーのタイトルにも触れてもらいましたけど、僕等、もともと"LOCAL CONNECT"というバンド名を付けるときに、候補として挙がっていたのが、"Connect Youth"なんです。ずっとこの言葉をどこで持っていこうかなって考えていたんですけど、ギターが脱退をして、自分たちの音楽っていうのが青春そのものだったことに昨年10月に気付くとか、いろんなことが重なって、これは今しかないと思って。"Youth"や"Connect Youth"という言葉を蘇らせたんです。書く歌詞や音楽だけじゃなくて、ライヴの姿勢も、より素直にまっすぐに届けられるんじゃないかなと思ってます。
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