Japanese
Poet-type.M
2015年04月号掲載
Member:門田匡陽
Interviewer:石角 友香
BURGER NUDS、Good Dog Happy Menのフロントマンとして、常に思索する孤高のミュージシャンのイメージが強い門田匡陽が、ソロ活動を経て、自由度の高いソロ・ユニット、Poet-type.M(ポエト タイプ ドット エム)をスタート。4部作で綴る御伽噺の第1章『A Place, Dark & Dark -観た事のないものを好きなだけ-』をリリースする。1月末に開催したライヴは物語性が高くじっくり曲を聴かせるスタイルで届けた彼。現行のシーンでは異彩を放つが、音楽に向き合えたその時間はとても豊かだった。結果的に時代に示唆を与えることになりそうなPoet-type.Mの音楽、そして思いとは。
-門田さんが今の活動にソロではなく"Poet-type.M"という名称を付けたこと、そしてPoet-type.Mをどう捉えているのか? あたりから伺えればと思います。
僕はずっとバンドばっかりやってるって認識があって。BURGER NUDS、Good Dog Happy Menをやっていた時期を合わせると、11~12年になるんです。結局、Good Dog Happy Menが活動休止になったあとに、まぁ......僕には音楽を続けるという選択肢しかなかったのですが。そのときに、一緒にバンドを組みたいと思う人がいなかったので、ソロ活動を始めました。結局、活動を止めたくないから、ソロでやってたっていうのがあって。心の中ではやはり、ファンタジーとしてバンドという形態を信じていたし、信じています。うん。で、そのPoet-type.Mを始めようって思ったときには、この間の1月31日(みなとみらいの"みらいホール"でのコンセプチュアルな着席ライヴ)のメンバーとはまだ誰とも出会ってなかったんです。でも、そのうち一緒に写真を撮ったりできるような人たちの隙間を作っておきたいと思って。で、門田匡陽という名義じゃなくてPoet-type.Mっていう、ある種、僕の本名よりも記号化できる器のようなものであれば、途中から誰かが入ってきてもいいかなと思って。
-ミニ・アルバムが春夏秋冬、各々の時期に出るって、アルバムよりスケールは大きいわけじゃないですか。
はい。
-それは曲がたくさんできたからというより、1年かけて何かを伝えようと思ったんですか?
『A Place, Dark & Dark』に関しては、Good Dog Happy Menのときに、『the GOLDENBELLCITY』っていう架空の国の御伽噺をやってるんですけど、その『the GOLDENBELLCITY』のときにやりきれなかったなと思ってるところが実はあって。で、そのときに歌われていたキャラのその後みたいなところも表現したいなって。"じゃあ彼は今、何をしてるんだろう?""あいつは今どこに行ったんだろう?"ってことが非常に自分の中で気になっていたりしたんです。『the GOLDENBELLCITY』の中で歌われてたその人が今どうなってるか。そういうことも表現していきたいなと思ったら、すごいボリュームが必要だったんです。で、そのボリュームの消化の仕方として......これはわりとリスナーライクに考えたというか、年間通しての方が、見えやすいだろうなと思ったんです。いきなりそれを2枚組のアルバムとかにして、ドカン!と出したら、今の規模だとどうやってもやりっぱなしになっちゃいそうで。僕が2年間ツアーをできるわけではないですから。で、ちょっとずつちょっとずつ、どんどんどんどん、ま、推理小説読むのと一緒ですね。ちょっとずつわかっていったほうが楽しいかなって。
-なるほど。門田さんの作品の軸でもあるファンタジーの話で言うと、宮﨑駿さんの作品や発言を思い出してしまうんですけど、宮﨑駿さんが現役を退いてから、そういうものがさらに減ってきた気がします。
非常に今の話に近いと思うんだけど、"火垂るの墓"の監督の高畑(勲)さんって、いるじゃないですか。あの人が言っててすごく面白いなと思ったのは、とにかく日本は1964年の東京オリンピック以降、感動が絶対条件になっている。"どう感動できるか?""どう泣けるか?"というのがすべてのメディアにとって最優先されてしまっていると。まぁ、そこがすごく窮屈な面になっているなと僕は思ってるんですよ。結局、音楽をやって感動する/しないっていうのは100%聴き手に委ねられているし、その人がどういうふうに生きてきたかによって、聴こえ方も違うじゃないですか。僕も、子供のころに洋楽を聴いて、意味なんてまったくわかんないけれど、その曲で歌われてることが実はすごくくだらないことだったのかもしんないけど、なんかすごい胸にグッとくる。そこでわざわざ詞で説明しなくてもそうやって言葉の壁を越えて感動してるわけで。だから僕はそういうファンタジーの部分を信じてるんですね。なので......うーん......ちょっと話がずれちゃいましたけど、そんなになんだろう?感動を目指して音楽を作ろうとは思ってないというか。
-感動っていうか、特効薬みたいな感じの表現が多いですからね。
そうそうそう。僕は風邪薬でも痛み止めでもない、自然治癒力を信じる(笑)。
-それを考えると、ライヴもMCじゃなくてナレーションにしていたのが示唆的だったなと思います。
そうですね。あれはまさに今話してるようなことの表れで、とにかく"聴き手の想像力をバカにするな"と常に思うんですよ。そこをくすぐりたいというか。
LIVE INFO
- 2025.09.16
-
THE CHARM PARK
THE BOHEMIANS × the myeahns
MONOEYES
Aooo
コレサワ
Laughing Hick / アンと私 / つきみ
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series〜NEWIMAGE〜"
- 2025.09.17
-
YOASOBI
THE ORAL CIGARETTES
DYGL
Mirror,Mirror
Hump Back
a flood of circle
THE SMASHING PUMPKINS
ガラクタ / 東京、君がいない街 / Fish and Lips
点染テンセイ少女。
- 2025.09.18
-
YOASOBI
キュウソネコカミ
LAUSBUB
DYGL
Mirror,Mirror
MONOEYES
終活クラブ
TOOBOE
THE SMASHING PUMPKINS
椎名林檎 / アイナ・ジ・エンド / 岡村靖幸 ほか
打首獄門同好会
the paddles / DeNeel / フリージアン
otona ni nattemo / 南無阿部陀仏 / ウェルビーズ ほか
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.24
-
水曜日のカンパネラ
THE SMASHING PUMPKINS
ドミコ
UVERworld
Kroi
a flood of circle
Hump Back
shallm × sajou no hana
- 2025.09.26
-
This is LAST
the cabs
ドミコ
Age Factory
Aooo
Keishi Tanaka
MONO NO AWARE
トンボコープ
Base Ball Bear × ダウ90000
DYGL
OKAMOTO'S
SUPER BEAVER
otsumami feat.mikan
セックスマシーン!!
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.09.27
-
TOKYOてふてふ
amazarashi
アーバンギャルド
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
Academic BANANA
The Birthday / 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) / 志磨遼平(ドレスコーズ) / GLIM SPANKY / TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
センチミリメンタル
LAUSBUB
Awesome City Club
NEE × CLAN QUEEN
Plastic Tree
This is LAST
LOCAL CONNECT
YOASOBI
TOOBOE
MONO NO AWARE
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
豆柴の大群
reGretGirl
cowolo
コレサワ
ExWHYZ
レイラ
INORAN
MAPA
LiSA
mudy on the 昨晩
WtB
キタニタツヤ
"ベリテンライブ2025 Special"
藤巻亮太
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
RELEASE INFO
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.22
- 2025.10.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号