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INTERVIEW

Japanese

PAN

 

PAN

Member:ゴッチ(Gt) 川さん(Vo) ダイスケ(Ba) よこしん(Dr)

Interviewer:荒金 良介

-「アブラナガスナ」はこれまでにあまりなかった歌詞ですよね。環境問題から世界平和に繋がる内容になってます。

川さん:僕はそういう男なんですよ!

-なんですか、いきなり(笑)。

ゴッチ:エコロジストですからね。

川さん:めっちゃスーパーに牛乳パックとか持って行きますからね。ラベルとかもちゃんと剥がしますし。ペットボトルは頑丈なので、再利用できるならした方がいいですから。曲調を聴いて、なんとなくそっちの方向かなと思ったんですよ。地球は神が見ているというか、ほんまにそうちゃうかなって。ちょっとした小競り合いが戦争に繋がるんやろうし。

-PAN史上、こんなに壮大な曲はなかったと思います。

川さん:なんでも自分に返ってくるものですからね。こっちの方がいいと思ったら、そうした方がいいじゃないですか。"排水溝にもなんでも流せばいいやん"じゃなくて、その先がありますからね。目の前からなくなったら、それでいいわけじゃないやろって。ちょっとしたことで変わるから、それに気づくだけでいろいろ変わりますからね。

-今話してくれたことと繋がりますけど、"この星に優しくしたい"っていう歌詞にもちょっとビックリしました。

ゴッチ:なかなか壮大なスケールで言ってますよね(笑)。

ダイスケ:僕は曲を作るときにそういうことは考えてないですけど、歌詞の表現は面白いなと思いました。

-「鼻咲おじさん」は恒例のメンバーいじりシリーズですね。

川さん:なんのことやろう? と思ってくれたら嬉しいなと(笑)。曲はよこしんが作ったもので、デモを聴いたときに面白いなと思ったんで、すんなり歌詞も書けましたね。

ゴッチ:曲調もかっこいいですからね、洋風やし。

よこしん:最近のアメリカっぽいというか、洋楽っぽい感じで作ろうと。どんな歌詞が来るんやろうと思ったけど、"鼻咲おじさん? おぉーっ!"と思いましたね。洋楽っぽいサウンドにそういう内容で来るのかって。意外でしたね。

ゴッチ:俺もビックリした。

ダイスケ:俺は全然そう思わなかった。ちょっと変な曲やから、変な歌詞で来るんやろうなと思ってました。

川さん:いい意味の裏切りがないと、面白くないですからね。

-世界平和を歌ったあとに「鼻咲おじさん」が来るという、そのギャップもすごいですね。

川さん:地球規模から、メンバーがメンバーをいじってワイワイしてるだけやけど、それもどこかで通じてるんですよ。こういう曲が来ても、メンバーみんなで理解してやれてること自体がいいことやなと思うから。この曲で今までになかったノリがまた出せたらいいなと。

-あと、「何色レンジャー」のリズムはちょっとドリフを連想させて、面白かったです。

ゴッチ:あぁ、言われてみたらそうですね(笑)。

川さん:自分では気づかなかったですね。歌詞の切り口もいろいろ考えました。みんなに役目があるよなと思って、それをどう書けばいいかなって。思いついてからは早かったですね。ゴレンジャーって、5人で決めポーズをやるじゃないですか。それを地球にいる人、全員がやってるイメージですね。

-あぁ、なるほど!

川さん:みんな何かのヒーローやん、生まれてきた時点で、勝ち抜いてきたんやろって。みんながヒーローやで! ってことを言いたかった曲ですね。

-そして最後に「ザ・マジックアワー」を置くことで、ビシッと締まりますよね。

川さん:全部そこに繋がるんやなって。考えてることはブレてないですからね。なので、今年の活動を象徴する作品ができたと思います。歌ってても気持ちを入れやすいですし。「初日ファイナル精神」は"ツアーもこれで行くで"って気持ちの表れですからね。

-今作のレコ発ツアー(2018年11月から2019年2月にかけて開催する"PAN『ムムムム』リリースツアー")もそういう気持ちで挑もうと?

川さん:それができたら絶対楽しいやろうなって。

-興奮して眠れないですね! その心地いい時間のことを歌った「ザ・マジックアワー」の志でツアー・ファイナルまで駆け抜けようという感じですかね。

川さん:最後までね。

ゴッチ:きれいにまとまりましたね(笑)。