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INTERVIEW

Japanese

PAN

2015年01月号掲載

PAN

Member:ゴッチ (Gt) 川さん (Vo) ダイスケ (Ba) よこしん (Dr)

Interviewer:荒金 良介

大阪を拠点に活動するPANが今年結成20周年を迎えた。その記念すべき節目に、ベスト・アルバム『ベスト盤°(ベストパン)』を発表! 内容はよこしん(Dr)加入前の音源は現メンバー4人による再録バージョンで収録。つまりバンドの歴史をきちんと網羅しつつも、現在進行形のPANを突きつけたフレッシュな1枚に仕上がっている。これ1枚買えば、彼らのライヴに足を運んでも存分に楽しめること間違いナシのスペシャル・アイテムである。メンバー全員に話を訊いた。

-作品の話の前に、まず今回はアーティスト写真がものすごくインパクトありますね。

川さん:あの派手なやつ? あれがアー写ですよ。

ゴッチ:新世界で撮りました。

-あそこで撮ろうと思った理由は?

ゴッチ:大阪らしいところで撮ろうと思って。あれが1番いい絵が撮れたから。

川さん:バッチリ衣装も決めて、後ろにハマーのリムジンがあって、そのリムジンで乗りつけました。ちょうど夜の8時くらいで、その中にリムジンが入ったから、人だかりができました。リムジンからタキシード着た俺らが降りてきたんで、周りのお店の人や普通の人もザワザワして。現場は"誰かわからんけど、写真撮ろ"って感じになってました。

ゴッチ:ちょっとした芸能人扱いですよ。

川さん:派手な衣装やし、韓国の人?みたいな。

-有名な韓流アーティストが来たんじゃないかと。

川さん:あのアー写を撮ってる横で大阪のおばちゃんもたくさんいたんですよ。たまたまあのときだけ人がいなくて、いい感じの絵が撮れました。20分ぐらい撮っていたら、みんなだんだん飽きていなくなって。

ダイスケ:合成とか言われますけど、ほんとにやってますからね。

-お金がかかってますね!

ゴッチ:かかってますね(笑)。

川さん:リムジンの運転手も"こういう角度でいきましょう"とか、途中から写真の構図にも口を出してきて(笑)。

-ここまで大阪っぽさを前面に出すことは、今までなかったんじゃないですか?

川さん:このタイミングで大阪のPANを出したいという気持ちはあったかな。

-それはなぜ?

川さん:このタイミングで思いっきりわかりやすく、シンプルにしたかったんですよ。わかりやすくしても、わかってもらえないこともあるし、より一層ドーンと出したくて。

ダイスケ:まあ、アー写も悩みましたけどね。

川さん:直前までヒネるかどうするか悩んだけど、インパクトがある方がいいなと。

-PANのキャラ、音楽性がまだまだ伝わり切れてない、誤解されてると感じることはあります?

川さん:どうなんやろ、まだ知らん人もたくさんおるやろうし。