Japanese
Poet-type.M
2015年04月号掲載
Member:門田匡陽
Interviewer:石角 友香
-それは転機ってことですか?
いや、悪い意味で。もう去年ほど突き抜けた1年はなかったと思うんですよね。それこそフェスの時代だったとしたら、フェスに出てる人間やその中にいる人たち......中の腐敗具合やシステムの腐敗。それは10年前からみんな感じていたわけじゃないですか。あぁ、でもすべてのフェスに対して思っているわけではないです。ただ、もう外にいる人にもわかったでしょ?って俺は思っています。
-何年もやってると、そのシーンの外にいる人が解析し始めるから。
そうなんです。でも中身は更新してないでしょ。
-そこにいてる人たちの楽しみは否定できないんだけど、経済活動としてどういうものかわかってきちゃったという側面はありますね。
うん。で、だんだんだんだん、欧米との差が開いてることに誰も言及してないというか。今の日本は生まれてくる音楽の鮮度が違いすぎる。やばいって。でも、誰もそんなこと思ってない感じがするんですよ。で、負けていないと思ってる気がするんですよ。僕はそこが1番怖い。90年代までは悔しいと思ってやってたんですよ、みんな。生まれてくる音楽がどうもタイムラグがあるのがどうにも悔しい。でも今は"負けてないぞ、俺たち"と思っていると思う。もちろん、"負けていない"って思うべきなんですけど。でもそれらはもう、10年前ぐらいに日本人が普通にやってるんです。そのサイクルが回ってるだけなのに、それを日本人が忘れているか、知らないから"新しい"と思ってるだけ。もう、その場から逸脱しないといけないなと僕は思っています。
-それは聴いてる人の責任じゃなくて?
ああ、そうですね。受け手側の問題じゃないんです。受け手側は面白いものがあれば反応する反射神経は絶対、あるはずだから。特に日本人は。だから僕ら送り手側の問題なんですよ。
-送り手とシステムというか。そこに対して門田さんはずっと誠実にやってきたと思うけど、さらに去年それが極まっちゃったかなと感じたんですね。
はい。あと、刹那的な楽しさ。それこそ音楽の特効薬具合、もう半端なくなったなと。想像力の余地がなくなってきてる。それはもうホントに強迫観念。ま、全部が全部そうだとは言わないですけど、それを......ま、僕は今、35になったんですけど、それをもうやっちゃ......僕はやった気はしてないですけど、今まで。そこに対するNOをちゃんと言わないといけないなっていうのはありますね。
-それが"細かいNO"なわけですね。ちなみにこの"夜しかない街"の設定、これはなぜ?というのも野暮なんですけど(笑)。
夜の静けさ、暗さってすごく好きなんです。より自分に向き合える時間、というか。今は他人の目から自分がどう見えるのかをみんな、気にしすぎる社会になってる。自分がなりたい自分選んで生きていけるんですよ。本当は。それを表現する場所として考えたら"夜しかない街"がしっくりして。それで"Dark & Dark"ってタイトルが出てきたんですね。"A Place, Dark & Dark"。 "夜しかない街。暗いからこそ、光が生きる街。"でね、先ほど話をした通り、僕は『the GOLDENBELLCITY』という街をみんなで作ったことがあって。今回の"Dark & Dark"はその先のお話。でも、それが何年先の話かはわからない。10年先なのか2,000年先なのか。......その"GOLDENBELLCITY"っていう街はすごくプリミティヴなユートピアとしての混沌とした街だったんです。とてもプリミティヴなものだったんです。でもきっとその街も管理というか監視社会になってるだろうなって。George Orwellの"1984"みたいなものです。で、まぁ、そうなっているだろうと想像したときに......これは答え合わせになっちゃうんだけど、聴き手が受け取ったときにファンタジーだと思って聴くんだけど、でもこれは2015年の東京だなっていうふうにしたかったんです、合わせ鏡として。で、結果的に"夜しかない街 = Dark & Dark"という名前にアイディアが落ち着きました。これ以外は考えられませんでしたね。
-でも音楽そのものから生きづらさみたいなものは感じなくて、むしろ楽しく1歩を踏み出せる感じはします。
そうですね。音楽をやっている以上は自由だと思います。僕は"これがルーツだ"っていう音楽がないんですね。でも、だからこそ異邦人でいられると思うし、名義を変えたことも踏まえてそうですけど、そういう身軽さは音楽をやっていないと逆に感じられないことなんだと思います。自分が自分の音楽を作るうえで、異邦人でいられることはすごく身軽なことですね。
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