Japanese
神はサイコロを振らない
2021年03月号掲載
Member:柳田 周作(Vo) 吉田 喜一(Gt) 桐木 岳貢(Ba) 黒川 亮介(Dr)
Interviewer:秦 理絵
-では、ここからは収録曲について1曲ずつ話を聞ければと思います。まず、「未来永劫」は、アニメ"ワールドトリガー"の主題歌です。
柳田:作品を輝かせられるように、ただただ必死に曲を作って、歌詞を書きました。"ワールドトリガー"に出てくる主人公のうち、(空閑)遊真と(三雲)修と(雨取)千佳っていう仲良し3人組がいるんですけど、その人間模様に焦点を当てながら書いていったんです。でも、気がついたら、自分の少年時代のことを重ねてたんですよ。僕にも10年以上一緒にいる友人のふたりがいて、中高時代に一緒に泣いたり笑ったり、時には喧嘩もしたりした。そういう記憶も辿りながら書いたんです。
桐木:この曲の歌詞を見て、僕は自分らのことを歌ってるようにも聞こえたんです。
柳田:バンドの歌っていう意味にもとれるよね。
桐木:僕らってひとりひとりに爆発的な力はないんですよ。だからこそ、"一人きりじゃこんなに脆く"っていう、4人で1人前みたいな歌詞がいいなと思ったんです。
-歌詞で言うと、"終わりがあるから意味を成す旅"っていうフレーズがあって、神サイの曲には、いつも終わりを意識した死生観があるなと思いました。
柳田:あぁ、なるほど。俺、長生きしたいっていう願望がそんなにないんですよね。美しいものは終わりがあるからこそ、美しいと思うんです。花もずっと咲いてたら、造花みたいで嫌じゃないですか。始まりがあって終わりがある。命を燃やしてこそ、人間も美しい。昔作った「CLUB 27」(『ラムダに対する見解』収録曲)でも命のことを歌ってますけど、そういうのはずっと思ってることですね。それこそ遠征や、ツアーをガンガンにやってた時期は、いつ死んでもいいように、当時付き合ってた彼女に遺書を書いてたりしたんです(笑)。常に、いつ死んでもいいように日々のライヴもしてきたし、友達に"ありがとう"とか、"ごめんね"とかを言わなきゃダメだよなと思ってるんですよ。心残りをなくして、全力投球で生きたいし、生きてるしっていうところから、ずっと歌詞に書いてるんですよね。
-終わりは意識してるけど、"未来永劫"というタイトルなんですね。
柳田:そうなんですよね。人が死ぬ瞬間は、本当に死んだときじゃなくて、忘れられたときだって、よく言うじゃないですか。友達と一緒にいたときの記憶も、ずっと残ったらいいなっていう意味がタイトルには込められているんです。
-アレンジとしては、決して激しいロックではないけれど、心揺さぶるドラマチックなアプローチですね。かなり入念に作り込んだ印象を受けました。
柳田:ノスタルジーでエモーショナルなミディアム・テンポですね。アレンジはめちゃくちゃ作り込みました。ギターを弾くところも多くて。ダブリングや、細かいフレーズも決め込んだので、それを忠実に再現するのが大変でしたね。
吉田:ギターのソロ・パートはすぐに終わったんですけど、それよりも、ヴォーカルありきのセクションのほうが苦戦したんです。自分の中で歌を引き立たせるようなギターを弾きたいなっていうのはあったので。
柳田:バッキングのストロークはこだわったよね。なおかつ、歌を支えるリズムも大事にしたいっていうのもあったし。
黒川:この曲は1歩ずつ歩いてるようなリズムにしたかったんです。転がっていかないバスドラの音にするために、ドシッと存在感があるものを選んでて。あと、これから大人になっていくうえで、未来がキラキラした感じを表すために明るめのシンバルを使うとかっていうのはこだわりましたね。
柳田:そうやってメンバーが支えてくれて初めて、僕が自由に歌えるんです。
-4人全員の総合力で神サイの現在地をアップロードするような曲だと思います。で、2曲目は、ドラマ"星になりたかった君と"の主題歌になった「クロノグラフ彗星」。
柳田:これは台本を擦り切れるぐらい読みました。
-台本を読んで、何を一番表現したいと思いましたか?
柳田:ドラマの内容がSFっぽいので、最初は、星っていうものを照らし合わせながら書き進めたんです。で、2020年の活動を振り返ったときに、自分らの音楽を見つけてくれる人たちがいることが奇跡だと思ったんですね。そういう人たちと見えないところで繋がってるんだなって。メンバーもファンも、同じ夢を見てるんだっていうことを書いてるので、これは完全に自分らのことですね。
-だからこそ、曲調もライヴハウスに似合うアップ・ナンバーなんですね。
柳田:コロナ禍でライヴ・チューンとして作ったことに意味がありますよね。お客さんがフロアにいて、俺らが楽しそうにライヴをしてるのをイメージして作ったので。
黒川:デモを聴いたとき、"これはライヴだな"ってわかって。今まで神サイにはこういう曲はなかったから。聴く人をライヴに連れていくような曲にしたいって思いましたね。
桐木:この曲はデモがしっかりできあがってたよね。
柳田:そうだね。
桐木:そのままでもかっこ良かったので、もう自分を出さなくてもいいから、デモを忠実に再現しようと思ってベースを弾いたんです。
黒川:デモを聴いたときに、サビでバスドラを4発ぐらい連発するところがあって。ドラムのフレーズ的に普通はないんですよ。テンポも難しいし、(柳田に)"無理かも"って言ったら、"いや、やって"って言われて。
柳田:"叩け"ってね(笑)。"俺の頭の中では鳴ってるんだから、叩け"って言ったら、ちゃんと叩いてくれました(笑)。
黒川:クソッと思いながら、めっちゃ練習したんですよ。そしたらコツを掴んじゃって。
柳田:ってことは無理なんてないんですよ。
黒川:いや......。
柳田:人間に不可能はない!
桐木&黒川&吉田:(苦笑)
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