Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

LEEVELLES

 

LEEVELLES

Member:小川 紘輔(Vo) 川﨑 純(Gt) 宮地 正明(Ba)

Interviewer:山口 哲生

-まだこの先に発表されることもあると思うので、言えることと言えないことがあると思いますが、その話し合いでどんなプランが出てきましたか?

宮地:もうちょっと素を出していったほうがいいよねっていう話はしてました。今までが間違いだったとは思っていないんですけど、猫被ったりかっこつけたりするんじゃなく、もうちょっとオン/オフあってもいいよねっていう。普段の雰囲気が外に出てもいいと思って、MCだったりラジオだったり、あるいはオフショットとかSNSの投稿自体もそうですけど、徐々に出していこうっていうのはもう始めていますね。

-砕けている自分たちをどんどん見せちゃってもいいんじゃないかと。

宮地:そこを見せないようにしていた節があったんですよね。でも、もうちょっと見せてもいいよね? って。

-小川さん、頷きながら話を聞いてましたけど。

小川:(笑)僕、MCでも敬語を使ってたんですよ。"皆さん!"みたいな(笑)。本当にイケイケのロック・バンドみたいな"お前等ー!"とか言ったことがなくて。まぁ、"お前等ー!"っていうのはちょっとまたキャラクターが変わってくるんであれですけど、ただ、丁寧にしすぎて逆に不自然だったところがたぶんあったと思うんです。パーソナルな部分をもっと知っていただくことによって、より楽曲が際立つというか、そんなところでもしかしたら共感性みたいなものを感じてくれる人もいるかもしれないし。そこから楽曲を聴いて、その人の人生が少しでもいい方向に進めば僕等はすごく嬉しいので、パーソナルな部分も出していきたいなと思ってます。

-"皆さん!"でも"お前等ー!"でもないバランスを考えないといけないですね。

小川:博多弁がもっと出ればいいんですけどね。タメ語じゃないと出ないんですよ。敬語の博多弁ってあんまりなくて。"どげんしとうとですかー!"って言うのもおかしいじゃないですか(笑)。それは不自然やん! って。

川﨑:なんか違うよね(笑)。

小川:まぁ、無理矢理作って言うわけじゃなく自然と自分の中から発する言葉として、みんなに思いや伝えたいことをしっかり届けられたらいいなと思ってます。

-あと、去年の11月に行われたワンマン・ライヴ([LEEVELLES Tour 2024 "音楽のすゝめ" 人の上で音を鳴らさず、人の下で音を鳴らさず])では、未発表曲をかなり披露されていましたけど、現時点でもかなり曲を作っているし、溜まっている状態でもあるんですか?

小川:実はもう結構作ってます。まだ世には出していないし、自分の中で温めている曲もたくさんあるし。

川﨑:たまにSNSでちょろっと聴けたりね。

小川:ほんとたまにですけどね。それもここから出していければなと思ってます。未発表曲だとバラードが1曲しかないんですけど、もうちょっとすごいバラードも作っていたり......どこまで言っていいのか分からないんですが(笑)。

-そうですね(笑)。そちらも楽しみにしてます。ライヴで披露されることもありそうですし。

小川:そうですね。未発表曲も問題なければライヴではやっていきたいなと思っているので、ライヴにはたくさん来たほうがいいかもしれないです(笑)。

-川﨑さん、改めてここからどんな活動をしていきたいですか?

川﨑:3人で話し合ったなかで出てきたことでもあるんですけど、やっぱり1つステージ上がったなっていうのを見せたいですね。それが音源なのか、ライヴのやり方なのか、それともキャパなのか。まだ漠然としているところはあるんですけど、より大勢の人を巻き込んで、音楽というものでみんなの人生をちょっと良くしたいって。やりたいことは本当それだけなので、それをやっていきたいですね。輪をどんどん広げていきたいなと思ってます。

宮地:バンドとしては今話してくれた通りなんですけど、個人としては、もうちょっとステージで自由になりたいというか。

川﨑:今まで不自由だった(笑)?

宮地:いや(笑)、そういうことじゃなくて。弾こうとして弾くんじゃなくて、音が出るというか、感情が乗るというか。そんな感じが最近ちょっとずつできるようになってきている感覚があるんですよ。同じフレーズを弾くにしてももっとできるんじゃないかなって思っていて。そういう意味で、もっと自由になりたいなって思ってます。

-より解放していこうと。ヴォーカルは特にそういう部分が出てきそうな感じがしますね。

小川:はい。いっぱい出していこうと思っているし、ライヴ・アレンジもどんどんしていっていいんじゃないかなと考えてるんですよ。そういった自由度のレベルみたいなものを解放して、音源を超えるような音楽をみんなで作り上げていきたいし、さっき話に出てきた輪を広げるってところも今いろいろと企んでいることもあるので、楽しみにしていてもらえればと思います。