Japanese
DIALOGUE+ × 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)× パスピエ 座談会
DIALOGUE+:稗田 寧々 守屋 亨香
Producer:田淵 智也(UNISON SQUARE GARDEN/Ba)
パスピエ:大胡田 なつき(Vo) 成田 ハネダ(Key)
Interviewer:山口 哲生 Photographer:Kanda Yukiya
-作曲に関してはどんなやりとりをしながら進めていったんですか?
田淵:最初どうだったっけね?
成田:個人的にはすっごい難しくて。田淵さんから最初にお話をいただいたときは......いつもナルちゃんって呼んでくれてるんですけど、"もうナルちゃんの好きなように作っちゃって! パスピエのあの曲とかあの曲とかいいと思うんだけど!"みたいな(笑)。でも楽曲提供に限らず、アレンジとかで参加させていただくときって、僕は"成田ハネダ"の前に"パスピエ"という冠がついているわけで。だからパスピエらしさを求められているうえで参加すべきなのか、成田ハネダというキーボーディストとしての側面で参加すべきなのか、それとも参加させていただくアーティストの良さに僕の視点で手を加えていったほうがいいのかという、いろんな選択肢があって。最初にお話をいただいたときには"パスピエの感じが出てもいいから"っていう話だったんですけど、そこに大胡田が加わるとまた別の話になるんですよ(笑)。
稗田&守屋:たしかに!
成田:"それはもうパスピエじゃん!"ってことになっちゃうので。でもパスピエというバンドの中で作るモードと、DIALOGUE+さんに提供するモードとなると、またちょっと別の階層というか、変わってきたりするところがあって。だけど、やっぱり何よりも大事なのは(DIALOGUE+の)メンバーのみなさんが喜んでくれるもの、それを聴いたファンの方が喜んでくれるものなので、そのうえでどういうサウンドでパスピエらしさを出して、どういうエッセンスを取り込んでいくのかという割合みたいなものは、最初の段階ですごく考えました。
田淵:今言ってくれた言葉の中に、記憶と繋がるものがあって。成田君って、パスピエというバンドの進め方もそうなんだけど、今を生きている男なので、こういうときに過去の曲を依頼内容にされることって、たぶんそんなに好まないのではないかと思って。私としても、今の成田君の感覚で、成田君が今好きなものをやってもらいたかったし、そのほうが楽しく書けるだろうなと思ったので、オファーするときには絶対に過去の曲をリファレンスに出さないっていう(笑)。
成田:ははははははは(笑)。
田淵:"田淵、そっち出してくるか"って思われないように、そのときのリファレンスは「グッド・バイ」(2021年5月リリースのデジタル・シングル)と「SYNTHESIZE」(2020年リリースのデジタル・シングル)で依頼しました。この明るさとポップな感じが合いそうだなと思って。とにかく私としては、"イントロからもうまんまパスピエじゃん!"っていうのがよかったんですよ。成田君を起用するというのはそういうことだし、それが一番面白いだろうなと思ったので、参考曲は一応出したけど、そこからは成田君の興が乗るほうに、楽しんで作ってもらえるようにっていう。大胡田さんに作詞を依頼した経緯も、今LINEを見返していて思い出したんですけど。
-ありがとうございます。どんな流れだったんですか?
田淵:やっぱり曲ができてからでした。これまでタイアップ曲で俺が歌詞を書かないことって、たぶんなかったはずなんですよ。だから自分が書くんだろうなと思っていたんですけど、曲を聴いているうちに"まんまパスピエじゃん!"にするんだったら、大胡田さんにお願いしようと思って。で、この曲をお願いする前、僕が大胡田さんに3~4曲目ぐらいをお願いするときに、引き続きDIALOGUE+に楽しんで参加してもらいたかったから、どういうものだったら興が乗るのかっていう打ち合わせをしたことがあったんです、ルノアールで。
大胡田:ありましたね。
田淵:最初に作詞をお願いしたときは"大胡田さんのまんまでいいんだ"って話を振ったんですけど、DIALOGUE+のストーリーにリンクさせていく書き方を好ましく思うのか、あまりお題をつけすぎると筆が乗らないのか、そのへんがちょっとわからなかったんですよね。
大胡田:それですごくいろいろ探ってくださったんですよ(笑)。
田淵:ルノアールで"お嫌ではないですか?"って(笑)。"お嫌でないポイント"を探しながら、"もちろんやらなくても大丈夫"って言う準備は一応していたんですけど。でも、DIALOGUE+のストーリーに沿って書くとか、ある程度意図的に、意味や話を優先させることも全然できると言っていて。それで書いてもらったのが「パンケーキいいな」(2022年リリースの5thシングル『僕らが愚かだなんて誰が言った』収録曲)だったんですよね。そのあたりからストーリーもうまいこと汲んでくれつつ、大胡田さんも楽しみながら、この言語感覚を遠慮せずに発揮してもらえるようにって、DIALOGUE+と大胡田さんのストーリーも第2フェーズに入り、その先の今回の曲なんです。DIALOGUE+というユニットだから書ける歌詞というのもなんとなく汲んでくれているから、タイアップの曲の歌詞を俺が書かないのはこれがベスト・タイミングなのではないかっていうので、依頼したことを思い出しました。
-成田さん同様、大胡田さんのタイミングもベストだったんですね。大胡田さんとしても、ユニットのストーリーを汲んだ歌詞に挑戦したい気持ちもあったと。
大胡田:自分のこだわりというよりも、作品としていいものにしたい気持ちがやっぱり強くて。望まれたりとか、提案してくださっているものは、一度全部やってみたいなっていう気持ちはありますね。
-これまでよりもさらに入り込んで作詞をするような感じになるとは思うんですが、そこで気持ちの変化が生まれたりはしましたか?
大胡田:DIALOGUE+に関わらせてもらうようになってから、メンバーのみなさんのSNSを拝見したりしているんですけど、"頑張ってる......! 頑張ってるよね......!"っていう応援したい気持ち、ファン心みたいなものが溢れ出てきちゃって(照笑)。だから自然とそうなっていきました。そこへ私が何か味つけできるのであれば嬉しいなという気持ちでいますし、作詞をしていて、田淵さんの曲とも近づいてきているのかなって感じるところもあったりして。なんかね、自分で書いててエモくなったりするの(照笑)。
稗田&守屋:えぇーー!!!
田淵:泣けるなぁ。今書いてもらってる歌詞がヤバいんですよ。もうエモ全開で。
大胡田:ひとりでDIALOGUE+さんのストーリーを想像しながら"そうだよねぇ......そうだもんねぇ......"って、どんどんエモくなっていっちゃって。これを歌ってもらえたら泣いちゃうなぁって思いながら書いてます(照笑)。
稗田:もう本当に嬉しすぎます!!!
守屋:いつも制作陣の方々には本当にお世話になっていて。作ってくださっている方がすごく時間をかけて、しかもたくさんの方々が関わってくださっているので、活動していくなかで楽曲を大切に思う気持ちがどんどん大きくなっているんです。こうやっていろいろ考えて書いたり、作ったりしてくれているんだなと思うとすごく嬉しいですし、もっともっと大切にしたいなって思います。
稗田:もともと私たちは声優としてこの業界に入ってきて、ご縁があって音楽活動をさせていただいているんですけど、普段はキャラクター・ソングとかを歌わせてもらうことが多いんです。もちろんそれを作ってくださる作家の方がいらっしゃるんですけど、なかなかこういう座談会だったり、イベントに出演してくださったりとか、対面でお話ししたり、人となりがわかる距離で関わったりすることって、普通だったらそんなにないんですよ。でもDIALOGUE+は田淵さんが筆頭になってくださっていて、田淵さんのご縁があるからパスピエのおふたりもこうやって関わってくださっているし、普通はできないような体験ができたり、感覚になれたりする環境にいさせてもらっているんだなって思います。今まで聴く側だった自分が、こうやっておふたりの楽曲を歌わせていただいて、しかも大胡田さんにそれぐらい感情を入れてもらえるような立場になるなんて......!
大胡田:勝手に(感情が)入っちゃった(笑)。
稗田:なんかもう感慨深くて、夢みたいだなってすごく思います。
-成田さんは、大胡田さんがエモくなりながら歌詞を書いているという話を聞いてどう思われました?
成田:もちろん作家としての一面はバンド・メンバーとして長いこと見ているはずなんですけど、改めて外から見ると、こういうふうに文字を書く、言葉を紡ぐことに取り組んでいるんだなって。普段はなかなかね、近くにいすぎて気づかないような視点で見ることができて、そこはほんと新鮮だなと思いますね。
-そういう一面を見たり、見られたりして、ちょっと照れたりします?
大胡田:照れはないかなぁ。
成田:うん。"行け行け!"って思います(笑)。
大胡田:ははははは(笑)。
-今回の楽曲に関してなんですが、アニメ・サイドからのオーダーみたいなものって、そこまで細かいものはなかったんですか?
田淵:最初に監督とその話は絶対にしますし、自分が作るときも、他の人に作ってもらっているときも、アニメ・チームの人が喜んでくれるものをというのは外さないようにしているし、そこの感覚みたいなものはそんなになくはないほうだと自負しているので。こういう方向だったら絶対にOKが出るだろうなという勝算込みで、その都度自分の中で検証しながらやっている感じだから、いざ楽曲を出してから何かが難航することはなかったですね。曲を作り上げるまでは(成田と)結構やりとりしたんですけど。Bメロはこういう感じでとか、8人組だからクロスヴォーカルもOKなので、そこにカウンターメロも入れてもらってとか。結構めちゃめちゃ言ってました(笑)。
-そういうやりとりがあったほうが成田さん的にもやりやすく。
成田:そうですね。僕は初めて参加させてもらうので、そういう道筋を提示していただければいただけるほど、そこに則っていくこともできるし、"僕、こんなん作りましたけどどうでしょう"みたいなこともできるので、そのやりとりは僕的にもすごく面白かったです。
-"こんなん作りましたけど"的に提示されたのって、どの部分だったりします?
成田:この曲を作るうえで思ったのは、歌が乗ったときの展開のエンターテイメントじゃないけど、こっちからこの歌が出てきて、こっちからはこの歌が出てきて、みたいな。もしかしたらこれはDIALOGUE+のみなさんがやってきたメロディ・ラインの流れとは違うものかもしれないけど、これ面白いんじゃない? っていうのは、まず田淵さんに提示させてもらいました。あとは、ビートと母体となるコードはわりとシンプルではあるので、メロディ・ラインの敷き詰め方というか。完成してからこの話をするのもなんなんですけど(苦笑)、歌は低いところと高いところのレンジがすごく広いんですよ。
稗田&守屋:そうですね(笑)。
成田:これは苦労かけちゃっただろうなぁとは思いつつ、DIALOGUE+の声で世界観を敷き詰めるパズルみたいなのは考えていたかもしれないですね。
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