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INTERVIEW

Japanese

PAN

PAN

メンバー:ゴッチ(Gt) 川さん(Vo) ダイスケ(Ba) よこしん(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

PANの7thフル・アルバム『ムムムム』は、ここに来て衝動炸裂のエネルギッシュな楽曲が揃っている。振り返れば、今年は映画"想像だけで素晴らしいんだ-GO TO THE FUTURE-"制作、その主題歌を表題に据えたシングル『ザ・マジックアワー』リリース、さらに四星球とのスプリット・アルバム『包』では全編中国語に挑戦するなど、怒濤の1年であった。今を全力で駆け抜けるPANの熱量を封じ込めたこのニュー・アルバムには、シリアスからコミカル、また壮大なメッセージを掲げた楽曲もあり、どれもPANらしさを貫かれた愛すべきナンバーばかり。メンバー4人の今作の魅力について話を訊いた。

-今回もいいアルバムができましたね。PANらしさが溢れているのはもちろん、メッセージや曲調もわかりやすくて、何よりキャッチーな楽曲が揃っているなと思いました。

ゴッチ:シンプル・イズ・ベストってことですよね。

川さん:曲の色合いは違うものが揃っているけど、キャッチーという意味では共通してますからね。歌詞に関しては、今思ってることをどう表現したらいいかなっていうことを考えました。それは曲の雰囲気に合わせて押し出せたと思います。だから、聴いてくれる人はそれぞれ何かに置き換えて、自分の歌みたいに受け取ってくれたらいいなと。

ゴッチ:演奏に関しては、曲のカラーをより出せるように、難しくというよりは、しっかりしたフレーズを鳴らして、ヴォーカルを後ろから盛り上げるようにできたと思います。

ダイスケ:いつもどおりと言えばいつもどおりだけど、全体としては攻めてるというか。そういうコンセプトでやろう、という話が出てたんですよ。

-そうなんですね。

ダイスケ:もっとライヴ感のある作りにしようと。サラッと聴けると思うけど、何回も聴きたくなる内容になったと思います。

-より攻めようという気持ちもあったんですか?

ダイスケ:やんちゃというか、この4人になって初期衝動を追い求めた感じはありますね。

ゴッチ:僕らも長いことやっているので、ちょうどそこに戻ってきたのかなと思います。最近はライヴの演出も初期衝動的なことを意識しているから、それが自然と反映されたんじゃないかと。最初に"バンドをやるぞ!"と思ったときの力が一番強いと思うので。

-これまでいろんな曲調にトライしてきたからこそ、今は聴く人を焚きつけたり、背中を力強く押したりするものを作ろうと?

川さん:そうですね。昔ハイスタ(Hi-STANDARD)を聴いていたとき、そのころのライヴハウス・シーンが単純にかっこいいと思ったし、あの熱量に惹かれてましたからね。その気持ちが曲に出たんじゃないかと。PANらしさを入れつつ、曲が純粋にかっこいい! と言われるのが嬉しいですからね。

-よこしんさんはいかがですか?

よこしん:曲作りの段階から各自、同じところを目がけて進めた気がしますね。熱量を大事にしつつ......。PANにはいろんな曲調があるけど、メロディが耳に残るバンドなのかなって。ジャンルに縛られないところもPANらしさだと思うし。自分が加入してから、PANらしさが一番出せた作品かなと思います。

-よこしんさんが思うPANらしさをもう少し言うと?

よこしん:僕が入ったころにいろんな曲調にトライするようになって、一時期"PANってジャンルで言うとなんなんやろう?"と思うこともあって。メンバーそれぞれでPANらしさは違うやろうけど、みんなに共通するのは熱量だったり、サビのキャッチーさだったり、歌詞の面白さだったりとか。以前は"これほんとにPANの曲になるんかな?"って思うこともあったけど、できたものを聴いたら"PANやん!"と思うことがあって。最近ようやくPANらしさがわかってきました。

-ギョウザの歌(2016年リリースの6thミニ・アルバム『具GOODグー』収録の「ギョウザ食べチャイナ」)にトライしてみて、大丈夫かなと思ったけど、やってみたらこれもPANじゃないかと。

よこしん:はい。あっ、しっくりくるなって(笑)。